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病室日記  作者: バラット
8/10

逃走日記

視点が魅白になります

白とはぐれてしまった。相変わらず薄気味悪いところだ。廊下は薄暗いし人の気配がまるでない。いや、時々足音が聞こえるから人は居るんだろう。少なくともこの空間には私と過去の私、白、医者の4人が居るはず。そして、今も足音が聞こえる。私は物陰に身を隠した。

「美白、何処へ行ってしまったんだ」

『あれは・・・あの時の医者。なんで、私の名前を・・・』

ネームプレートが見えた。どうやらあの医者は白江と言うらしい。しかし、どうして私を探してるんの?

わからない事を考えてもしょうがない、早く私を見つけないと。男が過ぎ去ったのを見て私は走り出した。しかし、これがいけなかった。

「誰かいるのか!?」と男がきづいてしまったのだ。私は急いで逃げだした。すごい勢いで追ってくるのがわかる。

『白、助けて・・・』

その瞬間、私はドアから伸びてきた腕に掴まれて部屋に引きずり込まれた。

「!?」

「僕だ、白だ!」

「もが!」

「驚かしてごめん。あいつか、例の医者だね?」

「うん、さっき見つかりそうになって。」

今でも男はキョロキョロとあたりを見回している。そして、どこかにいってしまった。

「とりあえず、助かったね。あぁ、この世界について少しわかったことがあるよ」

「なに?」と私は聞いた。

「とりあえず、この世界には此処以外の場所が存在しない、つまり外がないんだ。窓も玄関も非常口ですらしまっていた。つまり、過去の美白はこの病院のどこかに居るはずなんだ。」

「つまり、外にがない、完全にずれた空間ということね」

「まぁ、そうなるね。どうしてそうなったのかはわからないけど」

「とりあえず、現状打破のために私をみつけましょう」

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