僕たちの逃走論
僕たちは、なぜ生きているんだろう。
何に生かされ、何に迷い、何に傷つき、何に泣くのか・・・。
その答えはまだ見つからない。
ただ、あの頃の僕には前も後ろも右も左もすべてがなくて・・・ただ全てが真っ暗だった。
どうすればいいのかも、どうしたいのかも。あの頃の僕には見えなかった。
大人はずるい。
まるで自分たちこそが「正義」だと、それ以外をすべて「悪」にする。
「善悪」なんて今のこの世に存在するのか。それさえも疑問だった。
何の秩序も持たないこの都会で、友との繋がりだけが規則。
誰もいない、TVだけ点けた部屋に一人うずくまって寝た。一人は嫌だった。
一人にはなりたくなかった。
ただ温もりに触れて、誰かに愛してほしかった。
愛することの意味を知りたかった。
僕たちは行く。信じた未来に進む。
例えばそれが誰かにとっては「逃走」なのだとしても・・・。
それならばそれも受け入れて。
僕たちは、「僕たちの逃走論」を築いてみせよう・・・。
本当は小説になる予定だったモノの詩です。
今後、機会があれば書いてみようとも思いますが、とりあえず「僕論」(僕たちの逃走論のこと)はまたいつか・・・。
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