ミステリーツアー
とある旅行会社の企画もので「ミステリーツアー」というのがありました
国内を2泊3日で旅行するのですが、どこへ行くかは当日にならないと解らないというものです
その分料金もリーズナブルです
外国へはいかないのでパスポートの心配はありません
日本の地図が書いてあって候補地は数箇所指定されています
ようするに全く解らないのではなくて、そのうちのどこかへ行くという旅行です
申し込むときはどこへ行くのだろう?
ここだったらいいのになぁ
ここは行ったことあるなぁ
とかいろいろ想像しながらわくわくできます
そのわくわく感も売りの一つですね
出発日の1週間ぐらい前になると旅行会社から案内資料が送付されてきます
でも、どこに行くとは一切書いていません
その時は空港へ集合でした
ということなので電車で行く場所ではないですね
ここで絞られてきますが、北海道とか沖縄の可能性がありますのでそうなると気温が違いすぎます
前もって用意しないといけないものも変わってきます
これはさすがに空港へ集合してから教えられたのではまずいのではないか・・・
そんな不安が頭をよぎります
その時間に空港へ集合ということからどの便に搭乗するのか逆算してみます
国内線の場合、普通出発の45分前には手続きをしなさいと言われます
なるほど・・・
しかし、今回はパックツアーであり見ず知らずの人が集まるので、どういう想定外の事件が起こるか解らないから・・・
1時間半前までには集合をかけるかもしれないなぁ・・・
となると、1時間半後の便は・・・
コロナ騒動の前だったので普通に多くの便が分刻みで飛んでいるのです
絞りきれない・・・
何か手掛かりはないものか?・・・
いろいろ推測してしまいます
まあ、これもミステリーツアーの醍醐味でしょうね
とにかく当日にならないと解らないのか?
そんな懐疑的な心境になります
ところが、種明かしがありました
旅行ですからお土産を買うことはほぼ間違いありません
飛行機の場合よく機内で予約して到着空港でもらうというのがあります
それと似たようなシステムが有りました
お土産の予約パンフレットが入っていたのです
それでどう考えても沖縄なんですね(笑)
ということは・・・久米島か・・・
このたった一枚の紙切れが全てを明かしてくれました
モノレールがまだない頃に沖縄本島へは行ったことがありました
そしてその時首里城はまだ再建されていませんでした
そして数十年ぶりに沖縄へ行くことになったのですが、その時首里城は残念ながら焼失された後でした
けっきょく首里城は歴史書でしか見たことがない幻の建物のままです
生きている間に見られるだろうか・・・
ところで、2000円札は見かけなくなりましたが、沖縄だけは人気紙幣として流通しているようです
その心意気は大切ですね