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プロローグ〜記憶の砂浜で〜
人生初の長編小説に挑戦。
なにぶん文才がないものですから、読みにくい部分もあるとございますが。
妄想力でがんばってカバーしますのでよろしければ読んでいってください。
砂浜を歩いていた
どこまでも続く青、どこまでも続く白。
美しい景色だと思った、 しかしそこには音はなかった。
波の音が。 風の音が。地を踏みしめる音が。 生命の音が。
そこにはなかった。
だが自分は確かに存在している。 この虚ろな世界で自分は息をしている。
それが心強くもあり、怖くもあった。
だからこそ、息が続く限り、力強く歩んで行こう。
この海には自分しかいないのだから。
これは確かに存在した時間の物語。
彼らの記憶の物語 ...