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Breaker!!! ~Around・The ・World ~   作者: トリプルセブン
11/18

作戦N



「おい…何してるの。しっかりしろ…。」


「ああ…。」



殴山「ペアルック…まさか…こやつら……!!」


音無「知ってるの?」


殴山「こやつら!!ホモカップルに違い無しじゃーー!!」


音無「何言ってんのよ。」


天野「なななな!この人達!BLの人なんですかー!?キャー!」


音無「ちょっとちょっと何興奮してるの!?」


殴山「そうじゃ!こんなやつらそれ以外にありえん!」


音無「だとしたら何だって言うのよ。」



その時、殴山が音無に耳打ちする。


殴山「心理戦じゃ。」


音無「心理線?そんことで惑わされるわけ…。」



「う……ぐはぁっ!!」


「お…おぶらぁ…!!」


ドサッ…。ドサッ…。


音無「二人とも倒れたー!!まさか本当に効いたの!?だとしたら効力ありすぎない!?」


天野「BLさん達…。ドキドキ…。イケメンなのかな…。」



「(おえぇ…!B…BLなわけ…)オロロロ…!」


「(だからこんなお揃いの服嫌だと!)ゲロロロ…!」


天野「大変!戻してる!大丈夫ですか!?」



天野が駆けつけようとした時、それを殴山が止める。


天野「え?」


殴山「まぃー待たんかい。俺が助けちゃる。」


天野「え…うん。」



「はぁ…はぁ……。」


「く…口が苦ぇ…。」



ゲロロ中の二人に歩みよる殴山。


殴山「ふん。汚ぇ~。大丈夫か~ら~の~~!!

理不尽キ~~ック!!」



ボゴオオォォッッッ!!


「ウグォッ!?」


「グボッ!?」


殴山「フンヌ~!!」



丸太のような殴山の脚が二人を吹き飛ばす。


天野「え~!?」


音無「やると思った…。」


「痛~…。」


「野郎!」



人の蹴りとはいえ、その威力は覚醒βウイルスの影響もあり、プロの格闘家の何倍もの威力を出せる殴山。

プロの格闘家のキック力がおよそ1000kg。

対して殴山。およそ35倍の35000kg。

まるで人間爆弾。

まさに怪物。


しかし…。


「糞が~。」


「結構効くな…。」



そんな攻撃を食らっているのに然程(さほど)のダメージになっていなかった。


殴山「…!」



殴山は当然驚いた。

不意討ちなので威力は多少落ちるものの、本気の蹴りがほぼ無意味なのだったから。


「怒ったぞ俺は…!テメーら今から殺す!」


「おいおい。()るのは俺だ。」


殴山「…マジか。」


音無「ちょっとー!やるなら本気を出して!」


天野「わわわわ!あの人達怒っちゃいましたよ!」


殴山「待て待て!俺は本気で…!」



ドッッゴッッッ!!!


メキメキ……!


「何よそ見してんだ?」


殴山「………ウォァッ………!」



見えなかった。

殴山も音無も天野も。

敵のスピードが見えなかった。


敵の一撃が殴山の腹に食い込む。


殴山「オェ…!」


播本「3代目ーー!!」


「吹き飛びな!!」



バリバリバリバリ!!


殴山「ゴバッ…!な…何だ~!!?」


音無「雷!?あの人の腕なら雷みたいのが出てる!?」



バチンッッ!!


殴山「ぐおおああぁぁぁ!!」


播本「さ…3代目~~!!!」


天野「きゃあ!!」



大きな衝撃音とともに吹き飛ばされる殴山。

殴山はかつてないほどの痛みを感じた。


殴山「ぐぁ…ああ…!!ゴバッ…!!がぁ…!!!あああああっくっっっ!!」



シュ~…バチ…バチ……!


その人の腕からは蒸気が吹き出る。


音無「何…コイツら…。」


天野「ご…ゴリラさんが…。あのゴリラさんがあんなに苦しんでる…!」


「あの一撃食らって意識あるとは。少し驚いたぞ。」



キィィィ…!


「まぁあれくらいで死なれてもつまらんけどな。次はお前ら…うん?」


音無「ふん!」



音無はエラーの蹴りで敵の首を狙う。


スカ!


音無「かわされた!?」


「おっと!そのスピード…。あんたももはや人とは呼べん存在か~。

だが。″奴ら″に比べれば!ふん!

可愛いもんだ!」



ガキィィィ…!


音無「エラーで防いでるのに…!なんてパワー!」


「どうだ?この拳!なかなかだろ!?


″先輩″!」



天野「音無ちゃん!」


「よそ見すんなよ。おい。」


天野「え…!」



天野が振り向くとそこにはもう一人の男の蹴りが迫っていた。


天野「うああ!」



キィィィ…!


ドガガガ…!


天野「う~!」


辛うじてエラーで防いだが、エラーを使うのは7年ぶり。鈍った体に強力な蹴りは重かった。


天野「(弾かれる!)」


「ふん!」


天野「きゃあぁぁ!」


音無「天野ちゃん!」


「他人に気を向けやがって!はぁ!!」


音無「ちっ!」



パワー負けした音無は吹き飛ばされる前に体を引き、攻撃を回避する。


「やるー。」



音無は吹き飛ばされた天野をか抱え、殴山の元に走る。


殴山「うぐ…が!あぁ…!」


音無「ゴリラゴリラ!大丈夫!?」


殴山「大丈夫に見えんのかくらぁ~!?ええ?いて~!!!」


音無「作戦N!作戦N!早く!いったん引くよ!」


殴山「え~糞が~!」



「さてさて…。」


「遊びもこれまでだ…。」


殴山「ぬぅ~!」



ガン!


シュ~~~!!!


殴山は義手を地面に殴ると義手から煙が発生し、辺り一面が煙まみれになる。


「煙幕か!」


「逃がさん!」



二人は攻撃を仕掛けるが既にそこには誰もいなかった。


「逃げられたか…。」


「糞…。」





月光法律事務所


月光「はぁ~川の流れのような~♪」



月光義雄。

イヤホンを付けて音楽を聞いていたため、外で起きていた音無達の乱闘に気がついてなかった。




to be continued…!




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