れっつ、ボスハンティング☆ 美月の時間
「なんで、なんでこんなとこに、ボストロールが・・・」
紅蓮が呆然とした様子で言葉をもらす。
そんなこと、ここにいる全員が思っているはずだ。
なぜなら、10mを超える巨体が空から降ってきたからだ。
「ぐおぉぉぉぉ!!」
ソイツは同じように降ってきた手下のトロールを連れてこちらへ向かって歩いてきた。
ガイアさんが最初に我に返る。
「紅蓮!私と一緒に前に出てください!ウィドとミンは、周りの雑魚から先に倒してください!」
「応っ!」
紅蓮がすぐに走り出す。
ウィドは、…何かぶつぶつ聞こえる気がするから、多分呪文を詠唱しているんだろう。
私は、すぐさま拳銃を構える。
雑魚の殲滅なら、ハンドガンが一番速いっ!
両手でハンドガンを構え、一番右方向にいるトロールに対して撃つ。
トロール一体なら…二発ってとこかな。
落ちてきた奴らは・・・ボストロールに、トロール20体くらいかな。
「……彼らに、力天使の祝福を!ブレス!」
…今ので、前衛二人は多少楽になったかな?
てか、攻撃アップしたら、楽になるに決まってるか。
私もなぜか上がるんだけどね。銃なのに。
「ありがとっ!」
「すいません、ありがとうございますっ!」
二人が謝る。
舌とか噛まないのかなぁ。
なんて、思いながら撃っていると、トロールがあと一体になっていた。
「雑魚はラスト一体だよ!」
「了解!」
「わかりました!」
よーし、なら武器でも持ち替えよう。
そう思い私は、ポーチから武器を取り出し、拳銃を投げ捨てる。
そして、構える。
狙撃銃を。
「さてと、調子はどうかなー」
ふふ~んと鼻歌を歌いながら、ライフルに弾を込める。
狙いをトロールに定め引き金を引く。
パァン!
拳銃とは、まったく違う音が響く。
「よっし、余裕だね」
「美月、楽しそうだねー」
「あれ、風子。回復とかしなくていいの?」
うーん。あれなら大丈夫じゃないかなと、風子が紅蓮とガイアさんを指差す。
・・・大丈夫そうだった。
「ま、働かないのも癪だし、一発撃っとくよ」
「頑張ってねー」
「ありがとね」
そう言い、ライフルを構える。
「っと、頭狙えば良いよね」
「そだね」
よーし、狙おう。
スコープを覗き込み、ボストロールを狙う。
そこで、私はスキルの狙撃を使う。
・・・説明で、よく狙うってよくわからなかったけど、こういうことか。
確かによく狙って、次の動きを考える。っていう感じかな。
パァン!
銃の音が響いた瞬間、ボストロールの頭が弾ける。
「うわっ!?」
「!?美月さんですか・・・?」
ボストロールが崩れ落ちる。
「おつかれっと」
「急にやめてくれよ・・・頭が飛び散るとか、マジでグロいんだから・・・」
「まったくです・・・」
「あはは。白術師でよかった・・・」
ふぅ。なんとかなった・・・けど。
なんでこんな初心者用のフィールドに、こんなモンスターが出てきたんだろう・・・。
やっぱり、異変が関係してるのかな・・・?
私はそんなことを考えながら、みんなについていった。
2時更新とかです。
なんか、二日更新してる気すらないんですけど。
とりあえず、戦闘シーンでもなかったです。
まぁ、美月は働くの嫌いらしいですから、しょうがないです。
とりあえず、美月編にしてるので、この話は、紅蓮視点のも書こうと思います。
ってか、書きます。(ぁ