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七夕  作者: 黄田 望
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1年に1回、告白される織姫 ~ 弐 ~


 あれから、親に相談して警察に謎のメッセージを送りつけてくる彦星を捜査してもらう形をとったが、携帯端末には彦星についての記録がまったく残っておらず、警察もお手上げの状態だった。

 ただ、現状何も危害を加えられていない事から彦星の件はすぐに警察も手放す形で終わった。


 それから1年。

 やはり来た。


 『好きです』


 彦星からだ。

 メッセージにはやはり去年と同様の内容だった。

 また警察に相談しようと考えたが、どうせ居場所を突き止める事は出来ないだろうと思い、私はベッドに寝転がって返信してみる。


 『本当に誰ですか? 私と会った事ありますか?』


 やはりすぐに既読され返信が来た。


 『僕の名前は彦星です。 会った事は一応あります』


 ()()という言葉が引っ掛かりがあるが、私はとりあえず会話を続ける事にした。


 いつ自分とあった事があるのか。

 彦星という名前は本名なのか。

 どうやって自分のアカウントにメッセージを送っているのか。


 『もう、数えきれないほど大昔に1度。 名前は本名だよ。 メッセージを送ってる方法はごめん。 僕にもよく分からない』


 どれも曖昧な答えではあるが、不思議と正直に話しているように感じ取れたので、私はそのまま質問を送信する。


 『じゃあ、私と何処であった事がありますか?』


 既読は付いた。

 しかし、何故かその質問を送信して彦星から返信がくることはなかった。

 少し待とうと考えたが、時刻はすでに日付が変わっている時間帯だった為、私はすぐに眠りについてしまった。

 

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