バイトの男の子
先日、バイトの男の子に告白されました。
でも、私には彼氏がいる…
「ごめんなさい…」
バイトの子も、私に彼氏がいるのを知っていた。
それでも自分の気持ちに嘘をつけられなかったのだろう…
今思えば、私はバイトの子に甘えすぎてたと思う。
気がある訳でもないのに、バイトの子にちょっかいを出し、何かと彼に頼りきっていた自分がいた。
バイトの子の気持ちも考えずに…
そんな馬鹿な自分が、すごく情けない…
後日、そんな私にバイトの子からメールが届いた。
『さようなら、2年間片思いの人。俺は、あなたと彼氏の間に割って入ることは出来ないので、この気持ちに区切りを付けようと思います。この間までは一生守っていあげたいと、勝手ながら本気で思っていました。でも、正直あなたが俺を見ていないのならどうしようもないです。不器用でどうしたらいいか分からなく、会って素直な気持ちを言う機会も無く…それに、あなたには彼がいる…俺ではあなたのナイトにはなれなかった…今までありがとう。美しき人よ、幸せになってください。
最後に聞きたいのですが、あなたの中で俺は必要な存在ですか?』
このメールを読み終えた時私は涙を流していた。
こんなにも私の事を考えてくれていた事に嬉しくて、同時に酷い罪悪感で私の胸はいっぱいだった。
私はメールを返信する…
『本当にごめんなさい。私、我が儘だったよね。あなたの気持ちも知らずに頼りきっていた。でも、私は楽しかった。あなたとの今までの日々…あなたは私にとって必要な人です。でも、結局それは自分の我が儘…絶対にあなたを傷つけしまう。だから…さようならです…』
メールを送信…
相手を振ったはずなのに、自分が振られたような気分になる。
バイトの子も、私もそこのバイトを止めた…
逃げる為ではない。
新しい自分の出発の為だ…
結局、彼から返事は来なかった…
ありがとう…
ごめんなさい…
そして、さようなら…
この話は、フィクションでございます。ネタを提供してくれた友人のフルーティDさん、感謝 m(__)m




