プロローグ的な何か
風流三昧
自然に親しみ、詩歌を作るなどして優雅な遊びにふけることである
「春だなぁ…」誰が聞いているわけでもないがなんとなく春の訪れを感じて呟いてしまった。まぁ誰かいたら電波野郎だと思われるので声に出すこともないけど…
人生の中で理由なく行動することなんてよくあることじゃないか。こうやって物思いにふけっているのだって特に理由なんかないさ。人生なんとなくでなんとかなる。
俺の16年間という短い人生で得た教訓なんてなんの役にも立たないだろうけど
「さて、今日も頑張るか」
なんとなくそう呟いて学校に向かった
「ここは………どこだ…?」
まさか俺は流行りの異世界へ転生してしまったのか?
え?マジ?やったーー!これから俺のモテモテ最強伝説が始まるわけだな!!
「あ、あの…」
気弱そうな女の子が話しかけてくる。いやー参ったね。異世界チョロすぎるっしょ
「ここ一年生の教室…ですよ?」
あれ?身体中の穴という穴から色々吹き出してきたよ?もしかして謎の呪い的なものにかかってるのかな。アハハ
「いたいた、いやー春原お前やっぱりアホだな」
聞き覚えのある声が聞こえてくる。がまだわからない、漂⚪︎教室みたいに学校まるごと転移したかもしれないからネ
「俺は…諦めないっ!」
「いや何を!?」
「俺だって主人公になりたい!俺は異世界から来たんだい!」
凄い痛い!名前も知らない人達から凄い視線を浴びせられてる!
「新入生もドン引きしてるしいくぞ」
強制的に本来の教室に引きずられるのだった。
感のいい読者ならお気づきかもしれないがそう、これは俺、春原晴人の春原晴人による春原晴人の物語なのだ!