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***** 第9章までの登場人物(その3) *****

小野山です。


今回が最後、アビサル・レギオン編となります。

◆"破壊王キング・オブ・デストロイ" クリアドーラ (番場のどか)

・アビサルレギオン序列一位、グランドピース

・容姿:10代前半頃の少女の姿。ボロボロの学帽に長ラン、ボンタンとふた昔以上は前の『番長』ルック。本気モード時は『特攻服』になる。

・一人称:俺、俺様

・口調:アリスに似た乱暴な口調。アリスと違い、ほぼ完全に男口調。


■霊装

・『武龍薙倶(ブリューナク)』:メリケンサック。剛拳、収斂の対象として『拳』を選んだ際に威力を増幅する、凛風の霊装が威力強化に特化したようなもの。また、『変形』機能がありチェーンソーとライフルを組み合わせたような形態『羅武阿蛇(ラヴァーダ)』、巨大なこん棒形態『堕愚斬猛瑠(ダーザモール)』にもなる。

・『番長の学ラン』:黒い学帽とセットの番長服。これ自体に特殊な効果はないようだが……。本気モードだと『特攻服』に変化するらしい。


魔法(スキル)

・剛拳:肉体強化及び属性付与の魔法。『拳』と名がついているが、全身のあらゆる箇所に適用可能。

収斂(しゅうれん):属性エネルギーを吸収・一か所に収束させる魔法。防御用にも使えるが、本来は自身の攻撃魔法を収束させて威力を上げる用途である。

旭光(きょっこう):究極強化魔法。全身に強烈な熱気を纏い、魔力を消費し続けることで大きく強化する。発動中には魔法は使い放題になる。クエスト中に一度しか使えず、自分の意思で解除することはできるがリスポーンしても以降は使えなくなる(別クエストに入るまで使えない)。


■ギフト

・【破壊者(デストロイヤー)】:攻撃の対象を『破壊』する。クエスト中一度しか使えず、時間制限がある。また、モンスターに対しては効果を発揮しない(一撃で仕留めてしまうため)が、部位破壊等は行える。


■作者より裏設定等

・キーワードは『剛拳少女』『破壊少女』。『番長少女』でもある。

・アビサルレギオンを巡る戦いにおいて、アリスの最大の敵として立ちはだかるべくデザインした、完全なる『敵』キャラです。

 コンセプトは、『アリスが勝てない相手』。近接格闘能力・火力に特化しており、アリスの魔法を真正面からことごとく迎撃することが出来るという、魔法の相性を無視した上での『アリスの天敵』となるキャラ。どんな遠距離魔法だろうが罠だろうが、それを上回る圧倒的なパワーで粉砕するという、アリスをも超える超脳筋性能キャラとなっています。

 で、アリスがどう倒すか――を色々と考えた結果、『相手が脳筋を凌駕する脳筋なら、それを更に超えればいいじゃない』という脳筋の極致である《星天崩壊(エスカトン)天魔ノ銀牙(ガラクシアース)》での超絶ゴリ押しとなりました。アリスだし仕方ない、っていうか他の手段で勝とうとすると『呪い』とかなんかそういう搦め手でないとどうにもならない。

・アビサルレギオン序列一位=敵方で最強の戦力。第6.5章でエキドナとヒルダが言及していたのはクリアドーラのこと。……ということは、単独でムスペルヘイムと同等の神獣を倒したということに……。

・性格は非常に獰猛で好戦的。『番長』の姿ではありますが、義理人情に篤いわけでもなんでもなく、ただただ凶暴。ただ、その凶暴性は『自分の欲求を解消できない』点から来ている。

 ちなみにモチーフは『世界一の怖れ知らず』な動物で有名な『ラーテル』。

 また、見た目については『戦闘破壊学園ダンゲロス(漫画版)』の某キャラをイメージしてます。

・魔法を考えるのが物凄くめんどくさいw 当て字出来ない名前の魔法は作れないし……。

・ジェーンたちと顔見知り。第8章でちらっと触れられていた『和芽の友達』がクリアドーラの本体だったりする。

 ユニットだった時もなかなか強かったが、ピースになってからマサクルによって強化されたことにより、一位の実力を得たという経緯がある(旭光もユニット時には習得していなかった)。



◆"万魔神殿(パンデモニウム)" ルールームゥ (鷲崎花音(かのん)

・アビサルレギオン序列二位、グランドピース

・容姿:全身が鋼鉄で出来たロボット。ややレトロな風貌。

・一人称:不明

・口調:『ピッ』とか『ピー』とか電子音しか発しないため不明。魔法・ギフトの起動時にはシステム音声が勝手に流れるが、彼女が何を考えているのかは誰にもわからない。


■霊装

・『アーマー:ルールームゥ』:非常に特殊な霊装およびユニット。他のユニットと異なり『武装』『服』というカテゴリで分けられておらず、ルールームゥは一つの霊装しか持っていない。ルールームゥは肉体そのものが霊装となっているのだ。よって、ルールームゥの肉体そのものを破壊するのは『ゲーム』の仕様上ほぼ不可能となっている(ただし、ダメージが通らないわけではない。見た目上の破壊が困難であるだけ)。


魔法(スキル)

・インクルード:魔法を使うための下準備。インクルードで読み込んだ各種『ライブラリ』=兵装の設計図に従い、トランスフォーメーションを使うことで変形が出来るようになる。インクルードを使わない場合でも変形は可能だが、細かい変形の仕様を考えなければならないため手間がかかる(要はヴィヴィアンの霊装のような役割の魔法)。また、同名だが異なる効果の魔法を区別するためにも必要。

・トランスフォーメーション:全身変形魔法。インクルードで読み込んだ設計図にしたがってルールームゥの肉体そのものを質量を無視して変形させる魔法。体の一部分だけを変形させることも、全身を変形させることも可能。また、魔力を上乗せすれば複数の変形も可能となる。

・カスタマイズ:改造魔法。彼女が『機械』と認識するものに対して、自在に改造を加えることが出来る。


■ギフト

・【解析者(アナライザー)】:無生物に限定して、ありとあらゆる『構造』を解析する。解析結果は自動でライブラリとして登録され、変形の『アイデア』として使用可能となる。ジュリエッタの【捕食者(プレデター)】の機械版といったところか。


■作者より裏設定等

・初出は第5章エピローグ。大分長いこと期間が空きましたが、ついに本格的に登場です。キーワードは『機械少女』または『鉄鋼少女』。ルナホークが『サイボーグ』ならば、こちらは完全な『ロボット』です。

・元々アビサルレギオンは『ソロモン72霊』を元ネタにしようと思っていましたがその案は止めました。その案の名残がルールームゥの魔法関連となりました。

 ちなみに、『ルールームゥ』の名前は上記72霊の1柱『ムルムル』から(『ムルムル』→『ムールムール』→『ルームルーム』→『ルールームゥ』)。

・スペックだけ見れば、限りなく『最強』に近いチート能力持ち。第6.5章で『新参者』とヒルダに言われた通りアビサルレギオンへの加入は遅かったが、既に『序列二位』、つまりナイアとエキドナを除けば二番目の強者の位置についている。

・魔法を考えるのが色々と大変だけど楽しい。ただ、元ネタの悪魔に合わせようとすると色々と無理がある(かつ被りが酷い)ため、一部を除いてほぼ関連なしになってしまいました……。

・その正体は、あやめの親友である花音。正直、もうちょっと花音の出番を先出ししておけばよかったかなぁと後悔……まぁなかなか出す機会もなかったので仕方ないかなぁ。

 本編中では濁していますが、『冥界』の罠に嵌って倒れることに。第5章でジュリエッタが倒した殺人蜂たちの犠牲者――なので、とどめを刺したのはジュリエッタと言えなくもない。



◆"死を齎す者(デスブリンガー)" ベララベラム(鹿骨(ししぼね)青衣(あおい)

・アビサルレギオン序列三位、メジャーピース

・容姿:ボロボロのワンピースを纏った少女――のゾンビ。全身から腐臭を漂わせている。

・一人称:不明

・口調:不明


■霊装

・『穢れた爪牙』:ベララベラムの爪と歯。これらはゾンビウィルスの固まりであり、爪や歯で傷をつけたらあっという間に感染する。

・『穢れた衣服』:ボロボロになったワンピース。特殊な効果は持っていない。


魔法(スキル)

・インフェクション:感染魔法。ベララベラム本人にも止めることの出来ない自動魔法(パッシブスキル)。特殊な防御魔法を使わない限り防げない、あらゆる生物を『ゾンビ』に変えてしまうウィルスを放出し続ける。ゾンビウィルスは空気中では長く生きられないため空気感染はほぼしないが、ベララベラムと接触することによって速やかに感染する。感染スピードは魔法防御力によって変わるが、『無効化』は不可能。また、インフェクション自体は『ゾンビウィルスを生み出す魔法』のため、【消去者(イレイザー)】等魔法無効化能力ではゾンビウィルスの放出は止められてもゾンビ化自体は治療することは出来ない(しかもパッシブスキルのため一旦止めてもすぐに再放出が始まる)。

 ユニットがゾンビ化した場合、遠隔通話や強制移動などの使い魔からの影響を受け付けなくなる。また、ユニットの判定が『ゾンビモンスター』となるため、敵味方関係なく(乱入対戦の必要なしに)ダメージを互いに与えられるようになってしまう。

 チートが施され、本物の死体からゾンビを作り出すことも可能。ベララベラムとほぼ同程度の感染力を持ちつつ、かつギフトも第二段階まで使うことが可能とかなりぶっ壊れた性能のゾンビとなる。ただし、ゾンビのギフトは自動発動はせず、ベララベラムの形態に連動するため発動前に骨も残らず壊された場合には復活はできない。

・エンカウント:不意打ち魔法。移動にかかる時間や距離の一切を無視して、ターゲットに向けてテレポーテーションのような移動をする魔法。ゾンビ映画のゾンビのように唐突に出現することが出来る移動魔法。ただし目標は必ず「インフェクションでゾンビ化していないユニット・生物」に限られる。また必ずしもすぐ傍へと移動できるわけでもなく、壁を挟んだ位置だったりと()()()傍に移動できるという効果で、ベララベラムが相手の位置を把握していない場合には移動不可、かつベララベラムが移動前後に他者の視界に捉えられていないことが前提となる(モンスターであっても見られていたらダメ。ゾンビ化した生物ならOK)。

・ロトゥン:腐食魔法。あらゆる物質を『腐食』させる必殺魔法である。ジェーンの『デッドリー・ナックル』と同じような効果。生物に対して致命的なダメージを与えられるが、その分魔力消費量が大きい。尚、第6.5章では破壊不可オブジェクトをこの魔法で腐食させていたが、ベララベラム自身が『ユニット』として扱われていないため出来た芸当。本来のユニットであれば破壊することは出来なかった。

・ウェザリング:風化魔法。スケルトン形態で使えるようになる攻撃魔法。ロトゥンと異なり目には見えず、触れると徐々に風化していく空間を作り出す。『見えない』という点ではロトゥン以上に厄介だが、ロトゥンのように速攻で相手を腐らせるということは出来ず、とどめを刺すには時間がかかる。ただし、一度ウェザリングに触れた場合、触れていた時間の長さ次第ではあるが効果範囲から離れても徐々に風化は続いていく。

・ボーンアーツ:骨操作魔法。インフェクションでゾンビ化したモンスターがいた場合、ギフト効果によってスケルトンとなるとモンスターもスケルトン化する。そのスケルトンを構成する骨を自在に操る魔法。一応、自身の骨も操作することが出来るが、『骨』という物質を操るという性質上、質量を無視したことはできない。

・スピリットアーツ:心霊操作魔法。『魂』に関連した様々な事象を自在に操る。いわゆる『心霊現象』を起こすことも可能だし、敵の『魂』に直接干渉して即死させることも可能。



■ギフト

・【蘇生者(リライザー)】:体力がゼロになるごとに形態を変えて復活させる。基本形態であるゾンビから→スケルトン→ゴーストと段々と肉体を失いながら復活する。ゴースト形態になるとほぼ全ての攻撃を無効化することが出来るが、時間が経つと自動的に消滅してしまう。


■作者より裏設定等

・第6.5章でトンコツたちが遭遇した謎のユニット――キーワードは『腐敗少女』あるいは『感染少女』。思いっきり『ゾンビ』モチーフです。また、没案にあった『死霊少女』も組み込み、ゾンビを操る力も持っています。

・第8章の実質的なラスボスポジション。たった一人でエル・アストラエア、そして防衛するラビさんチームを壊滅まで追い込めるほどの戦闘力を持つ、ぶっ壊れ性能キャラです。ただし、敵味方無差別にゾンビ化させる能力のためアビサル・レギオンでも若干持て余し気味だった模様。

 なので、『いっそのこと爆弾として使おう』という割り切った考えでインフェクションをチートで強化、生きているものだけでなく既に死んでいるものもゾンビとしてよみがえらせ、延々とゾンビを生み出し続けるという手の付けられない『爆弾』と化した。いざという時は、クリアドーラやルールームゥの火力で一掃すればいい、という考え方。

・他者を無差別にゾンビ化させるという強力無比な能力を持っている代償として、ベララベラムは五感が著しく制限されている。視界は極端に狭く、またゾンビ化しているもの以外が『恐ろしい怪物』に見えてしまい、他者の声も怪物の唸り声のように聞こえて来るという、永続デバフがかかってしまう。これはゾンビ化した他のユニットや生き物も同じ。

 そのせいで、実はアビサル・レギオンの仲間ともロクな意思疎通が出来ていない。下手に彼女を解き放つと、アビサル・レギオンにすらも無差別にゾンビウィルスを感染させてしまう。

・マサクルのチートにより、ゾンビ化した生き物をある程度は操れるようになっている。言葉でのコミュニケーションは出来ないが、【支配者】やオーダーの命令で自分のやるべきことは理解しており、命令に従ってエル・アストラエア壊滅のために動いていた。

・インフェクションはあくまで『生物』に対してのみ有効なため、実はロボットの姿であるルールームゥには通用しない。おそらくサイボーグのルナホークも同様。耐爆スーツに身を包んだエクレールにも効かないかも。

・元使い魔はあまりに使いにくいベララベラムを持て余していたため、ベララベラムの意思を無視してユニット解除した――という割と可哀想な過去がある。

・名前の由来は『妖怪人間』から。そのまんまだとアレなので、『現実にはいなさそうな名前』に更に変更しています。

 最初はゾンビモチーフ故に『ゾンビ映画のヒロイン名or女優の名前』から良さそうなのをチョイスしようとしていましたが、そこまで私は詳しくないし、あまりにも怪物っぽいキャラなので普通の人名は止めておこうということで『ベララベラム』の方にしました。



◆"暴君" エクレール(吾妻みずほ)

・アビサルレギオン序列四位、()()()()()()()

・容姿:全身をすっぽりと覆う耐爆スーツを身に纏っている。それゆえ、見た目の性別ははっきりとしない。人間離れした巨体。

・一人称:不明

・口調:不明(そもそも言葉を発しない)


■霊装

・名称不明:巨大な棍棒。大木を削って作ったような原始的な形状だが、霊装のため強度は高い。どのような効果があるかは不明。

・名称不明:全身をすっぽりと覆う耐爆スーツ。他の大多数の服型霊装と同じく、このスーツそのものに特殊な防御能力はないようだが……。


魔法(スキル)

・なし


■ギフト

・【擬態者(シミュレーター)】:自身の姿を周囲の景色に擬態させる。その場で動かずにじっとしていると数秒で全身の『色』が周囲に溶け込む。意図的にギフトを発動させることも可能。ジュリエッタのディスガイズと似たような効果だが、このギフトは身体の形までは変えることが出来ず、視覚以外は誤魔化せない。

・【抉潰者(スクィーザー)】:服型霊装を脱ぐことによって発動するギフト。肉体に触れたあらゆる『物質』を渦に巻き込みすり潰す、自動攻撃魔法にも似たカウンター能力。一見すると無敵だが、エクレールの肉体自身は残っているため、すり潰される前に攻撃すればダメージは通る。


■作者より裏設定等

・キーワードは『剛力少女』……少女?

・モチーフは実は『力士』だったりします。実在のスポーツ・武道・職業系は微妙に出しづらいなーと思いつつも、幾つか出したいものがあったので色々と姿は考えました。

 ……普通に考えると『女性』で『力士』って無理があるよなぁとなったので、全身をスーツで身を包んだ巨体、と見た目上の性別を曖昧にするデザインとしました。

・名前の由来は『力士』モチーフなこともあり、伝説の相撲取り『雷電』から。

・クリアドーラがアリスの魔法を力技で封じ込められる『天敵』だとしたら、エクレールはジュリエッタの魔法や戦術を全て力と体格で封じ込められる『天敵』です。普通に戦ったら、アリスとジュリエッタって他人に負ける姿が作者的に想像できないので、どちらも思いっきり『メタ』を張った能力となっています。

・本編中に登場する唯一の『魔法なし』『ギフト複数持ち』。圧倒的フィジカルを活かした、本当の意味での『ハンティングゲーム』ができる性能ではあるが、残念ながら中の人との噛み合いがよろしくなかった。

・実はラストバトルの直前まで2つ目のギフトの能力が決まっていなかった。別案としては、ヒルダと合体して操作される……という感じがありました。



◆"レギオンマスター" ヒルダ (比留間(ひるま)梨花(りか)

・アビサルレギオン序列五位、グランドピース

・性別、年齢共に不明

・容姿:黒い軍服を身に纏った少女。小学校低学年くらいの姿

・一人称:ワシ

・口調:老人のような口調


■霊装

・『堕心鞭』:短い乗馬鞭。この鞭で叩かれた相手はオーダーへの抵抗力が下がり、命令を聞きやすくなる。

・名称不明:黒衣の軍服。軍帽、軍服(パンツタイプ)、コートのセット。


魔法(スキル)

・オーダー:他のユニットに対して『命令』を行う魔法。直接体力ゲージを減らすような命令は出来ないが、魔法を強制的に使わせたりすることが可能。また、強制転移等の物理的に不可能な命令も実行させることが出来る。

 強力な反面消費魔力は大きい。また、同時に複数人にオーダーを使うことは出来ず、一人につき一度ずつしかオーダーは掛けられない(一人に対して同時に複数のオーダーは使えない)。

 効果時間は『命令』の内容次第。『命令する』という性質上、自分自身にオーダーを掛けることは出来ない

・マス・オーダー:広域命令魔法。オーダーの範囲を対多数へと拡大した魔法。オーダーと同じ効果を持つが、オーダーに比べて強制力は劣っており抵抗されると簡単に解除されうる。

・パイル・オーダー:追加命令魔法。既にオーダーの掛かっている対象に対し、追加で新しいオーダーを与える魔法。矛盾しない限りは同時に複数のオーダーを掛けることが可能となる。矛盾する場合は、後からのオーダーの方が有効となる。

・レジデンス・オーダー:招聘魔法。特殊な魔法で、ヒルダの認識している存在を『招聘』する魔法。一種の召喚魔法とも呼べるが、招聘した存在は意思のない『幻霊』であり、ヒルダが操作する必要がある(オーダーが極端に効きやすく、オーダーでの操作が可能)


■ギフト

・【賦活者(アクティベーター)】:身体能力を向上させる。自動でヒルダのステータスを底上げするが、オーダーを組み合わせることで他のユニットのステータスも上昇させることが可能。

 オーダーで他者へとバフを分け与えた場合に、分け与えたユニットが完全消滅すると与えていたバフがヒルダに返却されるという仕様がある。仲間を犠牲にすることでヒルダの能力を劇的に上昇させていく……というのが本来の効果である。



■作者より裏設定等

・第4章にてゲームオーバーとなったはずのヒルダ。既に第5章エピローグとかで顔見世はしていましたが、ようやく本格的に登場です。

 ……第8章ギリギリまで復活していることを明かさずにいようかどうか悩んでましたが、結局早めに顔出しさせてしまいました。

・「能力が強すぎるため早期退場した」と第4章の時に書いたはずなのに復活。

 本人の戦闘力はさほどでもないが、強制力の高いオーダー、味方全体へとバフを撒く、という手堅く強力なサポーター――というのは表の顔で、真の能力は『仲間に貸し出した能力を徴収し、自己強化する』という仲間の犠牲を前提としたもの。

 自分の能力については理解していたものの、ユニット時にそれを使うことはなかった。

・本編中何度も触れている通り、アンジェリカ(の中の子)とは実の姉妹。口やかましいらしい。

 ちなみに、アンジェリカの本名は『比留間杏子(あんず)』。




◆"氷炎の魔女" フブキ(雪峯(ゆきみね)和己(かずみ)

・アビサルレギオン序列六位、メジャーピース

・容姿:雪の模様の着物。雪ん子っぽい。

・一人称:私

・口調:びくびくおどおどとした小物めいた口調。自分が優位に立ったと思ったら強気な口調になる。


■霊装

・『雪華扇』:雪の結晶が描かれた扇子

・『白氷衣』:真っ白な雪女のような和装


魔法(スキル)

・ウェザーリポート:天候操作魔法。かなりチートじみた超広範囲魔法であり、『天候』であればいかなるものでも発生させることが可能。ただし、魔力消費が非常に激しく、またヒルダのバフ等で強化されていなければ威力・持続時間共に非常に短い。

・アンティ:運動能力反転魔法。単純な氷結魔法ではなく、『運動エネルギーを氷結させる』という魔法。激しく動けば動くほど、その運動エネルギーを『反転』させて凍らせる。ただしこの魔法には持続力はなく、魔法を使った瞬間の運動エネルギーしか凍らせることが出来ない。自分自身に『向かってくる』ものに対しては有効だが、自分自身の動きを凍らせることはできない。

・グレイサルアーツ:氷操作魔法。自身の魔法で作り出した氷を操作することが可能なアーツ系列魔法。『アイスアーツ』ではないためか、あくまでも『自分で作った氷』以外は操作不可能(アンティやウェザーリポート、そしてギフトで作った氷なら操作可能)。


■ギフト

・【反転者(リバーサー)】:炎を氷に、氷を炎に変換する能力。アンティによって氷漬けにしたものを一瞬で炎上させることが出来る。また、このギフトの対象となる『炎』『氷』は、フブキ自身が生み出したものに限らない。


■作者より裏設定等

・ルールームゥと同じく第5章エピローグから登場。雪女というよりは雪ん子な感じの少女。キーワードは『氷雪少女』――ではなく、『悪辣少女』。

 見た目通りの『氷雪』系能力をメインにしていると思わせておいて、その実『氷雪と炎熱』を巧みに使い分けるというトラップめいた能力が本体。氷雪を見せ技にし、弱々しい見た目や小物な言動で相手を油断させて一気に葬る、という割と性格悪い性能しています。

・モチーフは、『花騎士 -Flower Knight Girl-』に登場する『小物界の大物』こと『ハツユキソウ』。ていうか、ほぼそのまんまです。しかし、あの絶妙な『小物界の大物』感は私には再現できなかった……(おかげでただの性根の腐った子になってしまっているような)。

・炎系、あるいは氷系のユニットやモンスターにとっては天敵とも言えるギフトを持っている。なので、実はムスペルヘイムであれば単独で撃破できてしまったりする。

・敵の行動阻害に特化した能力ではあるが、条件が整えばグレイサルアーツやウェザーリポートでの攻撃も可能なため、総合的な戦闘力は低くはない。それゆえの第六位。



◆"見えない死神(インビジブル)" シノブ(影山(とおる)

・アビサルレギオン序列七位、メジャーピース

・容姿:黒装束、黒マント、黒フードに髑髏の仮面を被った小柄な姿

・一人称:不明(魔法の発声以外しゃべらない)

・口調:不明(魔法の発声以外しゃべらない)


■霊装

・『アサシンダガー』:大振りのナイフ。ギフト使用時に治癒不能の『毒』を与える。

・『ダークマント』:闇・影に溶け込む迷彩能力を持つ。


魔法(スキル)

・フェードイン:世界から存在を『消す』魔法。同次元・別平面の『F空間』へと入り込むことで、自身の存在を元の世界から完全に消し去ることが出来る。フェードインしている状態では、たとえ自分の使い魔からでさえも存在を認識することは出来ず、また『ゲーム』のシステムからの干渉で『シノブというユニットがいる』という記憶すらも消えてしまう(『ゲーム』の機能の魔法なのでジュリエッタの暴走状態のような命の危険はない)。

・フェードアウト:フェードインの解除魔法。この魔法を使うまでは、シノブはあらゆる対象から存在を認識されることはないが、逆にシノブからも干渉することは出来ない。ただし、あくまで『認識できない』だけであって、範囲攻撃に巻き込まれるとしっかりとシノブもダメージを受ける。


■ギフト

・【刺殺者(スタッバー)】:このギフトを発動した状態で攻撃した場合、治療不能の傷を与え、かつ継続ダメージを与え続ける。ただし、1対象につき1回しか使えず、別の対象にギフトを使用した場合には前の対象は解除されてしまう。また、このギフトで与えた傷はシノブ自身がいなくなったとしても治ることはない(ユニット解除、クエストから離脱した場合は解除される)。


■作者より裏設定等

・第5章辺りでもちらっと触れた、『アンジェリカのプロトタイプ』をリサイクルしたキャラです。武器の『大鎌』は被るとアレなので別のものに変更している。

・地味ながら最強に近い暗殺能力の持ち主。フェードインで姿を隠しフェードアウトで標的の目の前に現れて攻撃、フェードインで隠れる――これだけで敵からは一切認識できない暗殺が行えるという、割とインチキくさい能力。

・無差別範囲攻撃に弱く、またフェードアウトを使った瞬間(魔法の発声時)に姿を捕捉されるという弱点がある。多分、クロエラやらジュリエッタならフェードアウト使った瞬間に対応することが出来てしまうだろう。

・暗殺能力特化型で、直接戦闘力はかなり低い。攻撃力だけはやや高めだが、その他ステータスは機動力含めて低め。

・ゲームオーバーになった経緯は、『フェードインで隠れている時に使い魔に存在を忘れられてユニット解除された』ことだったりする。

・本作初の『セリフなし』キャラ。魔法とギフトしか発言していない。

 ……ただ、本編で描写されていないだけで、実はアビサル・レギオン内で結構おしゃべりをしていたりはする。



◆"奇術師" ルシオラ(九品田(くしなだ)(みやこ)

・アビサルレギオン序列八位、メジャーピース

・容姿:シルクハットに燕尾服を来た『マジシャン』

・一人称:吾輩

・口調:芝居がかった変な口調。「~ですな」「~ですぞ」とあまり女性らしくない。


■霊装

・『マジックハット』:帽子型の霊装。幻覚の起点を帽子にすることができるようになる(マジックのように帽子から色々なものを取り出す幻覚を見せられる)

・『レッドへリング』:燕尾服。隠し効果として探知系能力を少し妨害する能力がある


魔法(スキル)

・ショータイム:劇場魔法。広域幻惑魔法であり魔法の発動キーワードを聞いた、かつ効果範囲内にいる人物を全て幻惑空間の中に閉じ込めることが出来る。『幻惑空間』の中に閉じ込められた対象は外からのダメージを受けることはない。

 『幻惑空間』はイリュージョンを自動で複数同時に発動させることができるようなもので、ルシオラが自由自在に幻覚を見せることが可能。魔法の範囲外に脱出すれば幻覚は見えなくなる。また、『幻覚を見せる』という点で『精神攻撃』に類する魔法であり、相手の魔法発動を『魔法が不発した』という幻覚を見せることで封じることも出来る。

 ちなみにショータイム発動中は、ルシオラ本体はその場から動くことが出来なくなる。

・サプライズ:偽魔法。これはルシオラの魔法ではなく、ショータイム内で作った偽物の魔法。ショータイム外ではもちろん使うことは出来ない。

・イリュージョン:幻惑魔法。実体を持つ幻を生み出す。イリュージョンが生み出した幻は実体があるため、ルシオラの幻を作ればショータイムを遠隔で掛けることも可能。


■ギフト

・【詐欺者(フローダー)】:精神攻撃の効果を増幅させる。簡単に言えば『嘘を信じ込ませる』能力となる。ただし、『嘘』が現実離れしていればいるほど信じさせる確率は下がる。ルシオラの場合、幻術=嘘をよりリアルに相手に感じさせる効果となる。


■作者より裏設定等

・以前シャルロットのキャラ紹介で少しだけ触れた、『シャルロットの別人格』の没案を再利用したキャラです。奇術師のような、怪盗のような姿はその名残。

・『幻覚使い』って下手するとどんな相手も完封できてしまう強キャラになってしまうので、登場させるかは少し迷っていました(姿だけ流用して能力は別にするかとも)。もしルシオラの中身が楓・椛だったら間違いなく最強キャラでしたね……。

・幻覚に特化した能力であり、全ステータスが軒並み低め。なので、一度幻覚を破られて攻撃を仕掛けられると一気に追い込まれてしまうという危険性を持つ。



◆"グレートウォール" ボタン(エレナ・テイラー)

・アビサルレギオン序列九位、メジャーピース

・容姿:大正ロマンな和服に和傘を持った少女。

・一人称:あたし

・口調:どことなく軽い感じ。


■霊装

・『花番傘』:和傘の形をした霊装。プロテクションを掛けることで傘部分が魔法の防壁を作り出すことが出来る。霊装の防壁となるため非常に頑丈。霊装に対して魔法を使うことで、最大で2種類まで同時に壁を作ることが可能となる。

・『花モダン』:大正ロマンな和服


魔法(スキル)

・プロテクション:防壁魔法。一語でも発動するが、二語で壁の種類や性質を指定することで様々な効果の防壁を発生させることが可能。同時に出せる壁の種類は1種類のみ。霊装に対して使用した場合、霊装有と霊装無の2種類まで同時使用可能。


■ギフト

・【守護者(セーバー)】:自分以外を対象として魔法を使った場合に、魔法の強度を上げる。本来は『仲間を守る時』を想定したギフトであるが、プロテクションを攻撃用に転用した場合にも適用されてしまう。


■作者より裏設定等

・大正ロマンな服装のユニット。第6.5章でルシオラと共にヨームたちの前に現れたことがある。キーワードは『和傘少女』あるいは『防衛少女』。

・持っている魔法が『プロテクション』一つしかないが、これ自体が万能な魔法のためあまり困ることがない。ただし、直接相手にダメージを与える術をほぼ持っていない(尖った壁を作ってぶつける等しないといけない)。

・第7章においてジュウベェが使っていた『防壁剣』は彼女から奪ったもの。第7章エピローグでマサクルが『ボタンを貸してやった』と発言しているが、おそらくジュウベェのやろうとしていることを察知し、ボタンの能力をわざと吸収させたのだと思われる。

・アビサル・レギオンのムードメーカー。誰とでも仲良くなれる社交的な性格で、メジャーピース全員と親しく話すことが出来る(ルールームゥやベララベラムとは流石に言葉は通じないが)。

 本体の子は、名前の通り外国人。親の仕事の都合で最近この国にやってきたばかりで、言葉はあまり上手くしゃべれなく自分の思ったことを伝えられずもどかしい思いをしていた。だが、『ゲーム』内であればペラペラと異国の言葉を話すことができ、思ったように喋ることができるのが嬉しく、だから結構なおしゃべりとなっていた。

 尚、『ゲーム』の記憶は失ってしまうことになるが、『ゲーム』内でよく話していたことが影響しているのか、現実世界の方でも以前より上手く話せるようになったようだ。



◆"炎獅子" リオナ(赤木獅童(しどう)

・アビサルレギオン序列十位、メジャーピース

・容姿:獅子の毛皮を被った長身、筋骨隆々の女性。アマゾネス。

・一人称:あたし

・口調:乱暴で好戦的。


■霊装

・『名称不明』:獅子の意匠を施した戦斧。柄は少し長めだが、片手で振れる程度の長さ。クリスタライズ・ブレイズを使った際に、その効果を霊装も得ることが出来るという能力を持つ

・『名称不明』:獅子の毛皮。頭から被る形の、フード付きマント。ちなみに身体は毛皮のビキニ。


魔法(スキル)

・クリスタライズ:結晶魔法。自身の身体の性質を金属へと変える魔法。金属の種類は自由に選ぶことができ、硬さや重さは変えた金属に準じる。ただし、リオナ自身の動きを邪魔することはない(超重量の塊となっても、リオナは普通に動ける)。

・ブレイズ:炎熱魔法。火炎に特化した攻撃魔法であり、そのまま炎を放射することもできるし、自分自身に炎を纏わせることも出来る。


■ギフト

・【襲撃者(レイダー)】:自分からの攻撃時に、全ステータスが上昇する。相手の攻撃に対しての反撃や迎撃については発動しない。


■作者より裏設定等

・普通に戦えば結構強いはずなのに、相手が悪すぎた故に一瞬で倒されてしまった可哀想な子。

 多分、アリス・ジュリエッタ・ガブリエラ辺りでなければ初撃でワンパンされて終わる……とも思ったけど、ヴィヴィアンなら食らっても耐えそうだし、クロエラなら目で見て普通に回避できそうな気もしてきた……。

・クリアドーラをライバル視しているが、序列十位ということでアビサル・レギオン内では実はあんまり強者扱いされていない。

 というか、クリアドーラ、ルールームゥ、エクレールのトップ3は不意打ちしようが何しようが勝ち目なさそうだし、ヒルダにはオーダーであっさり止められるし、ボタンの防壁魔法(プロテクション)は破れないだろうし、不意打ちできてもフブキのアンティで無効化されるし、ルシオラやシノブの能力には何の対策も出来ないし……で強者扱いされる理由が何一つない気がする。クリスタライズで全身を結晶化させた状態でならベララベラムのインフェクションを防げるので、ベララベラム相手ならワンチャン勝てるかもしれない(ロトゥンが当たった瞬間負けるし、【蘇生者】でゴースト化されたら対抗手段がないので時間切れまで逃げ回るしかないが)。



◆ジュウベェ

・基本設定は第7章参照。ただし、霊装に付与されたギフト【切断者(カッター)】や【殺戮者(スレイヤー)】などのチートは全て消えている。

・第7章の時に比べて穏やか(?)になっている。

 『戦士以外は斬らない』と宣言し、実際民間人や戦意喪失したクロエラには一切手を出さないようにしていた。

・新参者故に序列対象外。仮に入るとしたら、2~4位辺りになると思われる。



◆"シュヴァリエ" リュシー(佐原太陽)

・フランスの銃士のような姿をしたピース。序列は第十一位。第6章キャラ紹介で少し触れた、キャプテン・オーキッドの相棒の没ネタ。

・ラティナ、ロロと共に『ゴエティア守護騎士団』という謎組織を結成している。……『ゴエティア』自体、《バエル-1》出現まで影も形もなかったので、本当に唐突に思いつきで作った組織らしい。

・武器型霊装は細長い『レイピア』、魔法は突進魔法(ペネトレーション)。この魔法、実はかなりレアな性能をしていて、『本人の技量に関係なく技を繰り出す』というミオの閃刃(きせき)と同質。身体を強制的に突進させ、かつ目標を貫くように2種類の強化魔法を自動的にかけるという感じ。



◆"ブラックウィドー" ラティナ(後藤小夜(さや)

・黒いベールで顔を隠し、黒い喪服を着たピース。序列は十二位。

・『ゴエティア守護騎士団』の一人。見た目とは裏腹に『爪』型の霊装を装備した近接攻撃タイプ。魔法は、自身の爪に様々な属性付与・威力強化を施す斬撃魔法(スラッシュ)



◆"幽鬼" ロロ(黒井(ひかる)

・赤黒いフード付きローブで全身を隠した小柄なピース。序列は十三位。

・『ゴエティア守護騎士団』の一人。『手提げランプ』型の霊装を持っていることからわかる通り、直接攻撃は不得手なタイプ。

・魔法はゴーストアーツ。ベララベラム・ゴースト形態のスピリットアーツと似ているが、もちろん全く別の魔法。スピリットアーツは『心霊現象』『魂に直接作用』させる魔法。

 ゴーストアーツは、ある意味でアリスの魔法と似た性質を持っている。アリスの魔法が『万能物質(マジック・マテリアル)』を変換させるように、ゴーストアーツは『霊物質(エクトプラズム)』を様々なものへと変換させる魔法。アリスのようにab、mk等複数魔法を使う必要がないのは優れた点ではあるが、『なんでも作れる』というわけではない。



◆マイナーピースたち

・容姿:全員一律に目元を覆い隠すヘッドギアに、身体にフィットした漆黒のボディスーツ。ただし、体形等は個別を維持。

・一人称:全員一切喋ることはない

・口調:全員一切喋ることはない


■霊装

・名称なし:漆黒のボディスーツ。ヘッドギアとセットになっているが、特にこれといった効果はない


魔法(スキル)

・なし


■ギフト

・【供給者(サプライヤー)】:自身の持つ魔力を他者へと供給する。マイナーピースのうちの誰かが持っていたギフトだが、それをチートによってマイナーピース全員へとコピーしたもの。


■作者より裏設定等

・アビサルレギオン構成員にして、『生きた電池』。ヒルダのオーダーによる命令、あるいはナイアの【支配者】や魔眼を使わなければロクな動きが出来なかったマイナーピースたちを()()したもの。

 個々の能力や個性は全て削ぎ落し、ひたすらに上位レギオン構成員、すなわちメジャーピースたちへと魔力を供給するためだけの存在。

 魔力を使い切ったらそのまま使い捨て、新しく()()されるという悲惨な存在。ナイアたちの邪悪さの象徴。

・メジャーピースたちと違って、『ピース製造装置』がなくなった後に肉体に魂が戻ることもなくそのまま解放された。



◆"大いなる悪徳" 結晶蟲(ダムナティオ)アトラクナクア

・アビサル・レギオン序列不明(ベララベラム吸収態なので、第三位相当と思われる)

・ユニットの力を喰らい自らの物とする特殊な妖蟲であるアトラクナクアが、ベララベラムを吸収して誕生した姿。

 ベララベラムの能力全てを吸収できたわけではなく、一部の魔法とギフトのみを引き継いでいる。

・初期形態は大して強くもないが、一度倒された後に復活した後は猛威を振るう。鋼鉄の身体を得たことで、ボーンアーツが鉄を自在に操る魔法へと進化している。

・魔眼を8つも宿しており通常の手段では倒すことは不可能。再生不可能になるまで延々と叩き潰し続けるか、本編中でガブリエラがやったように問答無用の即死に追い込むしか手はない。


次回更新は一週間空いて10/24からになります。

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