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記憶喪失から始まる異世界攻神曲  作者: 神楽 舞
異世界トルワーナ
6/12

ギルドメンバー

えーと、少し遅れてすいません。今回は、キャラの自己紹介となります。また、前のカズの凄さをカズが少し知ります。それでは、どうぞ。

ギルド内の酒場で、俺はパーティーメンバーに会った。相手は俺の事を知っているのだろうが、俺は記憶を失っているから初対面みたいなものだ。


「ほら、カズこっちこっち!」

アーラが酒場の一つのテーブルに座って手を振っている。同じ席に、3人アーラの知り合いっぽい人がいる。あれが、パーティーメンバーだろう。

「すまない。人の波に流された」

「まぁ、ギルドは人が多いからね」


俺が、テーブルに座る。


「お久しぶりです。カズさん」

「お久しぶりですね。リーダー」

「は、初めまして。カズさん」

一人の少年と二人の少女が挨拶をしてくれた。片方の女性だけ初めて会うらしい。しかし、知り合いだったとしても俺には全く思い出せない。


「やっぱり、思い出せませんか?」

「まぁ、それもそうよね」

先に、アーラが仲間達に記憶を失っていることを手短に説明してくれていたらしい。アーラが、腕を組んでうーんと唸っている。

「ごめん、何にも思い出せない」

「い、いえ。カズさんは悪くないですよ」


俺は、申し訳なかったので謝ると少女が慌てて慰めてくれた。

「そうなると、ヘルカは元から紹介するつもりだったけどみんなも紹介しなきゃね」


アーラがそう言った。確かに、自己紹介してくれるのはありがたい。名前すらわからないのは、パーティーリーダーとしてダメだと思う。そういえば、そうだ俺はパーティーリーダーだった。俺がリーダーのままでいいのだろうか。


「それじゃあ、僕から紹介しますね。僕の名前はラフ・デンネスです。役割は剣士です。よろしく」

少年が、立って自己紹介をした。手を出してきたので、その手を握る。

「では、次は私ですね。ミサーニャ・ルンテです。治癒師をしています」

大人しそうな感じの少女がお辞儀をする。見た目通りの礼儀正しさだ。最後に、気の弱そうな方の少女が自己紹介をした。

「へ、ヘルカ・オルテスです。召喚師です。よ、よろしくお願いします!」

「皆、よろしく」


俺が、挨拶を返す。全員が微笑み会った。


「そういえば、カズってお金持っている?」

アーラが突然、現実的な話を持ち出した。さっきまで良い感じだったのにどうしてくれる。とはいえ、確かに重要な話だ。俺は、現在無一文である。この状況から、まともに生活できるとは思えない。

「いや、全く手元にない。どうしようかな」


すると、アーラが苦笑しながらこう言った。

「銀行に行ってお金を出してきたら?カズがいなくなる前のお金まだ残っているはず…」

なるほど、では早速行くか。


“<ハールド銀行> あなたの財産を大切に預かります”。そんな、看板が横に立てられていた。俺は、中に入った。ちなみに、皆も付いてきている。


「確か、カズって魔力審査を取ってはずだから係の人に審査してもらえば引き出せるはず」

引き出し方をアーラが説明してくれた。ふと、思ったのだが俺の事なのに何故アーラがこんなに詳しいのだろうか。考えると怖くなったので、考えないことにする。


「それでは、魔力を見させていただきます」

係の女性が、俺の手を握る。すると、俺の手が淡く光った。


「はい、完了致しました。では、お客様の金庫へ案内します」

女性が手を離し、俺を案内する。皆は、外で待っていると行って出て行った。着いたところは、大きな金庫の前だった。あれ、これが俺の金庫か?デカくない?


女性が鍵を取り出して、金庫を開ける。中には、金貨や銀貨、銅貨の山があった。それだけでなく、防具や杖、様々な道具もあった。俺は、その中から銅貨と銀貨を数枚、金貨を三枚と防具と杖、道具を取り出した。道具の中に、ゲームでよくある魔法のカバンがあったのでその中に入れる。


俺は、想像以上の財産を持っていたらしい。正直なところ凄く怖い。前の俺は、どんだけ稼いでいたんだ。俺は、そんな事を思いながら皆の所へ向かった。


「どう?少しはあった?」

「あ、ああ。これで少し生活ができるよ」

流石に、一生遊んで暮らせるほどあるとは言えない。というか、まだ貨幣がどのくらいの価値があるのかよくわからないし。もしかしたら、今手元にあるだけでは何も買えないかもしれない。まぁ、流石にそれは無いと思うが。


「さて、それじゃあこの後どうしようか?」

「そうですね、ギルドに戻って何かクエストでも受けますか?」

「それはいいですね。リーダーには昔の感を思い出してもらいたいですし」

どうやら、この後クエストに出かけるらしい。しかし、俺は戦闘ができる気がしない。さっき、銀行から取り出してきた杖を見て思ったが、俺は多分魔術師ではないだろうか?それならば、俺は魔法を一つも知らない。


「すまない。クエストは採取系にしてくれ」

「どうして?」

「多分、俺は魔術師なんだろう?そうなら、俺は魔法を一つも覚えていない」

アーラが、あっと言って手を口の前にやった。


「ごめん、カズ。それじゃあ、採取系にしましょ。今度、フォートに教えてもらいにいきましょ」

「分かりました」

「ありがとう」

俺は、皆に礼を言いながら本当にリーダーが俺で良いのだろうかと再び思った。

どうも、神楽 舞です。前書きにも書きましたが、投稿遅れてすいませんでした。キャラ名は、考え終わっていたのですがストーリーに詰まりました。本当に次回は、遅れず出します!


それでは、又。

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