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町に帰るのよ。

「おつかれー」

「…お疲れー」

「お疲れ様でした」

「お疲れ」


ネクロマンサーを倒し、みんなが一瞬無言になったときに紅蓮が口を開いた。


「なぁ」

「何さ」

「頭を狙い撃ちにするのはやめてくれよ」

「空気読んでね」

「何が!?」


とりあえず、紅蓮は放っておこう。


「ガイアさん。どうやって帰りましょうか」

「紅蓮が、帰還のアイテム持ってるんじゃないですか?」

「紅蓮。持ってるの?」

「…いや、忘れた」

「何。馬鹿なの。紅蓮なの?」

「いや、ちがっ。って、アレ?合ってるのか?」

「おバカー」

「あぁ、うるさいっ!」


紅蓮でひとしきり遊び、風子に尋ねる。

「まだ、MPある?」

「んー、テレポートは4回分くらいかな」

「MP回復アイテムは?」

「紅蓮も持ってないんじゃないかなぁ」

「あぁ、ないぜ」


んー、これは、考えなくてもいいかな。


「ね、紅蓮」

「なんだよ」

なんか警戒されてる。


「5分だけ、向こう行ってて?」

「はぁ?なんでだよ」

「ちょっとガールズトークってやつ?」

「ガイアさんも居るじゃねぇか」

「ガイアさんは人生の先輩だしね」

「…5分だな」

「流石♪」


そう言い、紅蓮は上の階層に行った。

…よし。


「風子。ガイアさん連れていってー」

「ミンさん…。中々面白いことをしますね」

ガイアさんがちょっと笑いながら、言った。


「ま、紅蓮ならなんとかなるでしょ」

「あ、放置するのか」

「そうそう。5分しかないから、早めにっ」

「りょうかーい」


そう言い、風子はガイアさんと一緒にテレポートしていった。


「ヴァイス君。なんか話そうか」

【ふむ。主は暇なのか】

「まぁね」

【ところで】

「ん?」

【我に、一体何を話せというのか】

「さぁ?」

【さぁ、と言われても‥】

「ま、何でもいいんだよ、なんでも」

【ふぅむ】


でも、ヴァイス君と話すって、確かに何を話せばいいのかわからないね。

【なら、我の知識でも話すか】

「おぉ、かっこいいー」

【なんだ、それは…】

あ、ちょっと呆れられた。


【まぁ、いい】

「じゃあ、どんな知識があるの?」

【そうだな…。我が実体化するほう「なにそれ!超いいじゃん!」

【…まだあるのだが】

「あ、ごめん」

【…他には、パーティの仲間に我の声を届ける方法や他の自我を持つ武器を判別できる。などということだな】

「なるほど」

で、と続ける。

「最初のにしか興味が起きないんだけど」

【ふむ…】

「で、どうするの?」

【…それはまた今度にしよう】

「なんで?」

【風子殿が帰って来ているが?】

「え」


ゆっくりと私が振り向くと、風子がこっちを見て座っていた。

「…お、おかえり?」

「うん。ただいま」

「テレポートお願いします」

「あとで、話してたこと聞かせてね」

「…はい」


「じゃあ、行くね」

「ん、ってちょっと待って」

「何?」

「紅蓮に書置きでも残そうかと思って」

「はーい」


ポケットに入れておいた紙とペンを取り出し、書置きを書いておいた。

まぁ、内容は、「帰ります。紅蓮もご飯の前には帰って来てね」っていう感じ。


「よし、これでいいでしょ」

「だね」

「じゃあ、お願いー」

「はーい」

風子が小声で「ウェスタルへテレポート」と唱えた。







「ふぃー」

「おかえりなさい」

宿まで歩くと、ガイアさんがお茶を飲んでいた。

「一応、書置き残しておきましたよー」

「あぁ、ならすぐ帰って来るでしょう」

「ですねー」





紅蓮は晩ご飯の前には帰ってきてくれました。

一応作者のLIZAです。


街に戻ってきた。っていうことでキャラ紹介。は、次の回でっ!


これまで明かされなかった、キャラの素顔が赤裸々にっ!

…ならないと思いますけど。


とりあえず、かけるものは書こうと。




あと、姉。

ヴァイス君の格好をお願いしますね?

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