アイテム集め。 そのいち。
「あちー」
紅蓮が愚痴る。
「紅蓮。暑くないと思ったら暑くなりますよ?…多分」
ガイアさんが紅蓮に対して言った。
私はそんなことはできない。
というより、普通はできないんじゃないかなぁ。
「風子は、熱くないの?」
ローブとか着ててかなり暑そうなんだけど。
見た目的に。
「ん?これ?」
「そうそう」
「なんか、あんまり熱くないよ」
「ふーん」
「そういう効果でもあるのかな?」
「あ、それいいなぁ」
「あちー…」
「ほら、紅蓮。しっかりしてください」
「だって熱いし、蒸れるし…」
そういえば、紅蓮は鎧か。
嫌だなぁ。あれ着るの。
ガイアさんはなんか普通の服っぽいし。
「ガイアさん、それ防御力あるんですか?」
「あんまりないですけど、火に対する耐性が高いので」
ガイアさんが笑って答えてくれた。
おぉ、流石、しっかり考えてるんだなぁ。
「ま、いつものマントにローブとかだと、あまりにも暑そうなんでね。多少防御力が劣ってもこちらのほうがいいかと」
あ、結局暑さ対策なんだ。
私はいつものコートに、ブーツとかだ。
まぁ、ちょっと弾丸のおかげで涼しいけど。
弾丸、っていうのはそれに自体に属性が付いていたりすることが多い。
例えば、今、私が持っているのは氷の弾だ。
前回のネクロマンサー戦で使った銀の弾も属性持ちだ。
あれは、ゾンビとか、アンデッド系に使わないと普通の弾と一緒だけど。
ま、それは置いといて。
弾はそりゃ、1000個単位で持ってるから、一個で少しひんやりする冷たさでも、かなり冷たくなる。
っていうわけで、私の弾丸ポケットからは冷たさが漂ってくる。
…この話はする必要があったのか。しかも長いし。
…過ぎたことは気にしないことにしよう。
「ミンー?ボス部屋の前だよー?」
「あ、了解」
そうそう、ここに来た目的だ。
もちろん、ヴァイス君のためのアイテム集めin火蜥蜴の尻尾だけど。
ちなみに、火蜥蜴は普通のモンスターだ。
でも、ボス部屋の次の部屋で大量に出てきて、更に、どこからか、出てくるんだよね。
ゲーム的に言えば、火蜥蜴が無限湧きする場所、だね。
とりあえず、サクっとボスを倒しちゃおう。
ども。
作者のLIZAです。
今回は謎の説明が多かったですw
ぶっちゃけ、興味がある人だけ読んでくれたら…(ぁ
ま、次の回もどうせ、みんなだらだらしてるんでw
あんまり変わらないですねw