第21話 沖田さん……電話です……
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「ごちそうさま。美味しかったな」
「結構喜んでもらえて」
「お皿洗うね」
「いいのか、皿は洗えるぞ」
「いいの。座ってゆっくりしてて」
「……そうか。悪いな」
もう8時か。
そろそろお風呂……あ、どっちが先に入るんだ……?
「あのさ、お風呂なんだけどどっちが先に入る?俺としては全然後でいいし、先に入っても、お湯帰るけど」
「ともくんの好きな方でいいよ」
男の俺は、後だよな。こういうちょっとしたことに気配りしなくちゃ。
「そうか?なら後に風呂入るよ。そこの部屋が一応、俺の部屋だから。そこいるからなんかあったら言ってくれ」
「そう?気遣ってくれてありがとう」
そんなに礼を言われると、こう恥ずかしいというか。
俺は自分の部屋に戻ろうとして、携帯を手に持った。
そこには、沖田さんからの通知が表示されていた……!
『一条くん、今日なんかあったの?』
『返信できる?』
『大丈夫?』
『私もこれから用事があるので、また朝に連絡します』
ラインが4件
不在着信が……5件
留守電も残してあった。
「一応、心配なので、電話したんやけど……また連絡下さい」
……。
なんか、悪いな。
でも今連絡しても、連絡しないでって言ってるから迷惑だよな。
ラインくらい送っとこ。
『ごめん、連絡遅れてしまった。用事だったので携帯切ってました』
まあ、こんな感じでいいか。
「どうしたの?ともくん」
俺は、ビクゥ、となり、後ろを振り返った。
「いや、友達から連絡きて」
「……ほんとかな?すっごい目が泳いでるよ」
この機会だ。
俺に彼女がいることを伝えておくか。
「まあ、友達……じゃなくて、実は俺、彼女がいて、そのメッセージだよ」
「彼女……?一条くん、誰かと付き合っているの……?」
おいおいおいおい。
すごい怖い顔して迫ってくるんだけど?
「そ、そうなんだ。ほら、東京くる前は大阪にいただろう?」
「ふうーん。ねえ、ともくんは私のこと嫌い?」
陽奈は腕を絡めて、超至近距離で聞いてきた。
もう、吐息が俺に降りかかってしまう。
その大きいの、体に当たってしまって、ガチガチに固まってしまう俺。
「嫌いじゃないぞ。むしろ……」
あ、しまった……!
むしろって俺何言ってんだか、馬鹿野郎!
次に言うことが決まってしまうだろうがーー!
「むしろ、どうなの?好き?嫌い?二択で言ってよ」
「……好き……かな?」
「そう。じゃあ、私のともくんへの答えね」
この言葉を発した瞬間、俺は声を発することができなかった。
陽奈の唇が俺の唇に触れる。
「……しっかりわかっててね。ともくんは鈍感だから」
「……」
そう言って小走りでお風呂場に行った。
あれ?
俺、彼女持ちで、ファーストキスは、陽奈……?
すんごいことしてないか、俺?
社会的に俺死ぬよな……これ。
陽奈に次からどういう顔を向ければいいのか、全くわからない。
俺はもう、疲れ切ってしまい、部屋のベッドで寝てしまっていた。
沖田「……」
沖田ママ&パパ「(かわいそうに)……」




