のんびりと、ゆっくりと。
「うーん。いい天気」
「って何を意味の分からんことを言ってるんだ」
「大丈夫?疲れてない?」
…確かにここ、ダンジョンの中だけどさ。
ちょっと冗談言ったくらいで、そんなに心配されても…。
「さ、ミンさん。冗談言ってる暇はないですよ」
「またか・・・」
「さー、いっちょやってやれー」
【ふむ、ここは戦闘が多いな】
「そんな感じの場所なんだよー」
ウェスタルのダンジョンに入ってから、そろそろ何時間だろう・・?
まぁ、一、二時間ってとこかな。
そのあいだに戦闘は十何回か。
…改めて考えると多いね。
っと、もう敵さんが近くまで来てるね。
真面目にやらないと。
「お疲れっ」
「おつかれー」
「おつー」
「お疲れ様です」
にしても。
「ドラキュラとかってこんなに居るもんなのかな」
「さぁ、どうなんでしょうか」
私たちが倒していたのは、ドラキュラや、グール。それにマミーなどだ。
まぁ、要するに不死系統のモンスターよね。
そのおかげで、風子も攻撃役になるんだけどね。
「ここは、白術師とかが強いよねー」
「あぁ、そう?ありがとう」
…?
「どしたの?」
「ちょっと疲れただけだよー」
「mp切れ?」
「そうとも言うかな」
なんだ。よかった。
「紅蓮ー。MPポーション頂戴ー」
「はいよ」
紅蓮が私にMPポーションを手渡してくる。
そして、それを私が風子に渡す。
「ん」
「ありがとー」
「さすがは荷物持ち。ってところかな」
「荷物持ちって言うな!」
「ウィドさん。回復終わりました?」
「あ、はい」
「じゃあ、行きましょうか」
「はーい」
「あいー」
「うい」
…ガイアさんはどこまで行くつもりなんだろう?
「そういや、ガイアさん」
「なんですか?」
「何層まで行くんですか?」
ダンジョンの階層の表し方が、層。
まぁそのまんまなんだけど。
「とりあえず、5くらいまで行こうかと」
「了解ですー」
「って、地味にきついな」
「だねー」
そして、私たちはまた下へと潜って行くのであった。
もちろん。敵は全部倒しますよ?
…うーん。
話をどうしようか・・・。
ダンジョン出たら、キャラ紹介にでもしよう。
姉がキャラの設定を考えてくれたことだし。