表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜桜邂逅  作者: らりさず
出会いと別れ、そして始まり
3/3

第一章:エピソード2 不思議な出来事

どうも、縁川龍也みどりかわりゅうやです。僕の幼馴染の光星奏音みつぼしかのんが倒れてから一週間が経過しました。

もう一人の幼馴染である鬼怒川悠斗きぬがわゆうとは倒れる現場を目撃したらしいんだけど…なんだよ『後ろから虫取り網が出てきて奏音に被さったら突然倒れた』って。どんな状況だよってツッコミを入れたい所だけど、最近奇妙なニュースが流れてるから馬鹿にできないんだよな…。

悠斗はヘラヘラして通常を装ってるけど、メッセージで『一番近くに居たのに…』てずっとメソメソしてくるからな…相手が大変だよ。早く奏音が元気になってくれれば良いんだけど。

奏音が突然倒れてから一週間経過した。病院に入院していて今でも眠り続けている。



あの後倒れてから緊急入院して、病院で検査とかをしたらしい。身体的にはとても健康らしく突然倒れた原因が不明。病院の先生はなんとか性過眠症などの可能性が〜とか言っていたけどよく覚えていない。紹介状を使って地元から電車で1時間ぐらい離れてる大きな病院にも診てもらったようだけど…よくわからないまま眠り続けているらしい。



奏音の親御さんは中学生の頃に事故で亡くなってしまっていて、親権を持っているのは奏音の伯母さん…鹿子(かのこ)さんらしい。鹿子さんは奏音の親父のお姉さんで仕事柄各地を回っていて普段はこっちにいないんだけど、奏音が倒れたのを聞いてトウキョウに戻ってきていた。身の回りの世話を鹿子さんが見てくれている。



俺はというと、龍也達と学校帰りに見舞いに寄っていた。毎日あった出来事や愚痴などを話しかけている。鹿子さんはきてくれるだけでもありがたい、たくさん話しかけていたら起きてくれるかもって言ってくれているけど…見舞いに来る度、自分の無力さを痛感してしまう。



なんとなくやる気が起きず、教室の窓から入ってくる温かい風を受けながら外を眺めていると、後頭部をバシッと叩かれた。

叩かれたところをさすりながら振り返ると、移動教室の準備を済ませた龍也が立っていた。



「おい、いつまでぼーっとしてるんだよ。次移動だぞ」


「いてぇな…いくらなんでも教科書で叩くなよ龍ちゃん」


「次その呼び方したら拳で行くからな。お前が授業サボるとこっちに先生がちょっかいかけてくるんだよ…幼じみなんだから連れてこいって。ったく意味わからねぇ」



中学時代、俺が少しヤンチャしていた時も、こうして移動教室へ連れて行かれたなと少し懐かしくなった。その時は奏音もいて…



『もう…サボっちゃだめだよ!悠斗くん、せっかくやればできるんだから勿体無いよ。

そうだ!この受験が終わったら、4月でも見れる土手の近くに咲いてる桜見に行こ!前に見られなかった分も。だから、一緒にがんばろ?』



その頃は普段より気を張ってとげとげしていたにも関わらず、その言葉を聞いてついやる気になった。幼馴染家族たちで集まって、まるで宴かのようにお疲れ様会をして…。その後、二人で抜け出して夜桜を見に行ったんだったっけ。少し困ったようにはにかんでいた表情を思い出し、目頭が少し熱くなった。



(女々しいな俺…)



頭をブンブン振って教科書をまとめると、龍也の元へと駆け寄った。俺が来たのを確認すると、龍也はため息をつきつつ歩き始めた。



「はぁ〜移動だりぃ〜早く放課後来ねえかな…」


「最近ずっとそれだな。いつもは休み時間を恋しがってるじゃん…あ、奏音か」


「うっせぇうっせぇ〜別にいいだろ!俺の自由だろ!俺が奏音に会いたいなんていつ言ったんだよ!」


「…まだ奏音しか言ってないだろ」



小っ恥ずかしくなり早足で歩く。隣から「拗ねるなよガキか」と茶々を入れられるがムカつくから無視してやった。

…あ〜、早くあいつと話してぇな。



▷▷



今日も奏音へ会いに龍也と病室へときていた。ベットの横にある面会用のパイプ椅子に、二人で腰掛けていると、鹿子さんは気を利かせてか「ちょっと電話してくるから奏音をよろしくね!」と言って出ていった。静かに寝ている奏音を他所目にポツリと呟く。



「今日も寝てるな…」


「うん。医者が原因不明って言うくらいだから当分起きないだろうな。…健康面に問題がないなら、なんかの催眠術とかにかかってたりするのかも。」



龍也の発言に思わず吹き出してしまった。



「うぇ?!あっはは!催眠術?!そんなので操れるもんなんか?」



俺が半笑いで龍也をみる。すると少ししかめ面をして龍也は言葉を続けた。



「無いなんて言い切れないだろ?この世界の謎は全部知られている訳じゃないんだ。もしかしたらそういう術を使うやつとかいるかもしれない。お前の知る常識だけがこの世の全てだと思うなよ。」


「えぇ、おまっ…厨二?」



からかい半分で言ったら睨まれた。



「誰が厨二病だよ、はっ倒すぞ。…可能性の話だよ。最近のニュースでも、絶滅したと思われていた『妖怪化け狸の一族』がまだ残っていたって報道されていたぐらいだし…僕たちがフィクションだと思っていたようなことが起こっていてもおかしくないだろ?」


「はぇ〜そうなんか…俺ニュース見ねぇからわかんねぇ」


「ちゃんと見ろよ」


龍也は珍しく捲し立てて話すと、一息ついてリュックサックから水を取り出した。



この世界では、昔『妖怪』という通常の動物よりも強力な力を持った生き物が存在していた。生物の教科書では、『妖怪とは遺伝子の突然変異が起こった動物』と説明されていたりする。

けどたまに前世が妖怪だったとかいう奴らもいるから本当のところは謎である。妖怪は明治時代初期まで壮絶な権力を持って世間に存在していたと伝えられていて、書物にも記録は残されているが…現代だと全くと言っていい程見かけない。



「妖怪ねぇ〜…可能性とか言ってたらキリないけどなぁ…あ!そしたらさ、鹿子さんに話聞いて見ようぜ?あの人色んなとこ飛び回って記事作ってんだろ?催眠術とかそういう話も聞いたことあるかも知んないじゃん!」



龍也は少し考えてから納得したように頷いた。



「鹿子さんに聞くのか…確かにいいかもな。電話から戻ってきたら聞いてみるか。」


「おう!そしたらちょっと飲み物買ってくるわ」


「わかった。僕コーラで」


「は?パシる気?しゃーねーな、買ってくる…後で金返せよ?」



リュックサックを持って廊下に出た。購買へ向かっている間、この間起こった出来事を思い返す。



(そういや一瞬、網みたいなのが奏音の後ろから出てきていたような…あれはなんだったんだ?あの後すぐ奏音が倒れてそれどころじゃなくなっちまったけど。てか考えたらあれが一番怪しくね?あながち龍也が言ってたことも間違えじゃないかもな…これも後で鹿子さんに聞いてみっか)



考えながら歩いていたらすれ違いざまに誰かと肩がぶつかった。黒いパーカーを着てフードを被った、マスクとグラサンのガタイが良い男の人だった。劇的不審者すぎるがとりあえず謝った。



「あだっ、サーセン!考え事してて…ん?虫取りあみ?」


「…!」



男は目が合うなり、一歩下がり、びっくりしたように肩をすくめて俺を見た。

そしてその次の瞬間、一目散に駆け出した。病院で虫取りあみを持った顔面隠した男だなんて怪しくない訳がない。もしかしたら子供が入院していてその子のために持ってきたのでは、とか考えたりもしたが直感で『こいつだけは逃すな』と感じた。俺もそいつを追いかけて全力で走り出した。



走りながらすれ違う看護師さんとかに注意を受けながら、見失わないように走り続けた。すると男は近くの窓から、外に向かって飛び降りた。俺は慌てて窓に駆け寄り下を確認した。もちろん床なんてなく、少し遠くにベンチやら花壇やら設置してある庭の様な雰囲気の場所で、あいつが降り立っていた。



「は?!まじかよ!ここ四階だぞ?!」



男はこちらを見上げている。…なんかむかつく。



「こら、君!病院の廊下は走っちゃいけないでしょう?危ないから歩いて移動してちょうだい!」



少し怒っている看護師の人がこちらに歩いてきた。



「サーセン!てかお姉さんあいつ見える?今ここから飛び降りたんだけど?」


「何言ってるのよ!ここ四階よ?飛び降りたら怪我どころじゃ済まないわよ!…え〜誰もいないじゃないの。いいから廊下は走らないでね?わかった?」



看護師さんは窓を見たあと不思議そうな顔をして俺に説教をした。…あいつはまだ俺を見上げている。どうやら見えているのは俺だけらしい。



「…くそ、もうどうにでもなりやがれ!!!」



俺は意を決して窓から身を乗り出し、ダイブした。直後に看護師さんの悲鳴が聞こえた。

ドスンッッ!!!!と足裏から激痛が伝わってきた。足が痺れてしばらく動けそうにない。



「い゛い゛ぃ゛…!!!」



先程いた四階の窓からは絶叫にも近いさっきの看護師さんの叫び声と、ドタドタと走り去っていく音が聞こえた。その音を聞きながら、正面を勢いよく見上げた。少し離れたところに尻餅をついたあの男がいた。俺はズシズシと一所懸命足を進ませて、あいつの前に仁王立ちした。



「っおいテメェ…何者なんだ?…看護師のお姉さんには見えてないっぽいし、虫取りあみなんて病院で持ち歩いて。挙げ句の果てには窓から飛び降りやがって!なんで生きてんだ!?」



男の胸ぐらを掴み凄むと、男が震えた声で、



「お、お前こそなんでまだ生きているんだ?!」



と言ってきた。俺自身、四階から飛び降りても、意外と平気だったなとか思ってたけど…質問を質問で返されて少しムッとした。



「うっせぇ!俺の質問に答えやがれ!」


「ヒィ!!頼む、殺さないでくれ!!!」



男の怯え具合に少し面食らった。さらに疑問符が浮かぶ。



(そりゃ四階から飛び降りて着地してる人間なんてなかなかいないけどそんな怯える?てかお前も飛び降りてるじゃん)



「お、俺は命令されてやっただけだ!まさかお前がいただなんて知りもしなかった!!縄張りを荒らしたのは意図せずなんだ!許してくれ!!!」



命令?縄張り?数々の謎を言われるがまま聞いて困惑していると、男は後退りしてそのまま逃げていってしまった。



「あ、ま、待てやゴラァ!!!!…ってぇ!!!くそ!」



足はまだ言う事を聞かない。中腰ガニ股になりながら両手を広げ、歯を食いしばり、目を見開いて痛みに耐えながら見送ってしまった。すると目の前にふわっと誰かが降りてきた。



「あんた、朱鬼(あかおに)朱緒(あけお)か?やっと見つけた…手間かけさせやがって」



少女用のフリフリワンピースを着た少し大きめの小綺麗な人形が視界に入った。

その人形を片手に抱き抱え、少し長めの金髪を後ろで結って、口元を薄いフェイスベールで覆った漫画とかで見る陰陽師みたいな着物を着ている男がこちらを見下ろしていた。薄紫色の瞳を細めて品定めでもしているかのように全身を見渡す。

朱緒と呼ばれたことに気づいた俺は、男を見上げながら疑問を尋ねた。



「なあ、誰のこと言ってんの?俺『あけお』って名前じゃないんだけど…」


「何、シラを切るつもり?…まぁどっちでもいいか。こっちは占い結果で正確にあんたの顔を見たんだから間違いない…。さっきの男見ただろ、あいつこと知りたいならおれと一緒に来て」


「はぁ?何言ってってうぉぉ!!!」



そう言うと男が近づいてきて、ヒョイっと担ぎ上げられた。



「ここは目立つ。それに、あんな必死に追いかけて窓から飛び降りるくらいなら話聞くでしょ?とっとと行くよ」



そういうと男は謎の魔法陣を召喚した。男は俺を担いだままその魔法陣をくぐっていった。



▷▷



気がつくと、一面に木々が並んでおり俺は目を疑った。そのまま男は前へ進んでいく。



「え、ちょ、ここ森?え?ワープした?俺今どこにいんの???」


「ここは一応トウキョウだよ」


「は????どゆこと?トウキョウにこんな森みたいなとこある?なぁもうちょっと詳しく説明してくんねぇと…おい黙るなよ!怖えだろ?!」



男が少し進むと、途中でガチャっとドアを開ける音が聞こえた。



「今戻った。…よっと」



室内についた途端勢いよく下に落とされた。勿論受け身など取れず、床に打ち付けられた。



「いがッッ!!いってぇな何すんだてめぇ!」


「こらシン!お客さんを乱暴に扱わないって何回も言ってるでしょ?もっと優しくおろしてあげて」


「…朱緒って体を槍で貫かれても死ななかったって言ってたじゃん。大丈夫でしょ」



痛みで悶えている間、俺を連れてきた男…シンは肩を回しながらソファに腰掛けた。すると、シンが持っていた人形が勝手にシンの手元から飛び出してこちらにかけてきた。



「大丈夫でも誠意を払わなきゃ。ついて来てもらったんだから!私はハル、よろしくね!怪我してない?」


「え…あ、おう。一応平気だけど…ん?」



人形だと思っていたのが嘘のように、一人の幼女が俺を覗き込んでいた。銀髪にピンクのメッシュが何本か入った三つ編みを揺らして、桃色の瞳でこちらを見てほっと胸を撫で下ろしている。

一人で戦慄していると、幼女は何か呟きながら俺に手をかざした。すると暖かい淡い光が周りをたくさん漂い、体の節々からスゥーっと痛みが引いていった。驚いていると少し微笑みかけてきた。



「ふふっ、もう大丈夫そうだね。さぁ向こうのソファに座って!紅茶を用意してくるから」



そう言うと幼女…もといハルは小走りに奥へと入っていった。俺は訳がわからぬまま、言われた通りリュックサックを足元に置いてソファにかけた。反対側に座っているシンをみると、背もたれに寄りかかって足を組み、優雅に本を読んでいた。…こいつ、気に食わない!!



「人のこと適当にほっぽいて自分は優雅に読書ですかぃ。何さまだよお前。相手に嫌な思いさせたら謝るって習わなかったか?ていうかここどこだよ!」



少し嫌味も含めて問いかけると、シンはため息まじりに本を閉じた。そしてこちらをみると、口角をあげて眉を顰めながらわざとらしく謝ってきた。



「さっき言ったじゃん、トウキョウだって。…あんたがこんなことで痛がるほど弱体化していると思っていなくて。配慮できなかったごめん」


「じゃ…!?取って付けたように言うな!てか普通の人なら痛がるってわかるだろうがよ!俺のせいにするなや!!」


「あんた普通じゃないから」


「何お前!初対面のやつに『普通じゃない』とか言わないからね普通?!ガチめに喧嘩売ってんのか?!」



ヒートアップしてシンの胸倉を掴んで揺さぶると、「ふっ」と鼻で笑いやがった。どう痛め付けてやろうか考えていると、突然ハルが真横からひょっこりと現れた。俺は驚いて手を離して尻餅をついてしまった。



「もうシン!また相手をおちょくって!その趣味直しなさいって言ってるでしょ?めっ!」



そう言うとハルはシンの鼻を摘んで少しゆすった。シンはされるがままになっている。なんだこいつ…。

そのうち手を離したハルはこちらを振り返り、申し訳なさそうにして謝った。



「ごめんね朱緒さん。シンってば、厳しい環境に居たせいか今絶賛子供返りしているの。小学生のいたずらと思って寛大に見てほしいな…」


「えぇ…」



こんなでけえ小学生いてたまるかよ。という言葉をグッと飲み込んでソファにかけ直した。机にはクッキーと紅茶が3人分置いてあった。ハルがシンの隣に腰掛けるとこちらに向き直り、パンっと手を叩いた。



「さて、話を聞きにきてくれたんだよね。何から話そうか。聞きたいことはある?」



言い終わった後、ハルはニコリと微笑みを作った。


(エピソード2 end)

登場人物

鬼怒川悠斗きぬがわゆうと… 曙学園高等部2年1組。黒髪の2本のアホ毛がある癖っ毛、朱色の瞳のぱっちりした目をした少年。自分に素直で物事を深く考えるのが苦手な性格。良く言うとおおらか、悪く言うと単純バカ。

病院に入院した幼馴染の奏音を心配して毎日見舞いに来ている。色々と荒事に乗り込んで若干口が悪くなっている。


・縁川龍也…(みどりかわりゅうや)曙学園高等部2年1組。赤茶色の天然パーマに深緑の瞳で三白眼の少年。視力が悪く、メガネをかけている。常に客観的に物事を考えていて、あまり笑わない所も相待って、少し近寄りがたいと思われがち。今回の奏音の事に関して独自の見解を示しているが、正直自分でも半信半疑である。奏音が倒れてから、悠斗が前より落ち着きがなくて少しうんざりしている。


光星奏音みつぼしかのん…曙学園高等部2年2組。焦茶髪の肩下くらいのツインテールに黄土色の瞳のくりっとした目が特徴。少し優柔不断だけど明るく心優しい性格。思い出を大事にしていて、仲良しのいつメンと過ごす日々を写真に撮っている。現在昏睡状態。


光星鹿子みつぼしかのこ…現在41歳。金に染めたショートヘアに黄土色のぱっちりした目、すらっとした長身が特徴。奏音の父の姉(伯母)でフリーのWEBライターをしている。昔は新聞の出版社に記者として勤めていたが、弟が亡くなったのをきっかけに会社を辞めてフリーになった。探究心と闘争心が強い野心家で、気になったことや騒がれている事件などによく首を突っ込んでいる。主にオカルト方面の雑誌に記事を持ち込んでいて、さまざまな土地に赴き超常現象やUMA、心霊や妖怪、スピリチュアルな事件など幅広く調べている。奏音とは年に一回会っており、取材の際にあったいざこざなどを話したりしていた。独身貴族。


・ハル…悠斗のことを朱緒と呼ぶ謎の幼女。銀髪にピンクのメッシュが何本か入った髪をおさげに結い、桃色の大きな目が愛らしい外国の人形のような雰囲気を持つ。どこからともなく現れて、悠斗の無茶をした体を謎の力で癒してくれた。幼女の外見からはかけ離れた価値観を持っており、まるで幼女の皮を被った大人なのではないかと思われる程。よくローズヒップティーを飲む。


・シン…悠斗の前に現れた謎の青年。少し長めの金髪を結っており、紫色の切れ長の目が特徴的な美形。漫画で見るような陰陽師、もとい水干を纏っており、宙に浮いたりワープしたりと多彩。性格がかなり捻くれており、他人が嫌がる事を淡々と行っては反応を見て楽しんでいる。ただハル相手だと大人しくなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ