***** 第3章までの登場人物 *****
小野山です。記念?すべき150話目です。
今回は第3章までに出てきたキャラクターたちの紹介編です。第3章終了時点での設定となります。今後変更が起こる項目もあると思います。
尚、特に本編が進むわけではないので、興味がない方は読み飛ばしてもらっても構いません。
※年齢等、全て第3章終了時点
◆"七燿桃園" 桜桃香(ヴィヴィアン)
・女、10歳(4/2生まれ)
・好きなもの:自分と同じか年上の女性全般。ピンク色
・容姿:
桃香)亜麻色の髪にドレスを着た現実離れした美貌の『お姫様』。ありすよりちょっとだけ大きい
ヴィヴィアン)銀色の髪を三つ編みにし、メイド服を着た少女。十代前半くらい
・一人称:
桃香)わたくし
ヴィヴィアン)わたくし
・口調:
桃香)なんちゃってお嬢様言葉(本人はそう思っていない)。あやめに対しては家の中では年相応の喋り方となる
ヴィヴィアン)誰に対しても丁寧語。敬語の使い方は微妙に間違っているが気にしない
・家族:父、母、兄 ※他親戚が多数
■霊装
・『全知全能万能魔導書』:略称『全書』。巨大な辞書と羽ペンのセット。召喚獣の管理を行う。羽ペンを使うと、記載されている召喚獣を編集することが出来る。編集内容によって消費魔力が増減することもある。
・『メイド・イン・ヘヴン』:クラシックなメイド服。ホワイトプリムではなく宝冠を着けている。インストール時にはメイド服から、インストールした召喚獣に合わせた姿に変化する。
■魔法
・サモン:様々な召喚獣を呼び出す。一度呼び出した召喚獣は『全書』に記録され、以後能力の書き換えが可能(書き換え結果次第で魔力消費が上下する)。同じ召喚獣は同時に呼び出すことが出来ず、また召喚獣同士は接触すると弾かれてしまう。
・リコレクト:サモンで呼び出した召喚獣を消す。リコレクトで消した場合、サモンで消費した魔力を全て取り戻すことが出来る。ただし、取り戻した時点で魔力の最大値を超えた場合、超過分は切り捨てられる。
・インストール:召喚獣をヴィヴィアンの肉体へと『憑依』させる。憑依後は消費なしで召喚獣と同じ能力を行使可能。インストール後はサモンを使うことは出来ない(サモン済みの召喚獣はそのまま使える)。
・アンインストール:インストールを解除する。リコレクトとは異なり、インストール時に使用した魔力は回復しない。
■ギフト
・【祈祷者】:あなたに、幸運を―― ※効果不明
■代表的な魔法
・ペルセウス:剣と楯を持ち、空中を自在に翔けることの出来る剣士を召喚する。かなり高度な知性を持っており、自動で敵と戦い、状況次第でヴィヴィアンを守る。
・グリフォン:三匹でワンセットの小型魔獣を召喚する。一匹でも残っている状態でリコレクトすれば魔力の消費がない。
・ペガサス:いわゆる天馬を召喚する。超高速飛行による移動能力に優れ、また機動力を生かした強烈な体当たりも出来る。
・イージスの楯:ありとあらゆる攻撃を防ぐ大楯を召喚する。サモン専用でインストールでは使えない。『楯で防いだ攻撃を完全にカットする』という能力を持っているため、楯に当たりさえすればアリスの神装ですら防ぐことが出来る
・アングルボザ:インストール専用。制御不能の魔獣聖母と化す。作中では『アングルボザ・ヘル』として顕現したが、他にも『アングルボザ・フェンリル』『アングルボザ・ヨルムンガンド』の形態を持ち、それぞれ異なる容姿・能力を持っている。尚、女体部分は『ヘル』ではなく『アングルボザ』を表している。
・エクスカリバー:虹色の光を放つ聖剣を召喚する。フルチャージ時には周囲一帯を吹き飛ばすビーム兵器、通常時は剣として使える。ビーム兵器として使った時、ヴィヴィアンのステータスがランダムで減少してしまうデメリットを持つ。尚、この召喚獣については『全書』での書き換えが出来ない。
■初期設定
・ありすがいじめられっ子設定だった頃、ありすを虐める側の子だった。最初はデスゲーム設定だったので、危うく死亡するところだったのをありす達に助けられ……という展開になる予定だった。
ただし、積極的にいじめをすることを止めただけで、特にありすと友達になるという展開にはならなかった。
ちなみに、この時点では『七燿桃園』のような設定はなく、至って普通の家の子だった。名前もこの時点では未決定。
・デスゲーム設定を止めた後、ありすの最初の仲間となるに当たり、今のような設定に変更。
当初は『桃園桃香』という名前だったが、語呂があんまり良くない&七燿族の設定を出すために『七燿桃園の桃香』、そこから更に苗字を加えて『七燿桃園・桜桃香』となった(この時点で、ありすの苗字が桜→恋墨へ変化)。
■作者より裏設定等
・脳みそピンクのお嬢様。尚、本作にはガールズラブ要素はありません。……多分?
・今の桃香のキャラ付けは、アリスマティックを書き始める前に書いてた作品に登場していたキャラをほぼそのまま持ってきた感じ。そして、そのキャラの元ネタは、某アイドルゲーのキャラだったりする(性格とか書いてるうちに大分変化してきたので、名前以外は似てるところないですが)。
・デスゲーム設定を止めた理由その2となるキャラ。美鈴死亡後、桃香が加わってにぎやかになっていくのはいいんですが、人死にが出てるのにあんまり軽い雰囲気にするのもなぁ、と思ったのがデスゲームを止めた決定打となっています。
・魔法少女時の名前が中々決まらなかった。メインキャラでは確か一番最後に名前が決まった記憶が……(キャラ自体はホーリー・ベルよりも早くから出来ていたのに)。
ちなみに名前の由来は、某国民的有名RPGにて敵で出てきた女魔法使いから。候補としてはアズールレーンのメイド「ベルファスト」というのもあったのですが、略称が「ベル」となってしまうとホーリー・ベルと被ってしまうため、ヴィヴィアンの方にしました。
・本編中でも少し触れられていますが、『特殊能力』持ちだったりする。
・尚、アリス、ヴィヴィアンについては他のキャラのように『○○少女』というキーワードがない。そのせいで、実は名前だけでなく使う魔法の内容も中々決まらなかった。
・何気にメインキャラの中ではコメディ担当。段々とアホの子になっていく予感……。
・ありすが登場人物中一番の『異常者』だとすると、桃香は一番の『変質者』です(笑) ……どうしてこうなった。
◆"七燿藍鳥" 鷹月あやめ
・女、17歳(11/2生まれ)
・好きなもの:掃除、料理
・容姿:肩までで切り揃えた黒髪にすらっとした体形の、クールで知的な美女
・一人称:私
・口調:誰に対しても丁寧語。桃香に対しては家の中では多少砕けた口調となる
・家族:父、母
■作者より裏設定等
・桃香が加わることにより、ラビの目の届かないところにいるのがちょっと不便(意識を失って倒れているのが見つかったら大騒ぎになりかねない)という事情から生まれたキャラ。
他にも色々と彼女に纏わる事情はあるのですが、本編中にはまだ出ていない諸々と絡んでしまうのでまだ非公開。
・本人の自己申告通り、『マサ何とか』という使い魔のユニットではあるが、マサ何とかがクラウザーに怖気づいて逃げだしたので『ゲーム』にはほぼ参加していない。
ユニット時の名前や魔法等は現時点では秘密(キーワードは『機甲少女』)。
・あやめも桃香同様、『特殊能力』持ち。物探し・人探しをすると短時間で確実に見つけることが出来るという能力――何でその能力を使ってマサ何とかを探さないのか? とか聞いてはいけない。
・成績が良い――とラビはイメージから思い込んでいるが、実際はそうでもない。悪いわけでもないが、どちらかというと体を動かす方が得意。
・完璧なメイドキャラではなく、若いがゆえにちょくちょくミスをする。クールな表情で誤魔化しているだけ。後、口がちょっと悪い。たまに酷いことを(無自覚に)言うが、桃香のことを溺愛している。
・ハンドルを握ると性格が変わる。どんな風に変わるかは……まだ秘密(明らかになる時が来るとは言っていない)。
◆クラウザー
・男。年齢は不明だが、声の感じからして成人であると思われる。
・性格:乱暴、傲慢。そして狂暴。
・容姿:黒地に白の縞模様をした巨大な『虎』。一般人に見つかったら確実に通報される。
■作者より裏設定等
・ラビたちと明確に敵対するプレイヤーとして登場。非常にわかりやすい『悪役』として設定している。
・第2章のヴィヴィアン編以降、クラウザーとの決着がつくまでの結構長い期間を『クラウザー編』と作者は位置づけています。
ただ、物語全体としてはクラウザーとの戦い以外も頻繁にあるので、特にクラウザー編である、とは明言しませんが……。
・初期設定ではヴィヴィアン(桃香)に対してはもっとエグイことをしていたのですが、自重しました。
◆美藤美々香(ジェーン)
・女、10歳(5/11日生まれ)
・好きなもの:イケメン、友達
・容姿:
美々香)黒髪のショートカット、ありすたちより少し背が高い。ボーイッシュ
ジェーン)黒に近い灰色のボサボサ髪。狼の耳と尻尾が生えている。十代前半頃。
・一人称:
美々香)あたし
ジェーン)アタシ
・口調:普通の女言葉。変身前後でほとんど差はない。
・家族:父、母、兄、姉
■霊装
・『牙神』:魔獣の骨を削って作った巨大なブーメラン
・『ビーストスキン』:胸と腰を覆うだけの簡素な毛皮。色は髪と同じ黒に近い灰色。
■魔法
・アクション:自身の肉体を使用した動作に限り、あらゆることを実現させる。属性を付与したり、物理法則を無視した動作をさせたり、割と万能な魔法。重ね掛け可能。
・ボロウ:自身の肉体に存在しない他の生物の器官を付ける。翼や尻尾などの見えやすい器官限定。尚、暗視や熱探知等については、ボロウを使わずともアクションで実現可能。
・ユーバーセンス:ジェーンの感覚を鋭くする。第3章時点では唯一の自動発動魔法
■ギフト
・【狩猟者】:モンスターに対して与えるダメージがアップ、与えられるダメージがダウンする。また、モンスターの位置について探知することが出来る(ただし使い魔のレーダーのようにビジュアルでわかるわけではなく、感覚で『何となく』わかる程度)
■初期設定
・アラクニド戦で苗字だけ登場し、それ以降は特に出番も何もないはずのキャラだった。ちなみに、当初の苗字の読みは「みどう」ではなく「びとう」だったりする。
その後、第2章を書き進めるうちに、いつの間にか魔法少女となり出番が増えていくように……。
・本人が嫌がっている綽名だが、当初は『ボス』であった(美藤→微糖→缶コーヒー→缶コーヒーは○○という連想ゲームで付けられた綽名という設定)。
■作者より裏設定等
・第2章ヴィヴィアン編を進めるにあたって急遽魔法少女化したキャラ。
本来、ジェーンはありすたちとは全く関係ない人間が正体であり、美藤は『ユニットになっているけど、特に関係ない人間』という扱いだった。下の名前も不明のままで通すつもりだった。もちろん、本編中に出番なし。
・魔法の設定が地味に難しい。ポテンシャル的には、おそらく『ゲーム』攻略においてはトップクラスの能力持ち。
・ありすたちのクラスメートだが、異なる使い魔のユニットということで、ラビたちが『ゲーム』に悩んだ時にトンコツからアドバイスを得られやすくなるという、実に美味しい位置づけのキャラとなった。
今後もちょくちょく出てきます。
・本人曰く『狼』の獣人だが、興奮すると猫っぽい鳴き声になる。
◆美藤和芽(シャルロット)
・女、13歳(10/1日生まれ)
・最近あった嬉しいこと:ちょっと距離が出来始めてた妹とまた仲良くなれたこと
・趣味:ぬいぐるみ集め
・容姿:
和芽)おっとりとした眼鏡っ子。美々香とはあまり似ていない。背が低い
シャルロット)赤毛に赤い瞳の幼女。小学校低学年くらいに見える。
・一人称:変身前後共に「私」
・口調:
和芽)普通の女言葉。ややゆったりとした喋り方
シャルロット)変身前に比べるとやや幼い喋り方となる。かっこつけた喋り方もするが、長持ちしない
・家族:父、母、兄、妹(美々香)
■霊装
・『アルゴ・アルゴ』:大き目のパイプ。『アルゴス・アルゴリズム』の略らしい。
・『ブラック・バロン』:探偵風なマント。一体何が黒で男爵なのかは誰にもわからない。
■魔法
・アクティベーション:詳細は不明だが、《アルゴス》を起動することはわかっている。
■ギフト
・不明
■初期設定
・本人は全く戦闘能力のないキャラだが、実は超レアな性質を持っていて、『二人で一つのユニット枠を共有している』――という設定があった。
戦闘力なしの情報収集特化型の『シャルロット』と、その反対に戦闘力を持っているユニットの2つの姿を持っているが、同時に現れることが出来ない(かつお互いに存在を知らない)という、ある意味二重人格的な設定。
ちなみに、戦闘力を持っている方は、探偵キャラの反対として『怪盗』キャラだった。『嵐の支配者』戦の初期案では、救援にはジェーンではなくこの怪盗が現れることとなっていた。
……まぁ、その設定は没にしたわけですが。
■作者より裏設定等
・本編の後書きでも触れた通り、全く出すつもりがなくネタ帳には『探偵少女』というキーワードしか書かれていなかった(余談ですが、一部のメインキャラ以外は『○○少女』というキーワードをまず考え、そこから詳細を詰めています)。
ヴィヴィアン編でのストーリーを進展させるキャラとして、一発ネタ的に登場させたのだが、書いてて意外と気に入ったこと、『探偵』キャラとして『謎が発生したところや解決編で現れて解説するキャラ』として使い勝手が良さそうだったので以後も登場させることに。
……まぁ、登場してわずか数十行で性格がポンコツだということになったので、クールで知的な探偵キャラとしては使えなくなってしまったが。
・名前の由来は本編後書きで触れた通りです。ほんと突発で登場することになったキャラなので、性格も魔法も何もかもがその場で考えながら書きました。
・初期設定の『探偵』『怪盗』の二面性を持つキャラということで、当初は双子設定とした。双子の弟の方が実は『怪盗』――ということを考えてはいたものの、『怪盗』の方には出番が無くなってしまった。
・美々香と姉妹という設定は実は後付け。
・名前は「マナカナ」ちゃんから……だったが、双子設定が無くなってしまった。
・真の実力はまだ未知数。今後の出番で明らかになる……かも?
・外伝『シャルロットの野望』というのを一時計画してました。和芽とトンコツとの出会い~第3章終了時点までのお話になる予定(書くかどうかは未定)。
◆トンコツ
・男。比較的若め
・容姿:牛の姿。大きさや見た目はぬいぐるみ。
■作者より裏設定等
・シャルロット、ジェーンのユーザーとしてとりあえず登場させたものの、トンコツチームは割と使い勝手がよいので今後も登場すると思います。
・ジュジュがいなくなったことにより『ゲーム』の詳細な情報をラビが知ることが出来なくなったため、『説明係』として最初は出したのですが……あれよあれよという間に色々と裏設定が追加され、結構なメインキャラクターに昇格された感があります。
・初期設定では、牛ではなく猪の姿をしていましたが……何で牛になったのか作者にもわかりません……。
◆『りえら』
・天使の姿をしたユニット。『りえら』はおそらく綽名であり、正式な名前は別にあると思われる。
・巨大な『鍵』型の霊装を持つ。
◆『さりゅ』
・天使の人形のような姿をしたユニット。左側だけ翼が生えている。
・『りえら』同様、正式な名前は別にあると思われる。
・先端がドリルになった槍の霊装を持つ。
◆ヒルダ
・黒い軍服に軍帽を被った姿のユニット。
・詳細不明だが、他のユニット等に『命令』をする魔法を持っていると思われる。
◆アンジェリカ
・赤いフードを被った姿のユニット。
・巨大な鎌の霊装を持つ。
◆キング・アーサー
・《エクスカリバー》を呼び出したらなぜか現れた謎の存在。
・出現するとモンスターを片っ端から倒していってしまうというはた迷惑な存在。
・一応喋れるらしい……が、基本的には『キング・アーサー!』と叫ぶのみ。
・ヴィヴィアンのサモンでも呼び出せるようにはなっているようだが、コントロール不能になると怖いので封印している。
■作者より裏設定等
・何でこんなキャラを出そうと思ったのか、コレガワカラナイ
・ただ、ホーリー・ベルよりも早い段階、つまりデスゲーム風味だった頃から設定上は存在していた。役回りも今と同じで、《エクスカリバー》を使ったら出てきてしまった謎の存在となっていた。
元々第2章(ホーリー・ベル誕生前では第1章)は、ヴィヴィアンを仲間にする→嵐の支配者との対決という流れだったのですが、いきなり嵐の支配者と戦うよりも、先に仲間になったばかりのヴィヴィアンの実力とかを見せよう、ということで『キング・アーサー討伐戦』を考えた。
・今後の出番? あるわけがない。
◆リュウセイ
・小さな龍の姿をした使い魔。
・クラウザーと互いに利用し合う間柄。『ゲーム』の運営側に働きかけることが出来るらしいが……。
◆ケイオス・ロア
・暫定美鈴が再度ユニットとなったと思しき魔法少女。
・おそらくホーリー・ベルと同様の魔法を使うと思われるが、詳細は不明
・現在はミトラという使い魔のユニットとなっているようだ。
◆『アル』
・ミトラという使い魔のユニット。人魚の姿をしている。
・『アル』はおそらく愛称であり、本来の名前は不明。
◆『BP』
・ミトラという使い魔のユニット。全身を漆黒の鎧で覆った騎士風の姿をしている。
・読み方は「ビーピー」。そういう名前なのか、あるいは略称なのかは不明。
◆マサ何とか
・あやめの使い魔。
・現在消息不明。あやめがユニットのままであることから、まだ『ゲーム』から脱落してはいないようだが……。
再度小野山です。
第2章からどんどん新キャラが増えていっているので、この登場人物紹介も大分長くなってきました。
(まぁそれでも他の方の作品に比べると、登場人物の増加ペースは大分ゆっくりなんですけどね)
第4章以降もキャラは増えてくるので、この登場人物紹介もいずれ分割する羽目になるかもしれない……ありすやラビたちの紹介済みのキャラも、アップデート項目が色々あるわけですし。
次回、用語解説を一回挟んでから第3.5章となります。