表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Breaker!!! ~Around・The ・World ~   作者: トリプルセブン
3/18

失踪のDr.K





ミイィィィン…ミン…ミン…ミン…ミイィィィィィッッ!!



音無「しかし…。もうすぐ9月なのにまだまだ暑いね…。ん~♪」


「…。」



音無を後をつける男性。


「(美しい人だな…。もし″それ″だとしたら殺すのはおしい…。だが!)」



音無に攻撃しようとしたその時であった。


警察「君ちょっといいかな。」


「(な…何!?)は…はい?」


警察「少し向こうでいいかい?急いでたら申し訳ないね。」


「あ…あ…あの。別に怪しい者ではなくてですね…!(Son of a bitch!!なんでこんなタイミングで!!)」


警察「今とても悪質なイタズラが流行りでね。ちょっとだけお願いいたします。」


「(Oh my god!!女を逃がしちまう~!!) は…はい…。」


音無「ん?なんだあの人…。この暑い中フード被ってマスクにサングラスなんて…。

変わった人もいるのね…。そりゃ職質されるよ。」


「(糞~待ってろよ女~!)」


音無「ん~♪」




午後2時35分


時同じく、場所は御巫家。



ミュイィィィン…ミン…ミン…ミュイィィィィィッッ!!


御巫「くっ…!このっ!」



バンバンバンッ!


ピッピッ!


御巫「18度に設定!」



カカカカカカカカ…


プシュ~…


御巫「はぁ…はぁ…………。この糞オンボロエアコンがーーーっ!!

あ゛~~~~!!」



扇風機に向かって恒例の「あ゛~」をする御巫。

今日は休日。

御巫は朝からエアコンと格闘していた。


ミュイィィィン…ミュイン…ミュイン…ミュイン…ミュイン!!


ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ!!


御巫「あ~っ!うるさ~~~~~い!エアコンさえ…エアコンさえ壊れてなければ~~っ!!」



この男。本作の主人公、御巫(みかなぎ) (れい)

″元″アルバトロスメンバーであり、リーダーであった。

年齢24。

現在、″とある仕事″を引き受け、お金には困らない生活をしていた。


御巫「し…死ぬ…。暑すぎて…死ぬ~…。窓閉めたら熱こもって確実に死ぬし、開けたら開けたでセミうるさいし…。あ~早く帰ってきて″ゆり″~…。アイス~…。」



≪次です。昨夜午後21時頃、男性の遺体があると警察に通報があり警察は、殺人事件として捜査を進めています。また、死亡した男性は腕を黒く塗装しており、……。≫


御巫「″(ブラッカ)(ーム)″と殺人。か。そして…。」



――――――――――



轟「零君。最近″(ブラッカ)(ーム)が流行ってるのは知ってるよな。」


御巫「はい。」


轟「まだ表向きになってないが、最近そいつらを狙った殺人が増えてきている。」


御巫「…?」


轟「憶測でしかないが、狙いは″お前ら″かもしれん。」


御巫「なんのために俺らを?」


轟「分からん。だが用心はしとけ。何か、嫌な予感しかない。」


御巫「…。何か隠してます?」


轟「!!

うわっはっはっは!流石は俺が認めた男!!まぁ、これを見てくれ。」



轟はポケットから一枚の写真を取り出し、御巫に見せる。


御巫「ん~…。これは……!この腕は!」



その写真はただの街を写した写真。しかし、その写真には写っていた。沢山の人が写ってる中、一人だけ。

半袖から出る腕が黒い外国人を。


轟「間違いない。エラーだ。しかもここは日本ではない。」


御巫「アメリカ…。ですね。」


轟「そうだ。この写真はアメリカに拠点をおく連中が撮影したものだ。しかも撮影日は5日ほど前。そして最初に″(ブラッカ)(ーム)″が殺されたのが4日前。これが偶然とは思えない。しかし、関係が無いとも言えなくもない。」


御巫「うーむ…。アメリカ支部にはエラーの人はいるのですか?」


轟「いるぞ。何人かは。だが、全員日本人だ。外国人はいない。

ここ最近、Dr.Kがアメリカに渡ったという事はないと思うし、そもそも覚醒βウイルスは″ここ″とアライブで厳重管理で外に持ち出さない事になってるから、外に漏れる事はまずあり得ない。」


御巫「ではどうして…この外国人…。サングラスで顔がよく分からんな。」


轟「謎だ。そして、他にも気になってることがあってな。」


御巫「なんですか?」


轟「実はな、1ヵ月ほど前からDr.Kの行方が分かってないんだ。いくら連絡しても返事はないし、アライブの研究員も血眼になって探してる。外国に行った記録もないし。だから警察にも捜索願いを出してある。」


御巫「Dr.K…。」


轟「Dr.Kの失踪、エラーと思われる外国人、そして″(ブラッカ)(ーム)″殺人事件。なんか匂わないか。」


御巫「なんかあってもおかしくはないですね。」


轟「だから御巫。くれぐれも気をつけろよ。そして何か分かったらすぐ連絡くれ。」


御巫「分かりました。」



――――――――――



御巫「Dr.Kの失踪…。」


≪これで4人目の死亡となりました。次です……。≫


御巫「(あのアメリカ人…。轟さんはエラーに間違いないと言ったが本当なのだろうか…。証拠もないし…。じじぃ…。どこに行っちまったんだ…。)」



ミュイィィィン…ミュイン…ミュイン…ミュイン…ミュイン!!


御巫「うあ~っちぃ~~~!!″ゆり″~~!!まだかよーー!!」





to be continued…!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ