ゲートM
御巫「上司だ~!?何言ってんだ!!」
宮下「ふざけるのか貴様!!」
ダヴィド「ふざけてませんヨ~!」
御巫「何かありそうだな…とにかく今は時間がね~!!
お前を捉える!!」
ダヴィド「やってみなサ~イ!
ん?」
そう話た瞬間にの背後にまわる。
ダヴィド「!
ハヤ…!」
御巫「うおらっ!!」
ダヴィド「オット!」
御巫「避ける事くらい…!分かってるぜ!!」
ダヴィド「ホイ!」
御巫「まだっ!!」
ダヴィド「ヨッ!」
何回も殴りにかかるが避けられてしまう。
御巫「コイツ!!俺のスピードに勝てるとでも言うのか!!」
宮下「バカな!御巫のスピードは戦闘機以上だぞ!」
御巫「だったら!うおららららららららららららぁっっ!!」
全力で何発も殴る御巫。
その数、1秒で130発。
ダヴィド「ナ!…ウ…!カ…!ガ…!」
宮下「流石に効いてるぞ!!」
御巫「おっっらぁぁっ!!!」
ダヴィド「″Flame Shield″!! 」
御巫「炎の…盾!?
そんなもんブチ破ってやらぁなぁ…!!」
ボボオォォ…!!!
ダヴィド「ヌオオッ…!さっきよりパワーが…!」
御巫「おおおおっ!!らっあぁ!!」
ダヴィド「ヌアッ…!」
パワー負けしたダヴィドは足元が揺らぐ。
キィィィン…!!
宮下「″判決″の時間だ!!」
御巫「いよ!待ってました!」
ダヴィド「What!これハ~!?」
空中に浮き出すダヴィド。
ダヴィド「まさカ…!
″能力″!!」
宮下「″地獄行き″!!」
ダヴィド「ウオア!」
地面に急落下しだすダヴィド。
ダヴィド「良く分からんが好きにはさせナイ!ハッ!!」
宮下「んっ!?」
さきほどジャスティス隊員や御巫を燃やした銀色の粉が宮下に付着する。
ボオォォ!!
宮下「ぐあっ!!」
御巫「宮下さん!」
宮下「俺に構うな!!今はアイツをどうにかしろ!!」
御巫「くっ!!分かったぜ!!
覚悟しろ野郎!!次こそブチのめしてやる!」
ダヴィド「ウオオ!」
その隙に宮下は地面に転がり、さきほどの水で沈下させる。
宮下「あちあちち!!」
御巫「くらいやが…!」
その時、御巫の体に異変が起こる。
パリィィィ…ン
黒い光が辺りに散らばる。
御巫「れ…!」
宮下「御巫!」
ダヴィド「オ~?」
御巫「くっ…(時間切れか)!」
元の姿に戻り、膝をつく御巫。
御巫「ゲホッ…!オエッ…!」
少量ではあるが吐血してしまう。
御巫「ペッ…。はぁ…はぁ…。くあっ!!
心臓が……!…苦し…!」
ダヴィド「分からないデスガ…!とどめデース!!!」
宮下「御巫!!」
とっさに御巫を掴み、ダヴィドの攻撃を避ける宮下。
宮下「おい!大丈夫か!」
御巫「へ…平気!ちょっと…きちまっただけだ!」
宮下「とりあえず休むんだ!」
御巫「そんな訳には!アイツが!…はぁ…クソ…。」
宮下「今はお前の体が大切だ!!無理はするな!!」
ダヴィド「持病かなんかカ?知らないガ…。まさか″能力″の使い手がいるとハ…。ここは一旦引きましょうカ…。」
御巫「ヤツが逃げる…ぞ……。」
宮下「御巫!!」
ダヴィド「気絶してマスネ~。」
宮下「コイツは疲れている。仕方ない。
…。
お前…さっき″能力″とか言ったか。
それは何の事だ!」
ダヴィド「オ? しらないんですカ?そうですカー。」
宮下「何の事だと聞いている!!」
ダヴィド「アハハハ!可哀想になってきたのでヒトツ…教えてあげまショウ。
いいデスカ?
私含め…あなた達ハ…もう″人間″ではないのデース!!」
宮下「は? 人間ではないだ? 詳しく教えろ!!」
ダヴィド「それは自分で確かめなサーイ!!
″Au revoir″!!」
宮下「待て貴様!!」
パンパンパンパン!!
ボシュウゥゥゥ…!
ダヴィド「アハハハハハハハ!」
発砲するが、突如炎に包まれたダヴィドはその場から蒸発してしまう。
宮下「クソッ…!」
天朧會
正面入口
ダヴィド「Ma voiture~(私の車が)!」
殴山「あんっ?誰じゃい貴様!いつからそこに!…。
その車貴様のか!」
ダヴィド「ウオオォォォォ~ン!!」
殴山「…。」
変わり果てた愛車を目の前に大泣きするダヴィド。
それを見てドン引きした殴山はそっと天朧會の中へと戻るのであった。
9月10日
御巫「久しく来たな…。」
アメリカ
バージニア州
とある山中
ここは世界で最大の究極軍事基地である。
世界のトップシークレット中のトップシークレット。
世界の裏という裏。
世界の闇という闇がここに集う。
この基地は、″ゲートM″と呼ばれている。
御巫「御巫ただ今到着しました!」
轟「来たか!御巫!さっそく見せよう!」
入口を抜け、いくつものセキュリティーを通るとそこにはエレベーターがある。
その前に一人の男性が立っていた。
アレックス「HELLO!!お久しぶりだねMr.ミカナギ!」
御巫「お久しぶりですね!アレックスさん!」
この男の名は
Alex Craine
68歳
ゲートMの基地長である。
アレックス「ではこちらへ…。」
エレベーターに乗り最深である地下30階へと降りる。
ここでもまた、いくつものセキュリティーを通り、目的の部屋の前へ到着する。
ピピピ…!
アレックス「ではどうぞ!」
部屋の扉が開き中へ入る御巫と轟。その後へ続くアレックス。
そして、″それ″を目の当たりする御巫。
御巫「…はー。」
アレックス「どうですか?
コード、″00-12-AMB″。
こいつが最も優秀だ!」
″それ″とは…!
to be continued…!