Pastoral〜楽聖のとある午後〜
初短編です。どうか温かく見守ってください。
ベートーヴェンの音楽が大好きでよく聞いてます。
これは、私が「田園」を聞いた時の個人的な見解なので、どう感じてくださっても結構です。
午後の散歩は、僕の日課である。
数年ぶりにやってきたハイリゲンシュタット。
そこら中、太陽の光を受けて輝いていた。
小川沿いの小道をのんびり進む。
ああ、やはり聞こえない。
でもきっと、どこかでホオジロがさえずっている。
この田舎に住む陽気な人々が歌い踊っている。
それを考えるのが楽しくて、
音符のスケッチがどんどん増えていく。
これは僕が見た、
美しい自然
人々の集い
叩きつけてくる雷雨
そうしてまたやってくる平和なひと時
ああ、この素晴らしい田園をあなたに見せることができたなら、
僕はどんなに幸せだろう。