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***** 第9章までの登場人物(その2) *****

小野山です。


今回は敵編となります。

◆ヘパイストス=マサクル(ナイア)

・性別不明

・容姿:ホーリー・ベルによく似た姿

・一人称:あたし

・口調:明るいが、人を馬鹿にしたような口調。


■霊装

・『ネクロノミコン』:先端に開いた本の装飾がされた杖

・『バイアグーナ』:黒と白を基調とした落ち着いた雰囲気のドレス

・『アルアジフ』:服型の追加霊装。妖蟲の肉体を素体にして組みあげた巨大人型ロボット。本物の霊装よりは脆いが、それでも高い防御力と再生能力を持っている。


魔法(スキル)

・ロード:現在の属性に沿った魔法生物を召喚する。魔法生物自体は霊装扱いではなく、防御力自体はさほどでもない。

・オペレーション:ホーリー・ベル同様に属性を放出する魔法。魔法生物に対する『指令』として扱うことも可能。

・エクスチェンジ:属性変更魔法。『アルアジフ』を変化させることが主だが、これもホーリー・ベル同様に自分自身に使うこともできる。



■ギフト

・【支配者(ルーラー)】:超チートギフト。『ユニット』に対して強制的にナイアの命令を聞かせることが出来る。ヒルダの『オーダー』のギフト版とでも言うべき能力。ただし、ユニットに対して同時に複数の命令をすることは出来ない。替わりに複数のユニットに対して命令することができ、しかも個別に異なる命令を下せる。また、ヒルダとは異なり味方の強化は行えない(ヒルダの強化はギフト【賦活者】の効果のため)。

 効果範囲がとてつもなく広く、ナイアの視界に収まるユニットには自力では解除できないほどの強度で命令可能。そして『ナイアを見た』だけで命令の効果を受けることになる。この場合、『《跪け》』などのおおざっぱな命令も受けてしまうが、効果自体は弱くなり短時間で解除される。

 欠点としては、具体的な命令を下した場合に『その命令が遂行不能』となると自動的に解除されてしまう。『ラビを抱えて連れて行く』という命令の場合、『ラビを抱えられない』状況になった瞬間に解除される(無理矢理ラビを抱きかかえようとはしない)。また、『ユニットの能力』という形式上、対戦状態またはフレンド以外に効果を発揮することができない。


■作者より裏設定等

・今までもちょくちょくと裏で暗躍している描写はあったマサ何とかこと『マサクル』。そして真の名は『ヘパイストス』。紛れもない『異世界の神』であり『邪神』です。

 使い魔の身体を捨て、ユニットの身体を得てラビたちの前へと立ちはだかります。

・キーワードは8章タイトルでもある『魔眼少女』。本編中に登場した『魔眼』は、ナイアのギフトの効果を抽出したもの。モンスターに対しては強化・凶暴化を与えアビサル・レギオンメンバーの命令を聞かせることができるようになる、という効果。ユニットに対しては【支配者】と同じ効果となる。チートによって『システム外の存在』となっているため、並大抵の手段では破壊不可能。

・超初期の設定では、ナイアの肉体となっている少女は、ラビたちの最後の仲間となるキャラでした。名前は『マカ』。封印神殿の封印は彼女を封じるためのものだったという設定です。

 そもそも、第8章はヘパイストスとの戦いでも何でもなく、『天災』としか言いようのない理不尽な破壊を繰り返す『破壊神群』との戦いという内容でした。『マカ』はその『破壊神群』の作り出した人型インタフェースのうちの1つ、という設定。封印されたことにより全ての記憶も封じられ、解放された後に最初に見たアリスを親として刷り込みしてしまい懐く……という感じでした。

 結局、第8~9章のストーリー全般を練り直したことにより今のような形となりましたが……『マカ』として登場し、エル・アストラエアでヘパイストスたちに攫われてナイアとなる、という展開もちょっと考えましたが結局没に……。

・名前の由来はクトゥルフ神話から。『這い寄る混沌』でおなじみのニャルラトホテプ、ナイアルラトホテップから。他にも色々と案はあったのですが、『邪悪の権化』とも言うべき相手なのでこれはもう邪神から取るしかないだろうということで、ナイアに決まりました。一時期マサクル関連はクトゥルフ神話モチーフにしようとしたから、という理由もあります。魔法等もそこからクトゥルフ関連で。

 見た目も何度かデザイン変更しています。最初はジャンヌ・ダルクモチーフにしようとも思っていたんですが、これも紆余曲折あって『ホーリー・ベルとよく似た姿』、というか『ホーリー・ベルの抜け殻』に。

・対ユニットにおいては『無敵』の能力を持ち、誰であっても絶対に勝てない能力を持つ。対モンスターでは全身を霊装同等の硬度を持つ『アルアジフ』で守りつつ戦うという、割と対抗しようのない能力の持ち主。ただ、無敵の根拠の一つ【支配者】が()()()通じないアリスという存在から全てが綻びはじめ……という感じです。

・バ美肉おじさん



◆"七耀黒堂"玖墨亜理紗(エキドナ/ドクター・フー)

・容姿:

  エキドナ)黒いコートに装束を纏った『闇の聖者』。

  ドクター・フー)白衣を纏った科学者然とした姿

・一人称:私

・口調:基本丁寧だが、相手を無視した言動が多い。


■霊装

・オルタロス:地獄の双頭犬の名を冠した、『生きている霊装』。自律行動可能、かつ単独でユニットと互角以上に渡り合える戦闘能力を持つ。


魔法(スキル)

・イグジスト:顕現魔法。アリスの『ext』と同じ発音だが……。

・ヴォイド:無効化魔法。効果範囲内で発動中の魔法を強制的に解除する。範囲外の魔法には当然効果はなく、また範囲内であっても同一人物の使った魔法を複数同時に無効化することは出来ない。

・インジェクション:注入魔法。様々な効果を持つ『薬液』を相手に注入する。敵に対しては『毒』、味方に対してはバフ効果を持つ『薬』など切り替えることが可能。ただし、この魔法では『致死毒』などの一撃必殺となる効果はもたらせない。

・フリージング:凍結魔法。相手を氷漬けにする、という魔法のように見えるが実際は『時間の流れすらも凍らせる』という魔法。完全に封じ込めることが可能だが、フリージングで凍結された物質は外部からの攻撃を受け付けなくなる。なので敵の封じ込めではなく味方の保護という使い方も可能。


■ギフト

・【改竄者(オルタラー)】:超チートギフト。『ゲーム』のルールを自在に『改竄(かいざん)』することができる。効果は永続ではないが、改竄の内容・範囲によって効果時間は変わる。『ゲーム』の機能を制限したり、存在しないはずの魔法(オブジェクト、ディメンジョンetc)を一時的に作成したりとほぼ何でもできる。


■作者より裏設定等

・マサクル同様に今まで何度か登場していた『黒幕』の一人。

・キーワードは『毒殺少女』――が初期設定。そこから色々と設定が変わって、今のエキドナ/ドクター・フーへとなりました。ドクター・フー時の白衣は『毒殺少女』時の名残(初期設定でマッドサイエンティストモチーフのキャラだったため)。

・ありすに対して何かしらの執着を持つ。亜理紗とありすとの関係は従姉妹ではあるものの、そんなに関わっていないはずだが……。

・人造ユニットであるジュウベェ、ナイアと異なり、純正ユニットの癖に霊装・魔法・ギフトの全てが反則レベルというバランス崩壊キャラ。魔法もヴォイド、インジェクション以外にまだ隠し持っている可能性がある。

 ちなみに、インジェクションで『~トキシン』とかそれっぽい名前の毒を使ってますが、大半は作者が適当につけた実在しない名前ですw(例:パラクラトキシン=パラライズ+くらっと眩暈がする等)

・第9章においてエキドナは敗れ、ドクター・フーもフランシーヌに倒されて『ゲーム』からは完全敗退したはずだが……。



◆邪神ウルカヌス

・ラグナ・ジン・バランの中枢と融合したヘパイストス。ウルカヌスの身体自体は、200年前の侵攻時から存在しており、それにヘパイストスが憑依した形になる。

・直接的な戦闘力は大したことはなく、あくまでも中枢の操作及び地上のラグナ・ジン・バランへの命令能力しか持たない。

 ただし、『ゲーム』のシステム外の存在でありモンスターとして判定されはしたものの、実質的には『ヘパイストスのアバター』となっており通常の手段で倒すことは不可能(ユニットの攻撃でダメージは与えられるが、どれだけ攻撃してもとどめをさせない――理を超えたヘパイストスの権能で復活させられてしまう)。


■作者より裏設定等

・長らく続いた『ヘパイストス編』のラスボスがナイアだとすれば、ウルカヌスは裏ボスとも言うべき存在。

 ……ただ、まぁどちらかと言えばエンディング中に戦うイベントボス扱いに近いので、バトル自体はあっさりと終わらせることに。まともに戦っても、しぶといだけで大して強くないし……。


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