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もう、そんな日か。

「メリー苦しめ、リア充ども」

「美月。朝から絶好調だね」


すがすがしい朝だ。


キリストは嫌いじゃないけど、私はそれにかこつける女が、ちょっと自慢気に「俺クリスマスのために彼女作ったんだぜ~」とかいう男が、二人組くらいで並んで歩いて「見てよーあの男ークリスマスなのに一人とかーキモー」とか言って笑いあうカップルも嫌いだ。


「うん。美月落ち着いてね? 」

「あれ?声にでてた? 」

「うん」

「そか、気つけるよ」


にしても、暇だ。

私にはクリスマスだろうが、なんだろうが特に予定はないぞ。

あー、なんか悲しい。


「暇だね」

「うん。なんか食べにでも行く? 」

「あー、そうしようか」


そう、私はまだ気づいていなかった。

料理屋にカップルがいないはずがない、ということに。




_______





「あぁ、もうクリスマスですね…」

「…もうですか」

ガイアと紅蓮がカーテンもしめきった真っ暗な室内で話す。


「ガイアさん。俺、実は元の世界ではカップル撲滅委員会の会長をやってたりしたんですよ」

「ほぉ、実は私もカップル爆発委員会の会長だったんですよ」

「! ガイアさんがあの爆発委員会の会長だったとは…」

「こちらこそ驚きましたよ。紅蓮が撲滅委員会会長だったとはね…」


二人共、お互いの顔が見えないはずなのに、なぜか笑いあっているとわかる。

「撲滅委員と爆発委員の力を合わせるとどうなるか…試してみませんか? 」

「もちろんですよ」


謎の炎に燃える男と男が、がっちりと握手を交わした。




_______



「この世界に絶望した! 」

「うん。せめて声のトーン落としてね」

「おっとごめん」


そう、先ほどの言葉の通りだ。


今、ルイカの店に行ったのだが…。


なんであんなカップルばっかなんだよぉぉぉ!!!

くそぉぉぉ!爆発しろぉぉぉ!


「はぁ…はぁ…」

「………」

なにやら風子がにこにことこちらを見ていた。


「どし、た、の? 」

息も絶え絶えなのだが、聞く。

「いや、楽しそうだなぁ。って思って」

「それはないよ」




そんなとき、紅蓮とガイアさんと出会った。


「…あれ?なにしてんの? 」


しかも、なにやら、二人で顔をくっつけるようにしている。


「おーい。どしたの? ついにそっちに目覚めたの? 」

「それはねぇよ! 」

反応速いな!



「で、何してんの? 」

「いや、うん。まぁ、ちょっとな…」


妙に歯切れが悪いなー。


「ガイアさん。何してたんですか? 」

「…ミンさん。あなたはカップルが嫌いですか? 」


質問を質問で返すのはよくないです。


「大っ嫌いです★ 」


いや、答えるよね。そりゃ。



「ウィドさんも、嫌いですか? 」

「私はまぁ、どっちでもいいですよ」

「…まあいいでしょう」


ガイアさんが頷き、手招きする。



近くにあった喫茶店の一番奥――誰も居ないところに座る。


「実は…私たちは、いえ、私はカップル爆発委員会の会長をさせてもらってます」

「そして、俺がカップル撲滅委員会の会長をしてる」


「…はぁ」

全く持って理解不能だった。



「そうですか…。実は私はカップル殲滅会社(株式)の社長と知り合いなんです」

「「!!! 」」


風子まで・・意味分かんないぜ!!


「さぁ、ミンさんは本当はなんなんですか? 」

「そうだぜ。俺らが何かあるんだから、ミンにもあるはず…」

「ミン? さ、早く言ってね」


「私は…」







「はっ! 」


「おはよう。今日はクリスマスだよー。しかも雪降ってる」


「…カップル殲滅会社(株式)の社長と知り合い? 」


「いや、誰よ、それ。むしろその会社が気になるんだけど…」



「よかった。夢か」



…夢オチかよバカヤロー!

どうも。LIZAです。


どうも最近週一更新になってきました。


でもこれが一番安定してる気がします。


ほぼ確実に土曜の深夜は起きてますからね。

アニメ鑑賞で。


…今回は謎の夢オチ。

まぁ、ぶっちゃけ紅蓮君はあの委員会に入ってますけどね。


うちのオトモアイルーの紅蓮は真面目に働いてくれません…。

なつき度5なのに!


…いきなり何の話だよ、って感じですね。すいません。

でもこれが俺でs(ry


それでは、ここらへんで。

みなさまに、よい週末がありますよう♪

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