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1 待って待って待って

カタカタと部屋に響く音。


カーテンを締め切った暗い部屋で画面を見つめる俺。


とうとう俺は引きこもりという存在になってしまったようだ。


毎日毎日部屋からも出ずに運ばれてきた飯を食べてはパソコンつけて画面を眺めている。


ああ、なんでこんなことに…。


後悔してもしきれない過去を思い出そうとするたび心臓が潰れそうになる。


「…思い出したくねぇな」



カチカチとメールをチェックする。


受信箱を見ると1と表示されていた。


「このメアド…まだ使ってないはずだけどな」


つい最近作った捨てアドだがまだ何も使った覚えはない。


届いたメールは送信者も件名も書かれていない。


「ウイルスとかじゃねぇよな」


おそるおそるメールを開く。

すると画面が真っ暗になった。


「うそだろ!?やっぱウイルスかよ!!

あーくそぉ…めんどくせぇ〜」


取り敢えずどうするか考えよう。


椅子を回転させて後ろを向く。


うーん…取り敢えず問い合わせして見るか?

確か保証の期限はまだ切れてなかったよな。


『あのぉ』



目を見開く。

な、なんだいまの声、この部屋俺以外…。


『ちょっとこっち向いてよ〜』


「ワーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」


『ええっ!?』


椅子を飛び降りると全力でドアへ向かう。


なにこれ怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!

全然知らない女の子の声が!聞こえた!!


やべぇこえええ!!!!


ドアまであと2歩、そこで俺は自分の胴になにかが抱きついたことに気がついた。


「もう、そんな逃げなくてもいいじゃん」


ゆっくりと視線を背後に向けると見たことのない、ゴスロリの格好をした白髪の少女がいつのまにか背後から抱きしめていた。


「ィィぃーーーーーーーーーッ!!!!」

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