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僕達の異世界生活  作者: 真島 真
What is this?
78/102

第70話『クラスメイツ(5)』

この前、間違って同じものを二度投稿してしまっているので「あれ?なんか話が繋がらないなぁ?」と思ったら、お手数ですが「前話に戻る」をクリックしてください。そして、話数をかなり間違えていました。情けない・・・。



[要約すると、君が言いたいのはこういう事か

(1)異世界が<勇者召喚>で戦争勃発の危機!!

(2)自分だけでは戦争は止められない。

(3)止められそうな人物がそもそもの原因である。

(4)私が異世界に行って戦争を止める手助けをする]

「えぇ、そういう事です」

[なぜ私だ?]

「それは、私にもよく分かりませんが・・・そう、あなたと同じ気配を知っているから、ですかね?」

「気配?」

「その人物は民に愛されていました。彼の治める地はとても平和でした。だから、その人と同じ気配を持ったあなたなら、いい手段を見つけてくれる。と思ったんです」

[ふむ・・・いや、なんにしてもだ。私に手伝う気は無いぞ、ここに家族が居るんだ。異世界の知りもしない人間を助けるなど、出来るものか]

「ご友人はどうなんですか?見捨てるんですか?」

[・・・いや、彼らはどんな逆境でも跳ね返すポテンシャルを持っている。どうにかして帰って来るさ]

「それは、本当に言い切れますか?必ず帰ってくると?」

[・・・ああ]

「世界の壁は厚いですよ。それこそ、時間を超える事よりも難しい」

[・・・]

「私にはそれが出来る力があります。いつでも帰れます。なんなら、こっちに夜だけ帰って来る。なんてことも出来ますよ?」

[ふん、どうだか。そもそも君はいったい何者で、そんな事を言い切れるんだ?]

「あぁ、そういえば言ってませんでしたね。普段はここで学生なんかしてますけど、兼業で『魔神』をしています。あと、向こうでは『初代魔王』なんて呼ばれちゃってます」









結局の所、私は彼女の頼みを飲むことにした。正直『魔神』と言われても、私はどうかと思っていたのだが、実際に『力』を見せられては納得するしかなかった。それに、全てを話した彼女は、私をこんな姿にした『神』より数十倍も信用できる。というか、私は『神』を説教していたのか、今思えば冷汗ものである。さらに言えば、ずっと向こうに居なくとも良いというのが大きい、私が居なくてはあの家は立ち行かなくなってしまうからだ。あの家の家事の殆どは、私がこなしているのだ。凰歌は家事はある程度出来るのだが、研究に没頭する余り、帰りが遅くなることが多い。今日も遅くなることだろう。そんな中、私が居なくなってしまったら、歩生が家に一人になってしまう。いくら高校生と言えど、女性を一人にすることは出来ない、それほどまでに最近の世の中は危険だ。私の名のないとにはそういう意味も含まれている。私は、歩生を護る騎士なのだ。たとえ私が、スライムだとしても。


「じゃあ、早速なんですけど・・・これから向こうに行ってもらえますか?」

[何、今からだと?]

「えぇ、今、召喚獣を召喚しようとしている人が居ます。召喚獣は、召喚者と同等かそれ以上の立場を持っています。ましてや召喚獣が、『神の使い』ともなれば、召喚獣はいいように動くことが出来ます。まぁ、私は『魔神』ですけど」

[なるほど・・・で、ちゃんと夜までには帰ってこれるんだろうな?]

「それは保証します。それに、帰りたくなったらいつでも念じてください、いつでも繋ぎますんで」

[うむ、分かった。・・・なら行こう]

「あ、意外とあっさりなんですね」

[あぁ、そうでもしないと早く帰れそうにないのでな]

「そうですか・・・じゃあ」


そう言うと、彼女は前方の何もない空間に手をかざした。すると、そこに黒い煙のようなものが吹き上がる。その煙のような霧のような、実態のはっきりしないものは、全てを飲み込むような、それこそブラックホールのような存在感を放っている。


[これに飛び込めばいいのか]

「いえ、普通に歩いて入ってもらえばいいですよ」

[そうか、うむ・・・これに入るには、中々勇気が居るな]

「そうですよね、私も初めはそうでした。でも慣れるもんですよ」

[そういうものか]

「そういうものです」


私は意を決し、黒の中に入ってゆく。この黒いものは、臭いもなければ、触れている感覚すらない、まるで影の様だ。そこを境に全く光が入ってこない、という事はこれは闇そのものなのかもしれない。光は無いのに、自分の体だけは見えるという、ありえない事象が起きているので、これは闇ではない事が分かった。要するに、コレが一体何なのか全く分からないことが分かった。そんな感じに思考をしつつ黒の中を歩んでいると、唐突に前方が光った。まるでトンネルの出口の様だ。アレを抜ければ異世界が、『魔神』が救おうとしている世界が広がっているのか。『魔神』が愛する世界、一体どんな世界が広がっているのだろうか?





何はともあれ、夏休み!!いやっほい!!海!バーベキュー!!プール!!!クーラーの効いた部屋!!!アイス!!!ゲーム!!!後半インドアですがとにかく楽しみです。

ってな感じに、テンションを上げすぎて皆さん失敗しないように。あと、熱中症に気を付けて。

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