阿見場という男
西暦2067年
8月29日
その男は死亡した。
かつて日本を崩壊させようとし、当時高校生であった御巫零に敗れた男。
御巫に敗れ、隔離病院で入院。
24時間体制で監視され、7年間意識を戻すことなくこの世を去った。
その男の名は″阿見場″。
死亡前、政府は阿見場という男を調べつくした。
出身、親、本名、年齢、経歴。
しかし、この世に阿見場という人物に関する情報は無かった。
その昔、医療学会に″阿見場″という名で研究レポートが届いた情報はあったが、そこに所在地の記載も無く、郵便局は研究レポートを届けたという記録も無し。
何者にも正体がバレぬよう計らいに、政府は阿見場という偽名である誰かと確信し、DNAから徹底的に調べに調べあげた。
それでも阿見場という男の情報は何も出てこなかった。
意識が戻り次第、全てを話させるつもりだった。
だが阿見場は死亡。
全ては闇の中。
と、なると予想していた政府はあることをジャスティスに提案し、それをジャスティスは了承した。
月日が経ち、阿見場は死亡。
ジャスティスは確認するために駿太郎を派遣。
確認後、阿見場を解剖し、ジャスティス本部へ、
そしてここ、
″ゲートM″に運ばれたのであった。
コード
″00-12-AMB″
これは″12番目の阿見場″を意味する。
御巫の目の前にはクローンとしてこの世に蘇った阿見場の姿があった。
御巫「阿見場…。」
轟「すごいよな。今の技術は。ものの数日でここまでできるのだから。」
御巫「ええ…。
アレックスさん。この阿見場は喋る事はできるのですか?
映画とかでよくあるこの…水槽みたいな中で…。」
アレックス「いやいや!喋る事なんて無理だろう!なんの冗談だい?水中なんだからガボガボ言ってしまうよハハハ!」
御巫「そ…それはそうですね!」
アレックス「でも不可能では無いぞ!キミ達が来る前は目を開けて、俺と会話していたさ!
見ろ!このようにヤツの思うことはこのモニターに文字に現れる!」
御巫「ほえー。」
12番目の阿見場の入る水槽にモニターが着いており、そこにはアレックスとの会話の記録が残っていた。
アレックスは君は何者か?本名は?など質問していた。
御巫「俺…はまつな…にり…でがな未…。いちなに…。
なんじゃあこりゃ?答えられてないじゃないの。この″…″はなんだ?」
轟「ま、まだまだって事だ。」
アレックス「こんな調子だが数日でしっかりと会話する事ができるであろう。ちなみに、オリジナルも見るか?」
御巫「え?本物の阿見場?」
アレックス「でもオリジナルは″脳″しか残ってないけどな。」
御巫「っ!やめときます。」
アレックス「残りはえんぴつの削りカスみたいにバラバラになっちまった!」
御巫「表現がヒドイ…。せめて、クローンを作るのに使用したとか言えば…。」
轟「社会見学はこれまでだ御巫。まだまだやることがある。行こうか。」
御巫「分かりました。」
アレックス「では、進展がありしだい連絡するぞ!」
轟「感謝します。アレックスさん。」
轟と御巫はゲートMを後にした。
今後、このクローン阿見場から7年前の真実を知らさる事となる。
とある場所。
「ええ…もう間もなく。」
≪頼んだぞ…。≫
「はい。」
澪「…。」
霞浦「…。」
ウィン……!
ボルト「ウィングとボルト!」
ウィング「ただ今、戻りました!」
「戻ってきたか…。」
ウィングとボルト。
赤子の時、捨て子であった双子の兄弟。
その兄弟を発見し、育て上げた。
そして、エラーを使用出来るようになった時に名前を与えた。
兄はボルト、弟にウィングと。
アルバトロス全員抹殺の命令を受け、たびたびアルバトロスメンバーに接近しては任務失敗に終わっていた。
偽殴山を殺したのは弟のウィングであった。
ボルトは風を操り、ウィングは雷を操る能力がある。
「で、阿見場の行方は?」
ボルト「それが…ボス…。」
ウィング「アメリカまで運ばれたのは確認したのですが…。その…。」
ボルト「見失ってしまって…。申し訳ありません!」
ウィング「申し訳ありません!」
澪「(ほっ…。)」
「テメーら…。失敗ばっかりしやがって…!くっ…!
計画を早める!このままではまずい!奴らは阿見場のクローンを生まれさせてるに違いない!復活した阿見場に全てを話されたら面倒だ!
急ぐぞ!お前ら!」
一方、12番目の阿見場は…。
阿見場「俺…は…200………ね…ん………た。」
真実が明かされる!
to be continued…!




