ヴァイス君が人になるかもしれません。
宿泊しているホテルっぽいところに帰ってきた私たちは、とりあえず、ヴァイス君を人にさせることにした。
そして、なぜかみんな私の部屋に集結。…別にいいけど。
『まずは肉体となる古代竜の骨を置いてもらえるか?』
「はーい」
場所は…適当に真ん中でいいでしょ。
『…よし。それでは、その回りに集めた3つのアイテムを置いてくれ』
「はいっと」
古代竜の骨の回りに火蜥蜴の尻尾、水精霊の衣、風龍の髭を置く。
三角形を作る感じでね。
「できたよー」
『では、主が思い描く我の姿を頭の中でイメージしてみてくれ』
「ほいほいっと」
ヴァイスくんのイメージ・・・。
とりあえず、白と黒は確定で、ちょっと中国の太極拳とかあっこらへんの服っぽいのがいいかな。
ほら、陰陽道ってあるじゃない。
…とりあえず、白と黒が別れてる感じでゆったりした服。
身長は紅蓮とガイアさんの間くらい?
『それでいいのか?』
「おけおけ」
『んむ、わかった』
そうして、ヴァイスくんが淡く光る。
「おおおお‥なんかすげー」
「…ですね」
「ほへー」
そして光が強くなった次の瞬間。
「ふう、こんなイメージだったと思うのだが・・・」
部屋の真ん中にひとりの男が立っていた。
いや、ヴァイス君なんだけど。
「…おぉ」
「へぇ、こんなのなんだぁ」
「オレよりでかい…」
「私よりは小さいですねぇ」
「主?」
「おおっ、はじめまして?」
「いや、ついさっきまで持っていただろう…」
「あ、そかそか。ヴァイス君なんだよねー」
「うむ」
とりあえず、色々終わったなぁ。
することは…。
「よし、じゃあ、ヴァイス君はガイアさんと紅蓮の部屋ね!」
「わかった」
「え!マジ!?」
「いらっしゃい。聞きたいこともあるので‥」
「よし、風子。寝ようか」
「そうだね」
「おやすみー」
「おやすみなさい」
「おやすー」
「…あぁ、もうわけわからんっ!」
「ひさしぶりにゆっくり寝れるね」
「そう?」
「そりゃ風子は何も気にせず寝れるけどさぁ」
「あ、それちょっとひどい」
「気のせいだよ」
久しぶりに気が休まったと思った日だった。
頑張れ、みんな。
あーんど、私。
ども。
作者のLIZAです。
とりあえず、ふと気がついたらヴァイス君編が糞長かった^q^
…そろそろ次の感じに行くと思うので、お願いします!
あと、カミツレちゃん超かわいい。
…みなさまによい休日がおとずれますように!