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二文字から始まる異世界  作者: 田中浩二
第一章 召喚された迷える子羊
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生命との邂逅

外に出た僕は能力の検証をすることにした。


まず、『空間倉庫』を発動する方法を探していると、

自分の意識の内側にスイッチのような物をみつけた。

不思議とそれが空間倉庫のスイッチなのだと分かる。

スイッチを入れると、自分から50cmくらい離れたところに虚空が現れた。

虚空は自分の意識で動かすことができて、2m以上離れると消えた。

そこら辺の草をちぎって投げ込むと、頭の中に草の情報が追加された。

虚空に手を突っ込んだら草を取り出すことが出来た。

頭の中を探ると、他にも色々と追加されていた。


アイテムリスト

・劣悪な剣

・皮のグローブ

・皮のローブ


アイテムリストから出してみると、剣とグローブが出てきた。

剣に意識を向けると、


劣悪な剣

剣としての最低ランク。

ほぼ棒。打撃系ダメージを与える。


なるほど。切れ味には期待しない方が良さそうだ。

次に皮装備に意識を向けると、


皮のグローブ

皮を紡いでグローブの形にしたもの。


皮のローブ

皮を紡いでローブの形にしたもの。


皮装備の情報を表示してみたものの、あまり収穫はなかった。

早速ローブとグローブを装備した。


しばらく歩いていると異形を見つけた。

体長はだいたい1mくらい。

棍棒を手に持っている。

その容姿は、まるで漫画で見たゴブリンのようだった。


ゴブルト

生命ピラミッドの最底辺。

しかし、たまに強い個体がいる。


なるほど。どうやらこの怪物の名前はゴブルトと言うらしい。

最底辺ならばちょうどいい。

僕はゴブルトに襲いかかった。


剣を虚空から抜き放ち、奇襲の一撃。

ゴブルトは途中でそれに気づいたようだったが、

避けきれず左腕を切り飛ばすだけに終わった。


ゴブルトがこっちに向かって棍棒を振り落としてくる。

それを横から弾いて、大きく体勢を崩させる。

最後に剣を切り上げてゴブルトの大腸、肺、心臓を切り裂いた。


血飛沫が上がる。自分には剣を振る才能があったみたいだ。

この調子で行けば森を無事に抜けられそうだ。

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