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僕達の異世界生活  作者: 真島 真
『かわいい』あの子と『最強』と『最恐』
11/102

第11話『ゼイスさんの魔法講座』

すいません、今回はなんか中途半端になってしまいました。




「よし!じゃあ、早く水汲んで帰りましょ」

「うん」



持ってきた桶2つに、水を汲む。

結構ギリギリまで水を汲んだ、運んでるときちょっとこぼれそうだ。



(ちょっと重いけど、アレぐらいの距離だったら大丈夫・・・かな?)



「ん・・・しょっと」

「行ける?・・・あなた以外と力持ちなのね」

「これでも男の子だからね」

「そう、じゃあ行きましょ」



そう言ってスタスタ歩き始めるフェリシア。




「って速っ!!なんでこぼさずにそんな早く歩けるの!?」

「へ?・・・<固定>の魔法を掛けてるから・・・

 って、そうだったカオル魔法使えないんだった」

「魔法!?それも魔法なの!?」

「そうよ<固定>、物を固定する魔法ね」

「う~ん・・・魔法・・・魔法かぁ・・・」

「どうしたの?」

「え~とね、魔法って誰でも使えるのかな~って」

「向き不向きがあるけど誰でも使えるわよ」

「僕にも使えるかな?」

「え?使えるんじゃないかしら?」

「だって、僕別の世界から来たんだよ?それに、魔法なんかなかったし・・・」

「・・・それもそうね、帰ったらゼイスさんに聞いてみたら?」

「そうする、早く帰ろ!!」

「そうね、ちょっと待って・・・<固定>これでこぼれないわ」

「本当!?」



恐る恐る桶を逆さにする。

こぼれない。



「・・・おぉ!凄い、凄い!!」



ブンブン桶を振り回す。

全然こぼれない。



「そこまで喜ばれると照れるわね」

「だって凄いもん!!」

「魔法、使いたいんでしょ?じゃあ早く帰りましょ?」

「うん!」

「って速っ!!カオル、家の場所分かるの!?」

「・・・分かんない」

「カオルって子供みたいって言われたことない?」

「・・・たまに言われる」



僕自身それで困っている。本気で。




(もうちょっと身長が高かったらよかったのに・・・)




いつも僕の周りには、身長の高い人が集まる。|(カオル以外皆、平均か平均より少し高いぐらいの身長なのだが、カオルが飛びぬけて低いため、カオルから見たらそう見える)




(皆も、僕のこといつも弟か妹扱い|(周りから見れば兄弟もしくは、兄妹そのもの)

 してばっかりだったし・・・)









そんなこんなで、家に着いた。

ということで・・・



「ゼイスさん!!僕に魔法を教えてください!!」

「ほっほっほっ、初めからそのつもりじゃよ」

「初めから?」

「この世界の常識ぐらい教えようと思っておったからのう」

「常識?」

「そう常識じゃ、言葉はもちろん、お金や、歴史、後は魔法とか色々じゃ」

「そうだったんですか・・・何から何までありがとうございます」




(常識か・・・確かに常識は必要だよね・・・)

(向こうでは普通に思ってても、こっちではおかしいなんてことがあるかも・・・)




ゼイスさんには頭が上がりそうにない。







「よし、じゃあ魔法について簡単に教えようかのう」

「お願いします」



ゼイスさんによる魔法講座が始まった。



「魔法には、大きく2つ<詠唱魔法>と<魔法陣魔法>がある。

 <詠唱魔法>は、想像と魔力を練り、ソレを古代語に乗せて、

<詠唱>し、発動する」

「はい先生、質問です」

「なんじゃね?カオル」

「古代語って日本語のことですよね?じゃあ僕は簡単にできたりします?」

「それは分からんのう」

「なんでですか?」

「カオルは古代語の<詠唱>自体は問題ないとは思うんじゃが・・・

 魔力があるか分からんしのう」

「魔力・・・ですか・・・」

「心配するなカオル、そのための<魔法陣魔法>じゃ、

この世界には魔力が満ち溢れておる。それこそ空気のように、

 どこにでも、なんにでもある、ソレを<魔法陣>を使い、

 発動するものじゃ」

「・・・<魔法陣>とはどんなものですか?」

「ちょっと待っておれ」



そう言って、ゼイスさんが持ってきたのは一冊の本。

ソレを開いてゼイスさんが言う。



「これが、<魔法陣>じゃ」



見ると本には、よくファンタジーのアニメとかで見るような、

<魔法陣>が描かれていた、ただそこには・・・



「・・・日本語」

「そうじゃ、古代語によって、どのような、どれほどの魔法を使うかが

 書かれておる。」

「炎、魔力値二十、発現、と書かれているのは分かりますが間の記号?コレは何ですか?」

「ああ、ソレはこちらの文字じゃ」

「そうですか・・・じゃあ、魔法を使うには、やはりこちらの文字を学ばないといけないんですか・・・」

「大丈夫じゃ、<魔法陣>を書くのは古代語の方がいいしのう」

「でも、この<陣>は覚えないといけないですね」

「そうじゃな」

「それと魔力値二十というのは?」

「そうじゃな、魔力値の説明もしなければな・・・

 魔力値、まあ人が持っている魔力に値を付けたものじゃ、

 人間種の平均は三十ぐらい、獣人種の五十ぐらい、妖精種は百ぐらい、

 魔種は百五十ぐらい、魔獣は二百以上、以上というのは、種によって差がありすぎるからじゃ、

 竜種は分からん、というか、測りきれん」

「どうやって測っているんですか?」

「ここには無いが、測定器がある」

「便利ですね」

「たくさん話して疲れたわい、ちょっと休憩にするかの」



まだまだ、ゼイスさんの魔法講座は続く。



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