***** 第6章までの登場人物 *****
小野山です。
今回は第6章に出てきたキャラクターたちの紹介編です。第6章終了時点での設定となります。今後変更が起こる項目もあると思います。
尚、特に本編が進むわけではないので、興味がない方は読み飛ばしてもらっても構いません。
◆"七燿桃園" 紅梅海斗(プラム)
・男、18歳(9/10生まれ)
・趣味:森林浴
・容姿:
海斗)背の高い、筋肉質な男性。
プラム)エルフ耳の美女。身体がものすごく細い
・一人称:
海斗)俺(本来は「僕」)
プラム)私
・口調:
海斗)やや穏やかな男口調。
プラム)気だるげな口調。『ゲーム』のシステム的な都合もあるが、本人も割と意図してそういう喋り方にしているらしい。
・家族:祖母、父、母、姉、妹
■霊装
・『ブランクシード・ボックス』:あらゆる植物に成長させられる『無色の種』を入れた小さな手提げの篭。種は使えば減るが、時間経過によって数が回復する
・『エルヴンスキン』:様々な植物をモチーフとした緑のドレス。
■魔法
・グロウアップ:成長魔法。霊装より取り出した『無色の種』を一瞬で成長させることが出来る。『無色の種』はどのような植物にも成長することが出来る。成長後の姿や能力はプラムが決めることが出来、必ずしも現実の植物と同じになるわけではない。また、『植物を成長させる』という性質上、種を植えることの出来るだけの『土台』が必要になる。よって、地面のない場所(水中や空中)では使えない。ちなみに、キノコのような菌糸類も作れる。
・インプルーブ:改良魔法。プラム自身の魔法で作った植物に新たな力を付与させる。天然の植物限定 (かつモンスターではない)でも効果を発揮する。
・グラフト:接木魔法。植物に対して更なる植物を『接ぎ木』する。魔法産の植物以外にも使うことが可能だが、その場合は『無色の種』を使う必要がある。グロウアップで作った植物については、『無色の種』を使わずとも接ぎ木することが可能。
・ブルーミング:一斉開花魔法。霊装から外に出してある『無色の種』に対して一斉にグロウアップを掛けることが出来る。魔力消費は種一つにつきグロウアップと同等、かつその後にインプルーブ等を使う場合には一つずつ掛ける必要がある。また、指定できる植物は一つだけに限られる。
・フォトシンス:太陽の光(あるいは単に強い光でも可)を浴びることで自動で魔力を回復させる魔法。光の種類によって回復速度が異なり、例え夜であっても星や月の光でわずかに効果を発揮する(光の無い洞窟や光の届かない深海などでは効果なし)。また、太陽の光(こちらは太陽光またはそれに準拠するもの限定)の中では、自動で全ステータスにプラスの補正がかかる。パッシブスキルのため常に自動で効果を発揮する。
■ギフト
・【収穫者】:植物(プラムの魔法以外の自然のものも含む)を望んだ形へと『加工』する。複数植物を巻き込むことも可能。最終的に作られる加工物には、植物の持っているものであれば何でも含まれる(薬効等も含まれるため、『ゲーム』内アイテムとは別枠で回復薬を作ることも可能)。
■作者より裏設定等
・第6章のヒロイン(?)役。
・元々は外伝として書くつもりの話で登場する予定だった。海斗が登場する話は物語の時系列に色々とそぐわないところがあったので外伝にするつもりだったのだが、物語全体の構造を見直した際に時系列に余裕が出来たため本編へと昇格することとなった。
・プラムは『美の化身』。『うつくしさ』とかいうステータスがあったとしたら、それがカンストしている状態。『ゲーム』上ではマスクされているが、『自動魅了』という能力が付与されている。
・魔法少女時の名前がなかなか決まらなかった。候補としては、『カトレア』『アコナイト』『フィオレ』等、とにかく植物由来の名前ばかりだった。結局、本名の『紅梅』から『プラム』と名付けることとなった。
・本人にそれほどやる気がなく、またなかなか『ゲーム』に参加することが出来ない上に見た目がひ弱そうなので誤解されがちだが、割と凶悪な攻撃性能の持ち主。ジュリエッタ同様、本人の資質と格闘能力によってスペック以上の力を発揮しているタイプ。
『ゲーム』的には、攻撃・防御・支援・妨害を一人で行うことが出来、更に近距離中距離遠距離とあらゆるレンジで戦うことのできる万能アタッカー。ただし、能力の性質上、極度の高温・低温、また水中では戦いにくい。
◆????(シオちゃん)
・年齢、性別不明
・好きなこと:プラムの膝枕でお昼寝
・容姿:ピエロの格好をした幼女
・一人称:シオちゃん
・口調:ひどく幼い。「~でしゅ」と非常に舌足らず
■霊装
・『ちょきちょきちょっきん』:大ばさみ型の霊装。見た目の恐ろしさの割に、攻撃力そのものは大したことはない。だが、ユニットやモンスター以外のオブジェクトであれば硬さによらず何でも切り裂くことが出来る。
・『あるるかん』:派手な柄のピエロ衣装。
■魔法
・セット:設置魔法。任意の場所に、不可視の『物』を置くことが出来る。置ける物はシオが自分で決められ、規模によって消費魔力が変わる。設置した物の発現条件も決められるが、基本的にはシオが触れても発動しない。また、設置はシオ自身が触れる必要があり、遠隔設置は不可能。敵が触れたら発動する『罠』を置くことや、一時しのぎのためのセーフハウスを置く等、使い道は幅広い。
・ジャグリング:投擲魔法。お手玉のように自在に物を持ち上げて投げつけることが出来る。地面や壁に固定されている(とシオが認識しているもの)については投げることは出来ないが、そうでなければ重量に関係なく投げられる。モンスターやユニットなどは相手が抵抗する分だけ魔力消費量が跳ね上がっていく。
■ギフト
・【爆破者】:任意の物質を『爆弾』に変える。ただし、生物そのものや誰かの身に着けている(霊装など)ものや魔法を爆弾に変えて相殺することなどは出来ない。起爆はシオが任意で行える。尚、爆弾化させるためには魔力を消費する。
■作者より裏設定等
・名前は「シオ」ではなく「シオちゃん」がフルネーム。ただ、プラムたちは普通に「シオ」と呼んでいる。
由来はフランス語の「shiot(=子犬)」から。何気にタマサブローチームは犬属性ばかりだったりする(シオ=小型の狩猟犬、プラム=大型の狩猟犬なイメージ)。
・見た目と能力が全く釣り合っていない、見た目詐欺。攻撃系能力に特化したガチガチの武闘派。トラップを主体とした搦め手・妨害が得意ではあるが、本人自身の格闘能力も高く接近戦も余裕でこなすハイスペック魔法少女。
特に【爆破者】で爆弾とした石などを、延々とジャグリングで投げ続けるというのが強力。特に細かい戦術を練らなくても、格上のモンスターすら封殺することが可能。
ただ、本人はあまり殴り合ったりは好きではないらしく、プラムの作った花畑の世話をしたり、プラムの膝枕で昼寝をしたりしている方が好きらしい。
◆タマサブロー
・白い犬の姿。
・こんな名前ではあるが、声や口調は女性のもの。
・美しい子を周囲に侍らせてのんびりしたいだけらしく、『ゲーム』の攻略自体にはあまり積極的ではないようだ。
◆????(キャプテン・オーキッド)
・性別、年齢不明
・好きなもの:お宝(特にキラキラした宝石)
・容姿:左目にアイパッチを付けた海賊
・一人称:アタシ
・口調:乱暴な口調だが、時々女の子っぽくなる(おそらくそちらが素)
・家族:不明
■霊装
・『エンペルシャーク』:超巨大な海賊船型の霊装。規格外の霊装であり、海賊船そのものだけではなく各種設備も全て独立した霊装となっている。隠された特性として、『液状のもの』の上であれば例えどんな場所であろうとも浮かぶことが出来、また絶対に沈むことも転覆することもないというものがある。
・『ジョリーロジャー』:海賊服。本来は海賊旗の名称だが、彼女は服型霊装の名前としている。
・その他多数:スティールで霊装化した各種アイテムが多数。エンペルシャークに載せているものであれば、自由自在に取り出すことが出来る。
■魔法
・スティール:強奪魔法。任意の対象を選択し、自分の『霊装』とすることが出来る。『霊装』化不可の場合、アイテムとして入手が可能。スティールの対象となった人物の同意さえあれば幾つもスティールすることが可能だが、基本的には一度に奪えるのは一人につき一つのみ。新しくスティールすると、前にスティールしたものは霊装ではなくなってしまう。『体力』『魔力』などを奪うことは出来ず、また相手の肉体に掛ける魔法や霊装そのものを奪うことは出来ない。
所有権が相手にあるものをスティールしかつ成功した場合、譲渡されない限りは時間が経つと霊装化が解除される。
誰のものでもない『ゲーム』内のオブジェクトに対しても使うことが可能(霊装化不可の場合はアイテムとなるが、『エンペルシャーク』に格納することで自由に使うことが出来るようになる)。
■ギフト
・【探索者】:価値のあるものの気配が感じ取れる。『記念品』の正式実装前から仮に配置されていた各種アイテムの蒐集に使っていたが、オーキッド本人が『価値がある』と思ったものにも反応する。つまり、スティールで奪える有用な魔法などにも反応する。また、『探索』するために有用な各種能力を自動で付与する(暗視能力、方向感覚等)。
■作者より裏設定等
・キーワードは当然のごとく『海賊少女』。
・プラム同様、名前が二転三転してなかなか決まらなかった。歴史上の女海賊からとるか、『ロマンシングサガ2』に登場する海女のように海外の女性歌手からとるか、色々と悩んだ。
候補としては『アルビダ』『マライア』等。だが、途中で何を思ったのかもう作者本人も思い出せないが『フリージア』『ブリジット』等が候補に挙がり、最終的に今の『キャプテン・オーキッド』となった。
・ヴィヴィアンの天敵とも言える魔法を持つ。アリスにも意外と有効だが、奪った魔法を霊装とするよりは防御のために使えると言ったところ。ジュリエッタに対しては全くの無力。
戦闘力としてはそれほど高くはなく、様々なアイテムを活用して戦う。アイテムの数がそのままオーキッドの戦闘力となることもあり、『お宝』蒐集に熱を入れている――と思いきや、実はただの海賊ロールプレイなのかもしれない。
・かなり歪な、アビゲイルとは違ったタイプの霊装特化型。あるいは霊装依存型とも言える。
・どうやらキンバリー(の本体)とは同じ学校の同級生の模様。
・思いっきり『ゲーム』をエンジョイしている一人。
◆????(キンバリー)
・性別、年齢不明
・気になること:『キンちゃん』『キンの字』とか呼ばれること
・容姿:いわゆる『ゴスロリ』衣装に身を包んだ小柄な少女。右目にはアイパッチ――ではなく青い薔薇の花が咲いている。
・一人称:我
・口調:中二的言動。
・家族:不明
■霊装
・『‡魔王暗黒天幕‡』:真っ黒い、ひらひらした飾りのついた傘。『‡』も含めて名前である。
・『堕天使の星衣』:真っ黒のいわゆるゴシックロリータ風ドレス。
■魔法
・シャドウアーツ:稀少な技巧系統の魔法。自身の影を自在に操り、実体化させることが出来る。実体化させた影は重量がゼロ、かつ物理的な破壊が不可能という性質を持つ。それでいて相手に対しては物理的な効果を持つという割と破格な能力。ただし、かならずキンバリー自身と繋がっていないと効力が弱くなり、距離を伸ばせば伸ばすほど魔力消費量が激しくなる。
■ギフト
・【日陰者】:どのような場所であっても、キンバリーの『影』を生み出すことの出来る能力。その実態は影を作るための『元』を作り出す能力であり、このギフトで作った影は『影絵』のように様々な姿とすることが出来る。そして、その影と同じ形の『元』が実在することとなる。非常に珍しい、ギフト使用に魔力を消費するだけでなく『限界』があるタイプ。ある一定の面積を超える量の影の『元』は作ることが出来ず、また面積は使うごとに消費していく。
■作者より裏設定等
・初期設定から色々と変わったキャラ。一番最初のキーワードは『悪霊少女』で、ネクロマンサーみたいな感じだった。その後、『亡霊少女』となり幽霊キャラに変わったりもしたが、なぜか最後は今のゴスロリ中二キャラに落ち着いた。『悪霊少女』『亡霊少女』はどこかで使いたいなぁと思っている。
・オーキッドの相棒。海賊の相棒としてどんな魔法少女を出すか色々と悩んだ。一時はフランスの銃士姿も考えていたが、『まぁ海賊の相棒だし……』ということで若干悪役めいた姿のキンバリーに白羽の矢が立ったという経緯がある。
名前の由来は、海外の歌手『キンバリー・ゴス』から。……名前に『ゴス』がついているところからの連想です、はい。
・オーキッドの後ろを大人しく着いて行っているように思えるが、実際には彼女の方が前に出ることが多い(オーキッドのフォローをしたり、どこか彼女を守っている節がある)。知識が豊富で、本人曰く「参謀のような役割」の方が合っている、らしい。
口調はアレだが比較的常識人。
・シャドウアーツしか魔法を持っていないが、この魔法自体が割と万能なため特に不便はない。完全に特化型。
◆ライドウ
・キャプテン・オーキッド、キンバリーの使い魔。ピンク色のウリ坊。
・時代がかった武士のような喋り方をするが、見た目が非常に可愛らしいためあまり威厳はない。
・武士のような喋り方から、本人も割とストイックで戦闘を好む性質のようだ。オーキッドたちが強くなることを望み、強敵との戦いを積極的に行いたがるが、かといってオーキッドの『お宝探し』を邪魔するつもりもないらしい。
◆"七燿桃園" 桜桃太郎
・桃香パパ。現桜家当主であり、様々な事情から七燿桃園を取り仕切る立場にある。
・桃園の軍駐屯地の責任者。これは世襲制ではなく、彼が実力で勝ち取った立場。
・桃香のことは溺愛しているものの、彼女の特異能力も把握しているため甘やかしすぎないように自分を律している。
◆"七燿桃園" 桜菊代
・桃香ママ。見た目は普通のおばちゃん。
・桃園の軍駐屯地の責任者の一人。夫婦だから責任者をしているのではなく、元々彼女自身も軍関係者だった。桃太郎とは職場結婚である。
・家事は鮮美に任せているが、もちろんやろうと思えば普通にできる。その暇がないだけである。
◆"七燿桃園" 桜桃也
・桃香お兄ちゃん。背の高いイケメン。あやめからは『若様』と(からかい半分に)呼ばれている。
・桜家の跡継ぎという立場ではあるが、別に本人も家族も特に気にしていない(桃園の親戚筋が気にしているだけ)。現在彼女なし。
・休日はいつもフラフラと出歩いていて、あまり家にはいないらしい。
・桃香のことを溺愛している。
◆"七燿藍鳥" 鷹月豪
・あやめの父親。皆からは『豪先生』と呼ばれている。
・桃太郎の付き人兼護衛。彼の本職はどちらかと言えば『護衛』の方にある。
・武術の達人。『剣心会』を初め桃園の武道教室の教官も務めているため、実は千夏の知り合いでもある。
・桃太郎の護衛を務める前は学校の教師をしていた。それゆえ、『先生』と呼ばれている……らしい。
◆"七燿藍鳥" 鷹月鮮美
・あやめの母親。豪先生とはかなりの歳の差がある。
・菊代の付き人兼護衛兼桜家のメイド長的役割。口も態度も悪いが、家事全般どころか事務作業すら完璧にこなす。桜家唯一の喫煙者。お酒は飲まない(飲めないではない)。
・豪が教師時代の教え子……らしい。
◆不破愛
・『マスカレイダー フィオーレ』の主人公、花房美桜を演じる現役女子高生役者。ファンからは『ふわりん』の愛称で呼ばれている。
・見た目は可愛らしい美少女だが、性格は結構きついらしい。
・子役出身なので、年齢の割には芸歴は長い。なぜマスカレイダーに出演することになったのかは不明。




