合格
深夜テンションで適当に書きました。続くかどうかは次に深夜テンションが訪れるかどうか次第です。また、読んでくれる人が0だった時も続かないです。初心者ですので、批評悪評全て受け入れます。
この小説は事実を元にしたパロディーです。
カタンッ、何かがポストに投函された音がした。俺はすぐさまそれを取りに行く。ポストを開けた俺はすぐにそれが何かを確信し、鼓動が高鳴るのを感じていた。家に入り、すぐにハサミを探す。すぐに欲しいものほど普段置いてある場所にはなく、五分ほど探しトイレの床に置いてあるのを発見した。
「くそ!この前トイレで袋とじ開けとったん忘れとった」
すぐにハサミで封筒を開封し、中身を確認する。その内容を見て、喜びが溢れてくるのを肌で感じた。
『青嵐高校 理Ⅰ特進コース 合格』
「いよっしゃい!!母さん、青嵐高校受かっとったで!」
「あらおめでとう。じゃあ今晩はお祝いに豚の生姜焼き作るね」
「いや、それいつも通りの飯やがなw」
この日、人生初の受験に見事合格し、これから始まる高校生活に胸を膨らませていた。こうして俺は府内でもそこそこ有名な男子校に入学することとなった。
入学準備
さて今日は晴れて青嵐高校の入学説明会に来ている。どうやら学校の指導精神や、各教科についての説明があるらしい。さして興味はないが、なんとなくウキウキしながら聞いていた。
「続きまして、校長先生のお話です。一同ご起立願います」
司会進行の先生の挨拶で、ついに校長が登場した。こいつがこれから俺の通う高校のボスなのだ。
「ねえユウキ、あの校長先生スポックみたいじゃない?」
「プフッッ」
うちのおかんの発言で前のお母さんが吹き出してしまった。それが運悪く校長の耳に入り、そのお母さんは校長に見られてしまう。やめてやれまったく。
校長は、うちの学校が京都大学に多くの生徒を排出することを目標としている話や、そのための指導方法を語った。俺の志望大学も京都大学だったので、校長の話は話半分に聞いていた。
そして、校長という役職の人間にしてはそこまで長くない話が終わり、俺は校長の話が終わったことに対してちょっとした充足感を感じていた。
「続きまして、学園長先生よりお話があります」
『まだあんのかい』
つい心の中で叫んでしまった。思わぬ伏兵、というより真のボスの登場により一気に長話をきく際の疲れが出てきてしまった。そしてこの後会場の人間は地獄を見る羽目になる。
「えー、この度は生徒の諸君ならびに保護者の皆様ご入学おめでとうございます。これから私から手短に入学の挨拶をさせていただきたいと思っております。まず本校の紹介から。本校は昭和......................................................
.......................................................................................................................という歴史を持っております。そこで私は............................................................というように.......................................................ことで、この学校の伝統を守りたいと思っております。またそのために生徒には...................................................................
..............................................................................................といったことを何度も話しており、そこで...........
..........................................................................................................................................................することを意識しています...........」
『ナゲー、やばい瞼が閉まるシャッターのようだ。くそー持ち上げれねー。てか、お母さんがたみんな脱落してますやん。くそーあのやろう、説明会で覇王色の覇気むき出しにするのはいかんやろ』
学園長によるとてつもなく長く、まるで時が戻ったかのようにループする話を聞き、ついいに俺は瞼を持ち上げることができず、睡魔に支配された。
「以上をもちまして、学園長による入学の挨拶を終わらせていただきたいとおもいます」
『あ、やべ、寝とった。やっと終わったんか。てかまだみんな寝とるやん」
「母さん、話終わったで、起きて」
俺は小声でおかんを呼びながら、肩をさすった。
「あら、寝てしまってた。長かったねー」
周りの人たちもだんだんと気絶した状態から、目を覚まし始めていった。
「続きまして、各教科指導部から、春休みの学習における説明をしたいと思います。まずは国語科の臼井先生、お願いします」
「改めまして、国語科の臼井です」
『確かに頭薄いなぁ。名前言うだけで自己紹介完璧やん」
こうしてかく教科の先生から、春休みにできる高校への準備に関する話がなされ、春休みの宿題が課された。宿題だりーよ。