第3話『まよったら、話しかけてみる』
3話です読んでいただきありがとう御座います。
「#$%&○△?」
もう一度、お爺さんが語りかけてくる。
だが、やはり分からない・・・いや、知らない言語だ。
(どうしよう・・・あっ、自分寝たままだ!)
(この人が助けてくれたのかもしれないし・・・)
(寝たままは、失礼だよね!!)
そう思い、起きようと試みる。
「~~ッ!!」
声にならない悲鳴が出る。
お爺さんと女の子が慌ててベッドに自分を戻そうとする。
僕はそのままベッドに寝かされる。
お爺さんは困ったような顔をする。
女の子はオロオロしている。
(・・・う~ん・・・どうしよう?)
(どう考えても・・・日本語じゃないし・・・)
(でも・・・ありがとうぐらいだったら)
(外国の人も分かるよね?)
そう結論づけ、僕はお礼を言う事にした。
「あ、あの~助けていただきどうもありがとうございます」
僕の言葉を聞いたお爺さんの顔が、
一瞬で「困惑」から「驚愕」に変わった。
(え?僕、変なこと言った?)
(もしかして、お爺さんの言語では、「ありがとうございます」が禁句?)
(それとも、「どうも」が「死ね」って意味とか?)
(あっ!「あの」がだめとか?・・・)
(う~・・・放り出されるかも・・・)
(殺されるかも!?)
と、ネガティブスパイラルに陥っていると、
「君は、古代語が話せるのかね?」
「はっ、はいぃ!すいません!殺さないで下さい!すいません!」
「ほっほっほ、殺さんよ、安心せい」
「すいまっ・・・あ」
(あれ?いま、日本語だった?)
お爺さんはニコニコしている。
「もう一度聞こう、君は古代語が話せるのかね?」
(古代語って何?)
お読みいただきありがとう御座います。
小説を書くのは、初めてな者なので、
皆さんのご指南、ご指摘頂きたいと思っております。
感想の所に書いていただけると幸いです。では