まんがイラスト広告における炎上の構造について
「萌え絵」と呼ばれる愛らしい少女を描いたイラストは、いまや日本を代表する絵画手法のひとつであり、町おこしや広告等に使用されてきました。まれに過度に性的であるという批判を受け、炎上してしまうことがあります。過去の事例を検討し、炎上の構造を考察しました。◆2022年4月4日に日本経済新聞に掲載された月曜日のたわわの炎上広告の場合、原作漫画の物語が大きく寄与したため、漫画を読んだことがある人とない人で話がかみ合わず、炎上が長期化したと考えられます。国連女性機関は、アンステレオタイプアライアンスに基づいて日本経済新聞社へ抗議する事態になりました。◆日本は、1985年に女性差別撤廃条約を批准しています。2009年、国連の女子差別撤廃委員会により、児童買春、児童ポルノ禁止法の改正について勧告されましたが、少女や女性の性被害を売り物にするポルノビデオゲームや漫画を規制する法律は、現在まで整備されていません。2022年10月現在、条約国189か国のうち115か国が批准している女性差別撤廃条約選定議定書ですが、日本では、国際的に条約機関に救済を求めることができる個人通報制度を利用できない状況が続いています。
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・gender gap index
・gender inequality in Japan
・empowerment
・Tawawa on Monday
・Convention on the Elimination of all Forms of Discrimination against Women(CEDAW)
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萌えキャラと炎上広告
2022/04/27 06:00
(改)
日本経済新聞社と国連女性機関の取り組み
2022/04/28 06:00
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ジェンダーギャップ指数と日本の教育問題
2022/11/08 06:00
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炎上リスク診断に見る炎上の構造
2023/04/18 06:47
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