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職業【遊び人】第二階層ボスへと挑む

 カリナはステータス欄を確認して気を引き締める。



 カリナ

 Lv.16


 スキル

【素寒貧】【七転び八起き】【歩耐性】【積年の恨み】【練達】【無呼吸耐性】【不動】【粘性之王(スライムロード)】【常連】【耕作】【剣士】【物理半減】【魔獣致死】【魔獣半減】【統御・飢餓イノシシ】【要塞】【ハイジャンプ】【生贄】【始原・スライム】【始原・飢餓イノシシ】【裏切り者】【毒の体】【投擲】【背水の陣】【光耐性】【統御・淡光バンビ】【始原・淡光バンビ】【毒殺】



 レッカは一つ持ってることすらすごいと言っていた自然獲得のスキルを28種類も持っているのだ、少しは戦いになるはずだと緊張する心を落ち着かせる。

 階層ボスがいるであろう、第二階層の北の大きな一枚岩の地帯。

 カリナはゆっくりと歩を進めていると、BGMが流れ始めた。ボス戦が始まる、初の一人でのボス攻略、カリナは心を踊らせる。


「でたね、オオカミ!」

「「ワオーーーーー!!」」


 遠吠えが響き渡り、BGMが激しさをます。鼓動が早くなるのと同時に、頭に叩き込んだ作戦を再生さえる。


「ハイジャンプ!」


 そういうと、彼女の体は勢いよく天高く打ち上がった。

 そこから五匹のモンスターの姿がよく見える。

 白く尖った毛並み、鋭い幾本もの牙、殺意のこもった目線は僕の姿を捉えていた。



 獰猛(どうもう)オオカミ

 HP 50/50 MP 10/10


 白銀(はくぎん)ウルフ

 HP 300/300 MP 50/50



 真ん中の白い毛並みのオオカミが白銀ウルフで、周りの灰色の毛並みの四匹のオオカミが獰猛オオカミだろう。


「いくよ! スライム、飢餓イノシシ、淡光バンビ召喚!!」


 そういった瞬間、十五匹ものモンスターが一斉に召喚に応じた。

 しかしモンスター達はハイジャンプを使用していないのでその場で自由落下を始める。


「みんな! 白銀ウルフに攻撃!! ついでに爆発!!」


 召喚した三種類のモンスターは皆体当たりで攻撃するタイプなので、落下の衝撃を白銀ウルフに当てればそれだけで大満足だ。

 しかし、それだけでは心許なかったので爆発の魔法も打っておいた。

 ハイジャンプの効果時間は1分間、その時間で終わればいいが……

 カリナは全てのモンスターが白銀ウルフに直撃するのを確認して――



【第二階層ボスの討伐に成功しました】



 スキル取得

【自爆】



「あ、あれ……?」


 全てのモンスターが光の粒子となって消えていっていた。

 カリナは訳が分からず目を白黒させる。

 こんなにもあっさりと倒せてしまったのか? 何が起きた? と数多の疑問が湧く。

 彼女は激戦を予感していたにも関わらず、こうもあっさりと倒してしまい肩透かしを食らっていた。

 そう、彼女は知らなかった。スキルの威力を。

 カリナからすれば、モンスターを十五体ぶつけただけだと認識しているが、現実はそうではない。

 召喚されたモンスターには「裏切り者」の効果でカリナとスキルを共有していた。

 そして攻撃系スキルである「素寒貧」と「魔獣致死」、「積年の恨み」が乗っていた。発動条件はそれぞれ装備をしない、魔獣相手、一度倒したことのある種族だ。

 さらにモンスターは「毒の体」と「毒殺」による毒の高ダメージを与えることができた。

 そもそもスキルの威力というのは攻撃力を『足し算』によって増やすのではなく『掛け算』によって上昇させていた。スキルにスキルの効果が掛け合わされた場合の威力は爆発力を生む。

 ついでの爆発なんて、必要なくボスの討伐に成功したのだ。

 そんなことを知らないカリナは地面にゆっくりと着地すると、棒立ちになった。生き残ったスライムが足にすり寄ってきていたが、本人は驚きで動くことができなくなっていたのだった。



 スキル取得

始原顕現(プロベール)



 そして、とんでもないスキルを取得したことに、固まったカリナは気づかないのだった。




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