***** 第10章までの登場人物 *****
小野山です。
今回は第10章に出てきたキャラクターたちの紹介編です。第10章終了時点での設定となります。今後変更が起こる項目もあると思います。
尚、特に本編が進むわけではないので、興味がない方は読み飛ばしてもらっても構いません。
◆堀之内美鈴(ケイオス・ロア)
・女、14歳(12/24日生まれ)
・好きなもの:可愛らしいもの、愛らしいもの、ゲーム全般
・容姿:
美鈴)金髪ストレート、スレンダー美人、背は高め
ケイオス・ロア)銀髪ツインテール、10代前半頃の姿。美鈴時よりも全体的に小柄。全身に包帯を巻いている
・一人称:変身前後共に「あたし」
・口調:変身前後共に普通の女言葉。変身後の方がやや女の子っぽく、変身前は若干姐さんっぽい。
・家族:父、母
■霊装
・『七死星剣』:いわゆる『七支刀』の形をしている。大きさはケイオス・ロアの身長並にあるのでかなり大きい。切れ味はあるが形状が悪いので直接戦闘には不向き。纏う属性によって自動的に刃が纏う属性も変わる。
・『封印されし悪霊』:露出度の高いレオタードに、手足、両目を包帯で覆っており、両手足首に枷。
■魔法
・ロード:『封印されし悪霊』の形態を変化させる。ホーリー・ベルとは異なり武器型ではなく服型霊装の方が変化する。そして種類も大幅に増えている。どうやら88星座をモチーフとした変化をさせることができるようだ。二語魔法を使うことで『七死星剣』の変形を行える
・エクスチェンジ:『封印されし悪霊』の属性を変化させる。扱える属性そのものが変化するため、使う魔法の性質が大きく変わる。
・オペレーション:自分の考えた魔法を実行する。同じ魔法でも、その時扱える属性によって魔法の性質が変化したり、特定の属性でなければ使えない魔法も存在する。
■ギフト
・【装飾者】:身に着けている装飾品に魔法(オペレーション限定)を封じ込める。封じ込めた魔法は消費なしで実行することが可能。実行はケイオス・ロア本人以外でも可能。
ケイオス・ロアの持っているアクセサリーは、両手の指輪×8、イヤリング×2、ネックチョーカーの計11個となる。『枷』はアクセサリー扱いにはならない。
■『封印されし悪霊』の各形態
・幻装:光属性。星装を『幻影特化』にしたような能力となっている。デフォルトでケイオス・ロアの姿を視認しにくくする効果がある。
・剣装:土、金属属性。前でいう鉄装に近い能力。防御よりも名前の通り攻撃に寄った能力に変化している。
・烈装:炎、熱、爆発属性。炎装に加えて爆発魔法を使えるようになっている。
・激装:雷属性。旧羽装から雷属性特化に変更した。デフォルトで飛行能力を有しており、雷光の如きスピードを発揮できる。
・嵐装:風、水属性。羽装の風属性に加えて、水属性を扱うようにしている。
・刻装:時間属性。『時間』という本来操作不能な領域を操る切札的属性。回復専門の属性を消し、『時間の巻き戻し』で対応できるようにした。
・天装:空間属性。同じく切札的属性。『空間』を捻じ曲げた防御、移動能力の他に空間の断裂を発生させる攻撃能力を持つ。
・??:絶装に相当するであろう最終魔法。使用していないが、きっと存在するはず……。
■作者より裏設定等
・初出が第3章、連載的にはちょうど丸4年くらい経ってようやく本格的に登場しました。
キーワードは第10章タイトルでもある『混沌少女』――だけでなく、本編中に皆が言ってる通りの『悪堕ち魔法少女』です(美鈴本人の性格は変わらないので、あくまで見た目だけのなんちゃって悪堕ちですが)。
・数百万字を経てようやく復活したメインヒロイン(笑)さん……という冗談はともかくとして、ありすたちにとって『最初の仲間』とも言えるケイオス・ロアですが、ミトラのユニットのため形式上は『敵』となってしまっています。
・ガイア内部の戦いで謎の赤黒いスライムに絡まれた箇所に奇妙な『痣』が残ってしまっているが――
◆綾鳥マキナ(オルゴール)
・女、15歳(12/5生まれ)
・容姿:
マキナ)入院着を着た小柄な少女。
オルゴール)バレリーナの格好をした球体関節人形。顔だけは普通。
・一人称:
マキナ)私
オルゴール)ワタクシ
・口調:
マキナ)おどおどとした喋り方。基本丁寧語。
オルゴール)基本丁寧語。抑揚がなく平坦な喋り方をする。語尾が「マス」「デス」などカタカナになる。
・家族:父、母、兄
■霊装
・『アリアドネス』:指先、手の甲、掌と様々な場所から自在に『糸』を射出することができる手袋。霊装なのはあくまで手袋の方であり、糸は厳密には霊装ではない。手袋に近ければ近いほど糸の強度は高いが、離れるほどに脆くなる。
・『プリマチュチュ』:バレエダンサーのようなレオタード
■魔法
・スレッドアーツ:糸操作の魔法。伸ばした糸を自在に操ることが出来る(空中で何もないところで曲げたりすることも出来る)。技巧系の魔法だが、どちらかというとウィーヴィングの方が使い勝手が良く万能。
・ウィーヴィング:編物魔法。糸を組み合わせた『編物』を作る。作った編物は自在に操ることができ、また霊装に近い硬度の武器・防具となる。ただし、糸がオルゴール本体から離れると効果が弱くなる。
・ステッチ:刺繍魔法。糸を使って様々な効果を持つ『刺繍』を縫い、任意のタイミングで発動させることができる。強化だけでなく、強制移動・拘束等色々とできる。相手の肉体に刺繍を縫うことはできるが、『痛み』を感じさせるため服に縫うなどの工夫をしなければ抵抗されて失敗する。
■ギフト
・【裁縫者】:糸を自在に操り、糸で形作れるものであれば何でも作れるようになるギフト。実質、『糸で何でも作れる』という能力。
■作者より裏設定等
・第8~9章より続投キャラ。今回はバリバリの敵側でラビさんチームの前に立ち塞がります。
・『糸使いは強キャラ』の法則に従い、オルゴールは実は超強キャラです。オルゴール自身のスペックは並程度ですが、魔法の性能が超凶悪。本編中にある通り、ステッチによってどんな相手でもほぼ完封することが可能です。
一番恐ろしいのは、ステッチで目やら口を縫い付けるということを発想できちゃうマキナの精神性なんですが……。
・ウリエラの【消去者】が無かったら、ラビさんチームはおそらく勝てない相手です。ジュリエッタがやったように無理矢理糸を引きちぎったり、『来る』とわかっていれば抵抗することもできるので初見殺しの度合いがかなり大きいかもしれません。
直接ダメージを与える手段に乏しく、糸人形の攻撃力もそこまででもないので殺傷力はかなり低め。補助・妨害に特化した能力と言える。
◆月宮茉莉(ブラック・プリンセス/BP)
・女、4歳(7/14生まれ)
・容姿:
茉莉)おかっぱ頭の女の子。和服を着ると人形っぽい。
BP)全身を黒い甲冑で覆った、大柄な騎士。『ゲーム』の不具合というかバグにより、鎧の中身は空っぽ。
・一人称:
茉莉)茉莉
BP)我
・口調:
茉莉)「~なのです」と言うのが口癖らしい。基本的には幼児ながらも丁寧。
BP)大仰な時代がかった口調。
・家族:父、母
■霊装
・『ライオンハート』:右拳に装着された籠手型の霊装。凛風の霊装と同じく、魔法の起点を霊装にすることができる能力を持つが、BPの場合は『砲台』として機能させるという効果がある。
・『ブラックプリンス』:全身を覆う漆黒の西洋甲冑。服型霊装にしては珍しく、『防御力上昇』の効果を持っているためかなり頑丈。そしてBP本人は感じないが他者からはとてつもなく『重く』感じる。
■魔法
・マーシャルアーツ:軍事兵器魔法。原始的な石槍からSFに出てくる超兵器まで、なんでも実現させることができる魔法。
・コンストラクション:構造構築魔法。周囲にある『他人に所有権がある物体』以外を材料にし、様々なものを作り出す。アリスのmk、ウリエラのビルドと似ているが、見た目だけではなく内部の構造までも考えた通り再現できるため上位互換とも言える。
・コンフィグ:設定魔法。コンストラクションで造った構造物に「設定値」を与え、自動操作させることができる。コンフィグで設定しない場合、コンストラクションの構造物はただの置物と化してしまう。
■ギフト
・【操作者】:コンストラクションの構造物を自在に操作する能力。それ以外は操作することはできないが、遠隔操縦も可能な点が優れている。
■作者より裏設定等
・初出は第3章 (セリフはなし)と、何気にケイオス・ロアと同じ時から登場していた子です。見た目は完全に『黒騎士』といった感じで、他のユニットとはかなり異なる姿をしています。キーワードは特に考えてなかったですが、『甲冑少女』『兵器少女』かな?
・名前の元ネタは、『ブラックプリンス』ことエドワード黒太子。初期設定では名前もそのまんまプリンスの方だったのですが、やはり一応は女性ということでプリンセスに変えました。
・実は持っている能力が直前まで決まっていなかった……第9章で登場させようとした時、「あれ? BPってどんな能力だったっけ?」と悩んでいたら設定メモにも何にも書かれていないという凡ミスをやらかしてました(設定作った気でいて何も作っていなかったという……)。
・本体の茉莉についても、設定が固まり切らないまま第9章エピローグにまで到達してしまいました……。男の子にするか、何歳にするか、全然決め切れてなかったんですよね……。
結局、第10章においてガブリエラ(撫子)の相手となるため、撫子に合わせた性別・年齢に決まりました。
◆アルストロメリア
・性別、年齢不明
・容姿:青い髪をした人魚姫。
・一人称:あたし
・口調:第10章では微妙におどおどとした口調になっているが……。
■霊装
・不明
■魔法
・エキスパンション:拡張魔法。自分の周囲の環境を『拡張』させることができる。アルストロメリアは地上でも泳げるようになっており、エキスパンションでそれを他者にまで拡張させることで『見えない海』を作り出す。
■ギフト
・不明
■作者より裏設定等
・第1章からミトラと共にちょくちょくと姿は現していた人魚姫。アンジェリカと同じく初期設定組である『おとぎ話』モチーフのキャラ。
・ミトラと共に悪だくみをしている様子もあるかと思えば、ミトラに怯えている時もあり――未だ謎が多い。
・能力の全貌は未だ不明。
第9章においてエキドナを征し『ピース製造装置』を破壊したというが、エキスパンションでそのようなことができるとは到底思えないが……。
◆ミトラ
・白い蛇の姿をした使い魔。
・ケイオス・ロア、BP、オルゴール、アルストロメリアをユニットとしている。
・一度『ゲーム』から敗退した美鈴を再びユニットとしている辺り、何やら色々と裏はありそうだが……。ラビ視点では『正体がゼウス』の筆頭候補。
◆"七耀黒堂"玖宝凛子 (フランシーヌ)
・女、13歳(7/1生まれ)
・容姿:
凛子)ドリルヘアの絵に描いたようなお嬢様。
フランシーヌ)真紅の髪に目をした少女。
・一人称:変身前後共に「あたし」
・口調:変身前後共に普通の女性口調。
・家族:父、母、犬 (ペット)
■霊装
・『ゲイボルグ』:鋭い棘が幾つも生えた巨大な槍。傷つけた相手から『血』を吸う能力を持ち、また『血』を放出することもできる。
・『ブラッディメアリ』:ガーリーな服。特別な効果はないようだ。
■魔法
・ブラッディアーツ:血液操作魔法。他人の血液を直接操ることはできないが、自分自身の血であれば体内・体外問わず自在に操作することができる。
■ギフト
・【吸血者】:モンスターから『血』を吸収する。吸えるのは『自分で攻撃しダメージを与えた』時に限られるが、吸収と同時に体力・魔力も少しずつ回復させることができる。
■作者より裏設定等
・初出は第3.5章。本体の方は第3章エピローグとかなり早めに登場しておりましたが、ようやく本格参戦です。
・キーワードは言うまでもなく『吸血少女』、そして『鮮血少女』。モチーフは当然『吸血鬼』です。
・アリス、ケイオス・ロアと並ぶ『最強ユニット』の一角――地味な能力ではあるが、単騎での戦闘・生存能力に優れ、対ユニットでは『血』を相手の体内に送り込みさえすれば一撃必殺が行える……と凶悪な能力の持ち主。
本気で戦ったとしたら、タイマンでは最強クラス。
・昔は割と傍若無人なガキ大将だったが、今はなりを潜め、義理堅い性格となっている。
・自身の使い魔リュウセイとはあまり相性がよくなく、何か悪だくみをしているらしいことを察しそれを防ぐことが『ゲーム』を継続する目的となっている。
・本体の名前の由来は、「クー・フーリン」から。「槍を霊装にしたキャラ」というアイデアが最初にあり、霊装名を「ゲイボルグ」に。そこから本体の名前を決めました。
◆ゼラ
・性別、年齢不明
・容姿:不定形の黒い泥の塊。基本形態はスライムのような姿となる。
・一人称:一切言葉を発しないため不明
・口調:一切言葉を発しないため不明
■霊装
・不明
■魔法
・エンパシー:共感魔法。パッシブスキル。ゼラに触れた相手に『ゼラの感情』を伝えることが出来る。ゼラは言葉を発することが出来ないため、仲間とのコミュニケーションをとるために使用する。感情を伝えるため、相手の感受性によってはゼラの感情に同調してしまいかねない、ある意味では危険な魔法。
・プラスチック:可塑魔法。パッシブスキル。ゼラ自身の肉体を自由に変形させる魔法。泥状の肉体を変形させる魔法であり、ジュリエッタのメタモルとは効果は異なる。また、分裂することはできないが、切り離された泥に触れれば回収することが可能。
・コンクリーション:凝結魔法。パッシブスキル。周囲の物体を取り込み、ゼラの肉体の一部を硬くする強化魔法。攻撃魔法を持たず肉弾戦をするしかないゼラにとっては、唯一の攻撃用の強化魔法。
■ギフト
・格納者:自身の身体(黒い泥)の中に取り込んだものを収納する。収納されたものは、ゼラがリスポーン待ちになるまでは安全に保管される(ゼラがどれだけダメージを受けても影響を受けない。またゼラが形を変えても影響を受けない)。
■作者より裏設定等
・全身不定形の『黒い泥』のような姿をした異形のユニット。どんな形にもなれる。
・キーワードは特になく、『フランシーヌ=吸血鬼の相方なのでとことん怪物っぽい感じにしよう』と考えたためにこうなりました。
モチーフとして、『フランケンシュタイン』要素を入れようかなーと考えもしたんですが、後々登場するエクレール辺りと被りそうだったので『謎の泥』に。後、フランケンシュタインをモチーフにしちゃうともう一人『狼男』モチーフのキャラを出したくなってしまうという事情もありました(それは完全にジェーンに被ってしまうので……)。
・恐ろし気な風貌に反して、性格は意外と純粋で人懐こい。警戒されている相手でも、触れさえすれば『危険はない』と伝えられることは自分で理解できているので、積極的に接触しようとする(モンスターと間違えられることもしばしば……)。
・フランシーヌに対し、何やら並々ならぬ感情を抱いているようだが……。
◆リュウセイ
・白い龍の姿をした使い魔。
・ミトラ同様、裏で何やら悪だくみをしているらしい。
それがバレたせいでフランシーヌから不信感を抱かれているが、本人はあまり気にした様子はない。
・ガイアを巡る最終クエストには、意図的に不参加にしたようだが……。
◆『マム』
・ありすに似た謎の少女。自らは『ガイア』と名乗っているが……。
◆"混沌の魔王"ゼノケイオス
・『マム』の作り出した12体の巨神の集合体を肉体とした、混沌の化身。
成長したありすを模した姿はあくまでも『器』だけであり、それに憑依した精神生命体こそが『ゼノケイオス』本体となる。
・ベースとなっているのが『ありす』のため、口調や性格はありす似。また、基本能力もアリスの魔法になっている。
・『黒炎竜』が本来の器となる。『黄金竜』は外殻を纏った状態。
最終決戦においてティターンの肉体へと乗り移ったのが、本編での姿。
・偽ありすたちの姿で登場したのは、実は『没ネタ』の再利用だったりする。
元々は『変身後のアリスたち』が本体のありすたちとは別に現実世界へと出現し、奇妙な同居生活が始まる……という展開だったのですが、今考えている最後の展開と合わないため没にしました。
偽ありすたちの変身後の姿も、上記展開で最終的にアリスたちとは別にありすたちが変身する――というのを考えていたのを再利用したもの。
・ティターンたちの仕組みが本編中ではわかりにくかったので捕捉。
→ティターン形態 (偽ありすたち):姿を真似しているユニットの魔法・ギフトを扱える
→ゼノケイオス:アリスの魔法のみ扱える、が基本形態
→ゼノケイオス (ユニット吸収時):吸収したユニットの魔法・ギフトを扱えるようになる
※ティターン融合体なので本来は吸収せずとも扱えるが、ありすをベースとしており他のティターンの意識がない状態なので上手く扱えない。ユニットを吸収することで能力がアンロックされるイメージ
・ティターンたちには個別の名前が設定されている。偽ありす=クロノスであり、『クロノスとしての能力』も扱えるように最初は考えていたが、あまりにラストバトルが長くなるため泣く泣く削りました……。
・ラビの推測通り、本来は全てのユニットの能力を再現可能。しかし、リソースの問題で行えないようになっている。
◆ミカエラ
・ラビが『最先にして最後の地』で出会った女性。
ガブリエラに似た容姿をした『炎の天使』。
・時の止まった桃園台にて、謎の【侵略者】と戦っている。