第1話 ある日の2人
初めての投稿です。拙いところもあると思いますが、よろしくお願いします。
どうしても二度と人生で会うことのないと思っていた人に、再会できたらどんなに嬉しいだろうか。
その喜びはきっと計り知れない。
普通に生きていて、そんな思い描いている人に出会うことなど、まずない。
けど、気がついたらその人を思い浮かべている。
もういいんだ。
もう終わったこと。
ネットでその名前を検索して、その人の最近の動向を僅かながら知ることもある。
何もできない。垣間見ているだけで。
もしその人がSNSをしているならば、己がなぜそのアップされている現場にいないのかーー
悔やむ。
惜しい。
ああ、彼女に逢うことが叶えばな。
あのことは、俺が悪かったとしたら……
彼女に誤解させたことを、今も後悔している。
素直に言えたら、ってそんなこと出来るんやったら、してるわ!
過ぎたことやけど、心の中では……
あんなに好きになって、どうしようもあらへんようになって。
それであんなことなって……。
何があかんかったん……?
私やったらあかんかったん……?
分かってたやん……あかんところ、私のも、彼のも。
私がアホやったん?そんなん、空回りやん。
もうどうでもええわ。
せやけど、彼が好き。
まだ信じられへんし……。
2人で、乗り越えられへんかったん?
なぁ……もう一回……。