[残渣版]-.1 ミント マックス(min to max)のユニットコードは「ルーシー ファー」
描写の省略多し。
二人組の冒険者が、魚顔の多い漁師町にあるギルドへ現れた場面から。
町並みを赤く染める夕暮れに魚介料理を推す漁師町のギルドに現れた二人組に視線が集まる。
一人は身長が140cm程の薄い緑系のエプロンドレスを身につけたエルフ種の少女?。
もう一人は身長が200cm近くストレッチ性の高い布で局部を隠した格闘然とした女。
(ギルド内描写省略)
平均思考をする男のストライクゾーンからはかけ離れた二人組にはいつものことで奇異な物を見る視線を気にせず受付へと進む。
「旅をしていて今着いた。飯のうまい宿を紹介してくれ」
見慣れぬ女二人にテンプレの発生もなく低身長のエルフが顔だけをカウンターの上に出して二人分の登録カードを提出していった。
担当はおとづれたエルフが少女でなく、若作りしたオバサン顔に小さく悲鳴を上げかけたがなんとか押さえた自分を褒めながら、カードをカウンターの機械にかざし二人からは見えない側にディスプレイがあるのかタッチしながら顔を上げた。
「お二人にメッセージが届いていますよ。登録カードに移しておきますね」
「ああ、お世話さま」
「ん」
そして観光案内を交えながらテンプレ化した〝食堂を兼ねた宿案内〟のシーケンスを行う。
登録カードと話しに有ったおすすめの宿名に丸を付け道順が描かれた地図を受け取ってギルドを後にしたときにはどっぷり闇の中だった。
(街中移動描写省略)
エルフは移動しながらカードに移されたメッセージのタイトルを見て気づいてしまった。
「これ、緊急案件だわ」
「げっ、いつもの指名依頼じゃないの?」
「口調!」
「とりあえず飯食ってからにしようぜ」
「そだねー、落ち着いて内容確認しないと」
(食堂兼宿・食事描写省略)
「宿とらなくて正解だったな」
「ああ、メシ優先なのも僥倖」
「そこは偶然を装う予測回避だな」
「ん?」
メッセージを開くと送り主は〝|総支配人(アマシイ様)〟で書き出しは各々『おはよう、ルーシーくん(ファーくん)』だった。
総支配人からの書き出しには何パターンか有るがこれは〝可及的速やかに処理されたし〟の意味が込められている。
「サラリーマンは気楽な稼業とは限らな~い♪」
「表向きは冒険者だからやめとけって」
「飯食ったらすぐ出るぞ」
「ん!」
――対象相手本人しか読めない処理が施されたメッセージ:
・どこかの国が〝異世界から英雄召喚〟を行った。
・察知した神域の〝21 世界〟が干渉して被召喚者本体の拉致ることは阻止した。
・しかし完全消滅は出来ず、〝素体情報〟のないデーターとなって運の悪いオーナーのデータと衝突した。
・オーナーのデーター自体にはとりあえず影響は無かったがオーナーの情報を保護するセキュリティカプセルをすっぽりと取り込むように包み込んだ。
・素体情報を欠損していたデータはオーナーを被召喚者として誤動作する。
・オーナーのコッチ世界での依り代を呼び出し召喚元でオーナーが具現化したようだ。
(他にもなんやかや)
・現場に一番近いのはてめーらだ。一刻も早く、オーナーを保護しろ!
メッセージを最後まで確認した二人は急いで食事を済ませて飛び出した。
(捜索描写省略)
二人の前には城壁があった。
ここはとある小国で王都の中心地、王城と付随する施設を囲む高い塀。
別な方向から確認もした。
ターゲットの反応に間違いない。
「ちっくせう、なんだよこの向こうだなんてよ」
「お約束の展開でしたね」
「うれしかねえよ」
「確かに。これ以降は念話な」
回収班に待機のシグナルを出し王都内をキャピキャピ巡るためにしていた田舎からのお上りさんの格好から、エージェントの装束へ切り替えた。
(場内潜入描写省略)
太ったチビでデブでハゲたおっさんが股間を隠す小さな布きれと首に何やら巻き付けている変態然としているのに賑やかな若い娘達に取り囲まれていて虚ろにも目から光が失われている場面に遭遇した。
股間の布は面積が小さくて見えてはいけない何かがはみ出している。
『難なく発見したけどどういう状況なんだろ』
『真姿じゃなくて幻影姿で見てごらん』
『うほっ、なじゃこりゃ』
『かはははは、マーカー飛ばすよ』
ターゲットは魂が抜けたような本来の姿でなくちゃんと着衣して清楚で気品を備えた小柄な美少女として朗らかに対応している。
『首に巻いてるのって女性用のドレスかワンピなんだ』
『うむ。おいなりさんが隠せていないのはスケベパンツだ』
『ちげぇーよ』
「ドラゴンだー」
突然の叫びと建物がどこかで崩される音で辺りは蜂の巣をつついたようになった。
(回収描写省略)
『緊急事態だからって、荒っぽいね』
『早く片付いて良かったよ』
『もう東の空が明るくなってきてる』
『やっと休める』
登場人物
ミント 低身長種のエルフ
マックス 高身長種のドワーフ
ミントの描写をもっと盛る予定でした。
そしてどこが〝min〟と〝max〟なのか言及しかけたら丁度姪枠電話があったので緊急回避しました。