神様のご相談の通りに
相談部のきまり~3箇条~
1つ目、個人情報は、もらさない
2つ目、どんなささいなことでも、確実に答える
3つ目、全力でこたえる
部員
3年
部長 星野 紅葉[ホシノ クレハ] 女 <姐御肌> 3-2
副部長 飯島 瑞樹[イイジマ ミズキ] 男 <みんなの優しいお兄ちゃん> 3-4
2年
赤坂 かぐや[アカサカ カグヤ] 女 <常識人> 2-5
日暮 颯[ヒグラシ ハヤテ] 男 <中二ぽっい> 2-1
1年
石山 心[イシヤマ ココロ] 女 <和み系> 1-3
補助部員
小学4年生 飯島 晴香[イイジマ ハルカ] 女 <電波ぽっい> 4-2
~とある相談部の一日~
星野<以下、星>:「では、今日の部活をはじめる。皆、起立!3箇条」
「「「「「1つ、個人情報は、もらさない。2つ、どんなささいなことでも、確実に答える。3つ、
全力でこたえる。」」」」」
日暮<以下、日>:「なんで毎日、こんなことするですか?」
瑞樹<以下、瑞>:「それは、この部は情報をあつかうから、情報をあつかっていると自覚するとめ」
赤坂<以下、赤>:「そう!飯島先輩の言うとうり。部活動オリエンテーションのとき毎年言っているで
しょ。先生方や生徒会も頼るくらいすごいんだから。やっていることは、地味だけ
ど」
晴香<以下、晴>:「自分で地味っていった」
赤:「うっ!」
瑞:「晴、赤坂さんにそんなこといちゃだめだよ。謝りなさい」
晴:「かぐやお姉ちゃん、ごねんなさい」<超~笑顔>
赤:「いいよ。晴ちゃん」<赤面>
日:「わー、照れてる。赤坂にそんな趣味が!」
赤:「そんなんあるかっ!あんたこそ、あるんじゃないの!」
瑞:「二人とも、そこまで。晴、僕たちは縁の下の力持ちだから、いいんだよ」
星:「そう。縁の下の力持ちは、床の上の人気者よりもたくさんがんばっている。人
気者は、力持ちの力がないとだめだから。私はこの部活に誇りがあるよ、晴ち
ゃん」
石山<以下、石>:「先輩方~、今日もきてますよ~。個人が一件と団体が一件です」
星:「ありがと、石山。日暮、読んでみ」
日:「はーい。ええっと、2年2組 高橋さんから。え~っとですね」
赤:「高橋さんは、たしか学級委員ですよ」
星:「赤坂、情報ありがと。日暮、進めろ」
日:「はい。高橋さんからのご相談は、クラスで育てている花に虫が付いていて、どうに
かしたいので方法を教えてください。だそうです」
瑞:「どんな状態か分からないから、僕が明日行ってみるよ。何かあれば、そのときアド
バイスするよ。このご相談はそれでいいかな、部長」
星:「あぁ。飯島に一任する。赤坂、書けたか?」
赤:「はい。大丈夫です」
星:「次、石山」
石:「は~い、部長。生徒会からです。今度貼る、掲示物の場所を決めるのに、一般生
徒の意見が聞きたい。だそうです。あと、できるだけコピー枚数を減らしたい。相
談部のみなさんがよく見る場所を教えてほしい。だそうです。私は廊下にある掲示
物を良く見ますかね」
日:「枚数を減らすなら、みんながよく見るところがいいんじゃないんですか?」
瑞:「そうだね。教室とか、生徒玄関とかどう?」
石:「各教室だとかなりの枚数になっちゃいますよ」
晴:「さっき、心お姉ちゃんが言ったよ」
瑞:「そうだっだね」
赤:「部長。職員室の前などどうでしょう」
星:「人がたくさん見るし、いいと案だと思うが、問題は場所の確保だろうな。まぁ、そ
こは生徒会の力で大丈夫だろ。私的には、普通に掲示板だせばいいと思うのだが」
赤:「あー!そうだ。掲示板あったんだった。私としたことが!・・・でも、逆に普通に
掲示板に貼らないんだろ?」
星:「それは今ここにいる誰にもこたえられないぞ、赤坂」
赤:「はぃ」
星:「まあ、相談部に相談するほど注目させたかったんだろうな。では、このご相談の答
えとして、場所は生徒玄関と職員室前ということでいいか」
「「「「はい」」」」
星:「生徒会には、私が言っておく。これで、活動を終わりにする。礼」
「「「「「ありがとうございました」」」」」
石:「そういえば、相談部ってお店みたいですよね。私たちが店員で、相談者がお客さ
ん、みたいなかんじで」
赤:「まぁ、いわれてみればそうかも」
日:「じゃあ、相談者は、神様だな」
赤:「はっ!なんでそうなるのよ」
日:「お客様は神様っていうじゃん。で、お客様=相談者なら、相談者=神様だろ。だか
ら相談者は、神様」
星:「おもしろい。日暮、相談者は神様、採用な。次から相談者は神様だからな」
「「「「はーーい」」」」
お読みいただきありがとうございました。誤字・脱字がありましたら、是非とも教えてください。