表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/45

職業【遊び人】討伐に成功する

 フラムは手斧を持って空を飛び、レッカは武器を強化して、アントは狙撃銃を連射させていた。

 なにが起きているのか分からず、カリナは目を見開いていて驚いていた。

 アントと二人で第四階層ボスを倒そうとして負けた。

 敗因は近距離戦の弱さにあった。

 そのためフラムとレッカに援軍を頼んだ。すると二人は覚悟を決めた様子で参加してくれたのだ。

 そして始まった第四階層ボス討伐。


「カリナ、来い!!」

「う、うん!」


 カリナとフラムが近距離戦闘、レッカが装備にバフをかけて、アントが後方から魔法を相殺していた。

 アントに斬撃を任せて、カリナとフラムで火球を消していく。


「体で受けんなよ! 吹っ飛ぶぞ」

「分かった!」


 フラムのアドバイスどおりに動いていく、その指示は的確だった。

 しかしカリナはそれに追いつけなかった。たまらず地上に降りると、空を飛ぶフラムを見つめる。

 空を飛んで怪鳥へと近づくと、彼女は頭部に向けて手斧を振り下ろす。


「『大斧割裂斬(アクス・ブレイク)』!」


 怪鳥が悲鳴を上げる。その頭からの魔法の詠唱が止まった。

 レッカの装備へのバフは、装備の耐久値を一時的に上げるものであった。職業【錬金術師】の能力だ。

 フラムは続けて攻撃を仕掛ける。


「【魔族覇気】」


 オーラを纏って、怪鳥の胴体をえぐるようにダメージを与える。フラムが引いた隙を狙って、銃声が轟く。

大水魔打(ウォーターバースト)』が連発される。アントの膨大なMPはやはり後方支援に長けていたようだ。

 怪鳥がダメージに圧倒されて低空を飛行しだす。それを逃さないように三人は走り出す。

 カリナは三人を追うように近づくと、剣を構える。


「【大風魔撃(オーバーウィンド)】」


 巨狼がその剛腕で一本しかない足を掴み、その巨体を地面へと叩きつける。

 ショットガンを握ると、魔法を連発した。


「『重烈打震撃(ドミネイト・バッシュ)』」


 二本の斧を重ねて胴体を潰すように打ち込む。

 その後、連撃はとどまることなく、怪鳥の翼をズタズタに引き裂いていく。


「【鏡像】」


 レッカの動きがフラムと重なる。

 連撃を叩き込んでいるが、表情は悪くかなり無理をしている状態だった。

 三人による高威力の攻撃は、怪鳥を仕留めるのに的確であった。

 カリナは攻撃をしていたが、剣が熱で溶け始めて少し後ろへと下がった。

 心臓を叩く音が耳に焼き付く。思わず胸を抑える、この気持ちを理解できない。

 怪鳥は翼を打ち付けているが、抵抗虚しく最後の羽根が千切られた。

 すでに魔法を撃つ手段が失われ、怪鳥は命を落とす。



【第四階層ボスの討伐に成功しました】



 フラムは斧を手放してしまい、肩で息をしている。

 レッカはスキルを解除するとその場に倒れた。

 アントはそんな二人に回復をかける。


「やったな」

「う、うん……」


 カリナはそれをただ見ていただけであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ