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3-4

 なんだかよくわからないまま日々が過ぎていった。

 母と父とは、食事の時に顔を合わせて挨拶を交わす程度と来客の時に同席するくらい。

 親戚の叔父さんたちやら会社の部下の人たちが次々と訪問し、母や父と会話をしているのをぼんやり聞きながら、時折相槌を打ったりしてみた。

 雰囲気が少し変わったね、と言ってくる人が数人いたけれど、どんな意味かなぁ。

 来客が多くて、そんなに自由な時間があったわけでもないけど、あとは、自分の部屋でのんびりと過ごした。


 お盆も過ぎたし、もういいだろう。

 そう思った僕は荷物をまとめると玄関に向かった。

「あら、どこに行くの?」

 いってらっしゃいと送り出そうとする母と僕は正面からしっかりと目を合わせた。

「戻るから」

 そう言うと、母は不思議そうな顔で首を傾げた。

「あなたの家はここでしょ」

 僕は黙って首を横に振った。


 僕が出て行った後、母が水晶玉に向かって祈りを捧げながら、次はいつでしょうか、と言っていたとかいないとか後から千代に聞いたけど、そんなこと、僕は知らない。


 とりあえず、少しぶらぶらして、ちょっとお店に立ち寄ってみたりして、すっかり帰り慣れた家へと足を向けた。


 『アリスの館』の扉を開けると、すでにアリスとナイトも戻ってきていて何故だかほっとした。

「ただいま」

 僕がそう言うと、おかえり、とアリスが微笑みながら返してくれた。

 なんだか照れ臭くなりながら、アリスに小さな紙袋を手渡した。

ひとまず完結、ということにします。

これからが本格的に動き出す感じで、実質ここまでが第一章では?といった感じはありますが…。


再開する際にはもうちょっと占い要素を入れ込みたいです。

恋愛+推理で進めたかったのですが、どちらも中途半端になってしまい、反省です。推理なんてどこ?ですね。

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