龍さんの髭剃りに出かけましょう。そのにくらい。
意気揚々とセントラルから歩いて出発しようとすると‥
「なんで外に出るんですか?」とガイアさんの一声。
「歩かなくてもよかったんだ…」
「そりゃそうですよ。このポータルで稼いでる人も居るくらいですし」
「私もちょっとやったことあるけど、なんかめんどくさくてやめちゃった」
「へぇ」
なんて話しているうちに、ポータルの作ってくれる人を見つけた。
看板で「風龍の塔行きポータル。一人600z」って書いてあったからなんだけど。
よし、こういう話しかけるところは、
「ガイアさん。お願いします!」
「話すだけじゃないですか…」
「そこは気にせずにどうぞ!」
「…しょうがないですね」
さすがっ!
優しいね。
「みなさん、こっちへ来て下さい」
「はーい」
「あんたらか。まぁ、金さえ貰ったら向こうにきちんと送ってやるよ」
ポータル屋のおっさんが言った。
「じゃ、お願いしますね」
「あいよ」
ガイアさんがポンと2400z渡していた。
…あとで、自分の分は払おう。
「じゃあ、行くぜ」
「お願いしますー」
うげ。
久しぶりの気持ち悪い感覚‥。
ゲームの中に入ったとき以来かな。
なんて思いながら、ふと気が付くと塔の前にいた。
「さ、行きますよ?」
「ごめっ、ちょいきつい」
「ワープ酔い…ですか?」
「です…ね」
「とりあえず、塔の一回にいましょう。モンスターは出てこないはずですし」
風子に肩を貸して貰いながら塔の中に入って行くと・・・
「わ、綺麗だな」
「グラフィックでは出せない綺麗さですね」
「こりゃすげーな」
「綺麗…」
正面にある大きなステンドグラスには、天使と聖母(らしき人)が描かれていて、その周りには王宮っぽいものが描かれている。
すごく幻想的だな。
「大丈夫になったら行ってくださいね」
「あー、すいません」
でも、その幻想的で平和な絵と大違いで私の心は大荒れだった。(主に酔いで)
ども。
作者のLIZAです。
あれ、二話目で塔の中に入っていってちょっと進む予定だったのに…。
まぁ、いいやw
ゆっくりとー。のんびりとー。
更新していきますんでw
あと、こんなん始めました!
http://twitter.com/LIZA3193
小説更新する前にはこっちも書くと思います。多分。
それでは、みなさまに良い休日が訪れますよう。