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僕達の異世界生活  作者: 真島 真
『かわいい』あの子と『最強』と『最恐』
6/102

第6話『実は、前回は回想だったりして』

すいません、遅くなりました。

もっと早く上げれるように頑張ります。




「・・・それで、その後なんだかんだあって

今のあなたとの会話にいたるわけよ」

「・・・そうですか・・・いや・・・それよりも・・・」

「・・・それよりもあなたの名前は?」

「この・・・あ、僕のなまえは、櫻井 董と言います」

「サクライ・・・変わった名前ね」

「あ、カオルが名前です」

「じゃあ、カオルこれからよろしくね!!」

「よろしくお願いします・・・え?どういうことですか?」

「あなた・・・これから一緒に住むのよ!!」

「な!?ちょっ!?え?ここで?」

「そうよ」

「・・・この家で?」

「ええ」

「一緒に?」

「ゼイルさんもね」

「よかった・・・本当によかった!!」



歓喜のあまり、ベッドから飛び起きフェリシアさんの手を握る。



「ありがとうございます!!ホントどうしようかと思ってたんです」

「・・・え、ええ、いいのよ・・・本当にあなたかわいいわね・・・似合ってるわ」



(ん?かわいい?似合ってる?)

(・・・え・・・まさか・・・)



意識を下に向ける。

スースーする。

ゆっくりと目線を下に向ける。

服の裾がヒラヒラしている。

これは・・・どう見てもスカートだ。



「・・・キャーーー!?あっ、イヤッ!!見ないでっ!!!」



体を抱くようにうずくまる。



「・・・あなたのその反応・・・本当に女の子じゃないの?

・・・そこら辺の女の子より、十倍・・・いや、

百六十二倍女の子っぽいわよ?」

「・・・なんですかその六十二倍は・・・うぅ・・・僕、お婿に行けない・・・」

「大丈夫じゃよ」

「ゼイスさん・・・なぜです?・・・こんな・・・スカート穿いた男なんて・・・」

「嫁になればいい」

「ゼイスさーん!!僕は男です!!」

「・・・なん・・・じゃとっ!?」



硬直するゼイスさん。



「・・・ダメじゃないカオル、ゼイスさんがショック死しちゃうじゃない

・・・大丈夫ですよーゼイスさん、カオルは女の子ですよー」

「・・・はっ・・・なんじゃ、驚かすんじゃないわい」

「フェリシアさん!!なんてこと言うんですか!!ゼイスさん、僕は男です!!」

「・・・はぅ!!・・・嘘じゃ!!わしは認めんぞ!!!!」

「認めてください!!」

「・・・カオル・・・この際、認めちゃいなさい・・・女だって」

「イヤですっ!!」





その後、そんな遣り取りが十分ぐらい続いた。





「・・・分かっていただけましたか?」

「・・・分かった、要するに・・・カオルは女の子なんじゃな?」

「そうよ、ゼイスさん」

「フェリシアさん!!いい加減にしてください!!僕はオ・ト・コ・ですっ!!」

「・・・もぅ、分かったわよ・・・ゼイスさん、カオルは男よ」

「・・・そうじゃったのか・・・すまなかった、カオル」

「分かってくれたならいいんです・・・それよりも・・・

ここで暮らすとはどういうことです?」

「どうもなにも、そのままの意味じゃよ」

「いいんですか?」

「いいんじゃよ・・・まぁ、とりあえず言葉を覚えるまで、

という条件はつくんじゃがの」

「えと、<疎通>でしたっけ?その魔法じゃダメなんですか?」

「そうじゃ、<疎通>の魔法は、術者とそれを

掛けられた者同士しか効かないのじゃよ」

「・・・はぁ、そうなんですか・・・じゃあこれからよろしくお願いします」

「よろしくの」




こうして僕の今後は色々決まっていくのだった。




なんだこれ、ベッドの前で話してるだけ・・・

全然移動しない・・・異世界トリップなのに・・・


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