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第21話:ステータスとレベル

 この世界にきて2度目の学校が始まる。

 この学校は戦闘科と生活科に分かれて異なる授業内容をこなすことになるが、俺が選んだのは戦闘科だ。戦闘科に入るためには条件があって、レベルが8以上でないといけないのだが、ルティアが13レベルであるためその条件はクリアできていた。それに、こちらの世界で町内暮らしをするための知識を学んでもどうせ俺は5年後には日本に戻るのだから、生活科の勉強は大して役に立たない。だから、せっかくの異世界生活を満喫するために、俺は日本では体験ができない戦闘を学んでみようと思ったのだ。

 ちなみにレベルという概念についてだが、この世界には自分のステータスを数値で見れるような仕組みはないので、レベルも数値で知ることはできない。HPはそもそもなくて、地球と同じく血を失いすぎたり、大きな外傷を受けると死んでしまう。

 攻撃力(相手の防御力を貫通する力)、防御力(攻撃への耐性)、抵抗力(状態異常などへの耐性)、素早さ(単純な運動能力)などのステータスはあり、これらはレベルが上がると上昇する他、トレーニングでも増え、装備で底上げすることもできる。

 後は魔法を使うのに必要なMPについてだが、この最大値は完全にレベルに紐づけられている。

 そして、それを利用して今の自分のレベルを数値で知ることができる。その方法は簡単で、自分のMPが最大の状態で自分の適性武器を持って消費MPが0の「適性」呪文を唱えればいい。呪文を唱えた時に武器が光る反応を見せるが、この光は現在の残りMP量を表しているので、その光の具合を見ればレベルも分かるのだ。

 光の色はレベルが低い方から順に白→茶→黄→橙→赤→紫→青→青緑→緑となっていて、それが更に光の強さで弱→中→強と分かれる。白の弱がレベル1、白の中がレベル2・・・という風に対応していて、今分かっている最大レベルが緑の強の27レベルとなっているらしい。

 俺が鎌適性を調べた時にもきちんとルティアのレベルの13を示す赤の弱の光だった。

 レベルは魔法を使うだけでも上がるが、ただ魔法を使うだけで得られる経験値は少ない。魔物を倒すことでより多くの経験値を得ることができる。

 魔法を使うだけの生活だとレベル6が限界らしい。そして、戦闘科に属する他の年上の生徒達でもレベルが10~12らしいから、12歳でレベルが13のルティアはかなり魔物相手の戦闘訓練を積んできたことになる。

 まあそんなわけで、今日受けることになる戦闘の授業をこなす分には問題がないスペックを持っているのである。

 ・・・と言いたいところだが、一つ気になる点がある。それは、俺自身に戦闘経験が全くないという点だ。

 いくらルティアががんばって戦闘訓練をしてきたと言っても、その経験を完全に引き出せるわけではない。意識の方でコントロールしなければいけない領分に関しては、俺の思考が追い付かなければせっかくのスペックが無駄になってしまうのである。

 その点を気にしながら、俺は運動場で授業の開始を待っていた。

 そして、授業開始の鐘の音が鳴り終わると同時に、先生が今日の授業について説明を始めた。


「さて、今日の戦闘の授業は、団体行動の練習をするよ。お互いに話し合って、属性魔法と補助魔法で固まらないように3人組を作ってください」


読んで下さってありがとうございます。

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