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僕達の異世界生活  作者: 真島 真
『かわいい』あの子と『最強』と『最恐』
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第63話『使用人たちの会話』


ついにお気に入り登録件数が100件になった!!うれしい!!やっほい!!

ついでに感想も書いてくれたら、三転倒立をするぐらいうれしい!!





神官ちゃんの魔の手、ならぬ神の手より逃れた自分は、使用人控室の扉を空けた。


「あれ?ヒフミ君?今までどこに行ってたんだい?」

「おーい、ヒフミーお茶しようぜー」

「ここのお菓子、美味しいよ、ほら」


彼らは、本来なら語られる事の無い、城の使用人さんたちである。自分はそういう人たちとの付き合いを大事にしている。それが、自分の使命でもあるからだ。語られることなく死んでいった者達の代弁者としての。いささか中二病チックではあるが。しかし、実際の所、このような場所に有益な情報が転がっているのもまた事実、という事で自分は趣味と実益、ではなく使命と実益を兼ねてこの人たちと仲良くしている。他には、前に話したグランツさんを初めとするコックの皆さんや、ジョン君を初めとする騎士の皆さん、後は庭師さんやこの王城に食料などを仕入れる商人さんと仲良くしていたりする。ちなみに、その使命と実益を兼ねる過程で出版したり、情報を売ることで普段はお金を稼いだりもしている。アルバイトはやはりちゃんとした仕事もしておかないと、人としてダメな気がするからしている。よって、自分はそこまで金には困っていなかったりする。


「いえ、ちょっと一般の人たちに紛れて、<祝福の儀>を見に行ってたんですよ」

「あー、そうか、確かに皆も見に行っていたね。それでも、持ち場を放棄する言い訳にはならないけど・・・どうだい?」

「あー・・・・すいませんでした。私は、<祝福の儀>という物を一度も見たことが無かったので・・・いえ、すいませんでした」

「まぁ、いいでしょう。ですが、今回だけですよ?」

「はい。・・・ちょっと、このお茶、濃すぎないかな?」

「お前は、人がせっかく入れたお茶に文句を言うのな。別にいいけど・・・それにしても、お前、お茶の事になるといきなり口煩くなるよな、誰かさんみたいに」

「それは誰の事ですか?」

「さあ?」

「ほらほら、二人とも喧嘩しないで、お菓子でも食べよ?甘いものを食べると人は優しくなれるんだよ?」

「・・・はぁ、そうですね。クッキーですか・・・うん、おいしい」

「お、うめぇな。これ、どこのだ?」

「えーとねー・・・この前新しくできた、夕暮の優しさって店」

「ほぅ、私も行ってみますか・・・目印はありますか?」

「うーん・・・私もフラフラしてたから見つけたんだけど・・・あ!!黒髪の女の子が働いてるの!!多分、その子が店長じゃないかなぁ?」

「ぶほっ!!」

「おわっ!どうした!?」

「いえ、クッキーの粉がちょっと気管に入りそうになっただけです」

「・・・そ、そうか」


黒髪の女の子、夕暮の優しさ・・・まんま、夕暮優子、『サイボーグ』さんじゃないか!!そりゃ吹くわ!!あんまり話を聞かないと思ったらこんな所に居たのか。・・・まぁ、今度行ってみよう。で、ついでにお菓子でも買って来よう。









「さて、これから忙しくなりますよ」


と、長身眼鏡さん(便宜上そう呼んでいる。話すときはちゃんと名前で呼ぶ)が座って乱れた服を整えながら言う。


「そうっすね」


と、赤毛の短髪をギザギザに固めた彼が茶器を片付けながら言う。


「もーう・・・もごっも、もうみむむまいむむんめむま?」


と、メイド服を着た彼女が口にお菓子を詰め込みながら言う。この、食いしん坊め。


「何言ってんのか分かんねぇから」

「とりあえず、口の中の物をなくしてから話しなさい」

「む・・・むぐ・・・ょう、今日って何人ぐらい来るんですか?」


確かに、それは自分も気になっていたところだ。今日、正確には今夜、『勇者』の出奔を祝うパーティーがある。どれくらいの規模になるのかによって忙しさが変わってくる。だが、どちらにせよ、物凄く忙しくなることは確かだ。本来なら、自分たちがこんな所に居るのはおかしいのだ。パーティーとなると城の人員全員で掛からないといけないものだ。ならなぜ、自分たちがここにいるのか、それは単に王族付の使用人であるからだ。自分は姫様に付いているし、長身眼鏡さんは王様に長年仕えている使用人だし、赤髪ギザギザは王子との学校からの悪友でその伝手で働いているらしいし、この食いしん坊は・・・よく分からないが王族の使用人だ。うん、まぁとにかく、自分たちは王族の近くに居なければいけないのだ。


「さぁ・・・なにしろ『勇者』の出奔記念パーティーですからねぇ、想像もつきませんよ」


その言葉を聞いて、ビビったのか逃げ出すことを企む。


「・・・俺・・・腹が・・・」

「逃がしませんよ?」


しかし、長身眼鏡さんに阻まれる。


「・・・私・・・お腹が空いて力が・・・」


と、食いしん坊さんが動けないアピールをする。


「さっき食べたでしょう」


が、一蹴される。・・・む、この流れは・・・。


「・・・私は・・・頭痛が痛くて・・・」


と、自分がボケを混ぜつつ、逃走を図る。


「みなさん?ふざけるのも大概にしなさいよ?」


しかし まわりこまれてしまった!!もう にげられない!!

ちょうしんめがね は おこっている!!

ちょうしんめがね の いあつ!!


「「「・・・は、はい」」」


ギザギザ は ひるんだ!!

メイド  は きょうふ になった!!

ヒフミ  は ちんもく になった!!






・・・ふぅ、お気に入り件数が100件行った事が嬉しすぎて、変なテンションになってしまいましたが、そう、感想です。おおよそ自分の文章はおかしい所だらけだと思います。が、自分がそれを全て見つけるのは難しいので、教えて欲しいのです。ついでに、ヒフミ君の報告書の中のこいつ気になる!!って奴を教えてもらえたら嬉しいです。





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