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二文字から始まる異世界  作者: 田中浩二
第一章 召喚された迷える子羊
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この異世界とその種族

朝早くに起きた僕らは冒険者ギルドに向かった。


冒険者ギルドで昨日と同じ依頼をこなした。

今日はまだ体力に余裕があったから、図書館に行くことにした。


その街の図書館に行ってみると想像以上に本がたくさん置いてあった。

試しに1冊手に取って読んでみると、

その本には怪物(魔物・モンスターとも言うらしい。)についてのことが書かれていた。


日が落ちるまで読んでも、この場所に僕以外の人が来ることはなかった。


図書館で得た情報をまとめてみようと思う。


まずは僕ら転移者のこと


転移者とは、神の奇跡を扱える人間のことで、一部の地域では崇められているらしい。

転移者は神の使いと呼ばれている。


一般人でも極稀にこの奇跡を扱う力が発現するのだとか。


次に、この大陸の地形だ。


この大陸は縦に長く、奥に行くほど魔力の濃度が上昇する。

普通の人では奥まで行くと魔力の拒絶反応により倒れてしまう。

なので奥までいけるのは魔力の塊のような魔族と、神の使いだけ。


そして、この大陸における種族だ。


種族は大まかに分けて4つあり、それぞれがメリット、デメリットを持っている。


一つ目に人族。

メリットは高い知能とそこそこの魔力。

デメリットは魔力の濃度が高いところに入れないこと。


二つ目に魔族。

メリットは高い魔力とそこそこの知能。

デメリットは魔力が高すぎてたまに我を忘れること。

人類の敵対種族。


三つ目にエルフ

メリットは高い魔力と長い寿命。

デメリットは魔法を単一属性しか扱えないこと。

我が強い。


四つ目に獣人族

メリットは高い戦闘能力と勘が鋭いこと。

デメリットは頭が悪いこと。

エルフの敵対種族。


他にも種族はたくさんあるが、大まかに分けるとこの四つである。

全ての種族に共通していることは他の命を殺すことで少しずつ身体能力が上がっていくこと。


最後に、この都市の中枢にある迷宮について。


この都市の中心部には迷宮(ダンジョンとも言う。)があり、

迷宮には宝が眠っている。しかし迷宮では怪物が一定周期で湧き出し、

宝を冒険者から守っている。

怪物を倒しても死体が残ることはなく、

たまに倒した場所でその地に見合った硬貨を落とすことがある。


とりあえずこの街ではダンジョンに潜ることを目標にしたいと思う。



ちなみに牧野さんは今日の報酬で異世界を観光していた。

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