プロローグ
処女作で稚拙な文章ですがどうかよろしくお願いします。
科学が衰退し、魔法の発達した世界。
その世界には、遥か昔、炎、水、氷、雷、土、風、光、闇、それぞれを司る神と契約を結んだ、八つの名家、があった。
炎の紅鳥、水の蒼牙、氷の銀道、雷の黄咲、土の橙嵐、風の緑影、光の白狼、闇の黒亜。
『八神家』の人々は強大な力を持っていたが、同時に傲慢な人々が多かった。平民や力無き人々を罵倒し嘲笑、屈服させる…
これはその『八神家』に生まれた一人の少年の物語。
鬱蒼とした森の中、白髪紅眼の少年は、当てもなく、ふらふらさまようように歩いていた。
少年の名は白狼和也 『八神家』光の名門白狼家の次男。いや正確には次男だった。
和也は天賦の才を持っていた、武術も、知識も、魔力量も、魔力制御も。
しかし、運命はあまりにも残酷だった。
先天的な魔力障害、和也は魔力を外に放出することができない、つまり、和也は属性魔法を使うことができないのだ。
和也は努力した、武術を極め、知識を極め、唯一使える、身体強化魔法を極め。
それでも和也は劣等種と蔑まれた。
兄弟に蔑まれ
親に虐待され
友人にいじめられ
最後まで一緒にいてくれた少女も奪われた
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
少女を奪った奴等が憎い
自分を劣等種と蔑んだ奴等が憎い
でも、何より、無能な自分が憎い…
感想、批評、誤字脱字などどしどし言ってください。