第4章:神々の会談
第3章に色々間違いがあったため
色々直しました。
申し訳ありませんでした。
神界と下界、それはこの世界に存在二つの“界”でありながら、別々の空間に存在している。とはいえ、まったく関係ない二つの空間ではない。
下界、三つの大陸と無数の島を囲んでいる海。ここは全ての生物が住んでいる空間である。
* 東の大陸、緑の大陸、エディアスと呼ばれている。一番大きいな大陸である。
エディアスに住んでいるのは人間族、獣人族、魔人族、長耳族、小人族、そして魔物が生存している。
エディアスにはさまざまな国がある、連盟関係、敵対関係、あるいは、まったく関係ない国々がこの大陸に存在している
そのため、商業、農業、医学、経済、軍事、そして魔術がとても発展している。
力の争いのためである。
その中に、聖国と呼ばれているセランダ聖国が一番大きいである。
魔術を注視して、発展しているため、セランダ聖国の聖騎士団は世界最強の軍団と呼ばれている。
だが、この国の軍団は人間の間の争いには参加しない。聖騎士団は魔物と魔王の軍と戦うため、作られたのである。
だが、セランダ聖国の一番大きいな戦力は聖騎士団ではなく、“勇者”と“聖女”と呼ばれている神々に選ばれた人々である。
魔物は他と違って、全てが邪神の管理のしたである。
そして普通の魔物なら自我が存在しない。本能に導き、本能に従って、全ての生物が餌だと認識している。
調教師にテイムされた魔物ならテイマーされたものなら主人に絶対に忠誠するという“真理の鎖”が掛けられている
これも邪神が設定している鎖である。
これは、邪神が世界を壊そうとか人類を滅ぼそうとかではなく、神々全員がきめたことである。
各種族が平和でいるため、共通の敵が必要ということである。
もう一つは人類の数が増えすぎないためである。
その魔物の中に、邪神に選ばれて、加護を与えられたものが“魔王”になって、自我が目覚める。
魔王は巣を作って、魔物を生み出す。そして、一定の量になったら巣から出して、全てを破壊する魔物の波という災害になる。
それを防ぐため、国々が迷宮を管理して、冒険者を送って、魔物の量を減る同時に魔物から取れる素材で、国を裕福する。
* 北の大陸、砂の大陸。セラハと呼ばれている。
この大陸は半分ぐらい砂漠化されている。住んでいるのも人間族、砂漠に適正の高い獣人族と魔族、後はこの大陸に冒険するために来た冒険者だけである。
魔物もまた砂漠特化の魔物がほとんどである。
砂漠がほとんどであるため、主人はそんなに多くないらしい。
が、砂漠には金、宝石と鉱石が多いため、商業、鍛冶と錬金術がとても発展している。
* 南の大陸、精霊の大陸。この大陸は世界樹の大陸と呼ばれている。
理由は簡単、大陸の中央には世界樹がいるから。
世界樹、強大な大樹。はるか昔から存在していた。精霊達の母と言われている。
大陸の三部の二は森林で精霊達の住む森であるため、長耳族と獣人が自然と一緒に住んでいる。
森の中に村があって、海岸には港町があるが国は存在しない。
昔、人間たちが森を伐採して、国を作ろうとしたが精霊達に攻撃され、全滅された、という物語があって、誰もそんなことをやってみようとしない。
話が戻ります。
緑の大陸にある中級の王国。ファリオン王国である。
ファリオン王国は国の面積は多きが、セランダ聖国の右側の隣にあるため、とても平和な国である。国のほとんどの貴族と民は、他族の差別もなく、身分差の差別も深くない。いい国である。
ファリオン王国の北側には大きいな森がある。森の奥は“魔物の庭”と呼ばれていて、死地と知られている。なんでも上位の魔物である竜族が住んでいる土地である。ワイバーンも下位竜族でありながら、その中の一つである。
とは言っても、森の外側は下位や中位の魔物しかないため、冒険者達もよく狩りに入っている。
そんな森に、ある日、一匹の猿形の魔物が一個の卵を持って、森の外側に逃げている。
この魔物の種族は、いたずら性で、バカな行動が多いと有名である。この一匹の猿も例外ではない。
この猿は数十分前、ワイバーンの巣に進入して、卵を盗もうとして、母ワイバーンに死にかけるまで反撃した。 猿の体には傷だらけで、血が流れている。それでも、この猿は一個の卵を盗むのを成功した。奇跡といっても過言はないでしょう。
だが、猿の傷は重すぎた。最後に森の外側の近くに着いたところで、命を落とした。
残された卵は重力に従って、転がり、最後に空いている平野に落ちた。
本来ならこの卵の中の子ワイバーンは死ぬことに他無かった。実際、このワイバーンの魂ももう消えた。が、そのとき、突然、異常の魂が現れて、ワイバーンの卵に入った。
ただ、このことについては誰も知らなかった。神々でさえ。
それから何日後、卵から小さなワイバーンが生まれた。
生まれたワイバーンは小さくて、同じワイバーンと比べたら弱い。
そして、バカに見える。
生まれてからしばらく、何もしないし、どこにも行かない、ただその場でうろうろしているだけ。
そう、小さなワイバーンはただ、その場でうろうろしているだけ、なのに。
カランーーー
ワイバーンを縛っている真理の鎖が割れた。
法律の管理神、テランドが目を大きく開けて、驚いた。
ありえないことが起こった。
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平野が広がっている場所、草原が広がっている、草の花が咲いて、まるで天国の風景。
そこに、一匹の小さなベビーワイバーンが、空に向けて、口を大きく開いている、まるで空ごとすべてを飲み込みたいかの様に。
次の瞬間、天から巨大な雷が落ちた、小さなワイバーンごと飲み込んだ。
「ガアアアアーーー」
だが小さなワイバーンはまるで「負けねぇ」と叫びたげに、恐怖一つなく、雷にむけて鳴いている。
バアアアンン~~~
ビリビリ~~
数秒後、雷が消えた。
その場には大きなクレーターが出来た。クレーターの真ん中に小さなワイバーンが気絶した。
ワイバーンの全身が焼かれて、ぼろぼろになった。
だが、生きている。
死にかけている、が、間違いなく生きている。
天罰に打たれて、生き残った。
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「それは、当たり前のことですからね。天罰はもともと殺すためではなく罰を与えるためですから」
神界
無限に広がっている宇宙のように、黒い空間、が暗くない。
空間の真ん中には城が建っている。純潔な白色の城
このには沢山の神が存在する。それぞれの“鎖”を管理する。
そして今、その神々が今集まっている。
理由は
たった今、一匹のワイバーンに付けるルールシステムの鎖、すまり世界の真理の鎖、が砕けられたから。
そのせいで、運命の元の流れが他の方向にほんの少しだけ外れた。
「許せない、許せない、運命の鎖を壊すなんて許せない」
運命の鎖を管理する女神、運命神サテリアラ。
外見はとても美女ですが胸の部分はちょっと残念。
彼女が今狂っているのように怒っている。
「落ち着け、サテリアラ、運命の流れがまだ大丈夫、幸い、あのワイバーンが何か出来る前に、あいつに呪いをかけたから。」
呪い、それは天罰の本当の目的である。
神々はあるはるか昔の制約で下界に下りることは出来ない、また、下界の生物の命に直接害することも出来ない。もちろん、神々も普通そんなことはしないから。
が、今回の場合は違う、真理を壊したものと下界の生物であるもの。世界のバランスを守るため殺さなきゃいけない、が直接に殺すことは出来ない。だから自滅するための呪いを天罰の形で落とした。
そして、天罰を落とした神、法律の鎖を管理する神、管理神テランド。
外見はどこかの長老か魔術師のお爺さんにみえる。
彼もまた、神々の中にもっとも位が高い神である。
法律を管理しているからこそ、感情ではなく理性でいかなければならない。だから、彼が落ち着て、自分の一本の指を見ながら、考える。
その指の先には小さな、とても小さな傷がついている。ちゃんと見ないと発見出来ないぐらい小さかった。
そう、神である彼はそのワイバーンに、罰の雷を落とす瞬間に噛まれた。
神としての力で、そんな小さな傷ならなんの影響も無く、一瞬で直せる。実際、その傷も一瞬で直した。誰もそのことを気づかなかった。
だが噛まれた事実は消えない。
下界の生物が神の身体に傷を付けることは普通不可能である。
だから彼は悩んだ、あのワイバーンがどんな力で自分に傷を付けたのかと。
「クルアマリ、見えるのか?」
時空の鎖を管理する女神、時空神クルアマリ。
クルアマリ女神は美少女の外見をもって、顔がいつも無表情のまま。
冷静で冷酷、時間の様に無性に流れている。
彼女もテランドと一緒、最上位の神位である。
だが、時間と空間の鎖は勝手に変えたら世界が混乱になるほか無い、だから彼女が出来るのは過去と未来を見ることだけ、が
「申し訳ありません。真理の鎖を壊したものの未来は見えません」
首を振って、クルアマリ女神がいった。
そう、真理から離れたものは未定の未来ですから。
だから彼女が見えなかった。
「過去は?」
「...ワイバーンの巣に進入した猿。母ワイバーンが巣を守るため戦ったが卵一個がとられた。逃げた猿が大傷を負ったため死んだ。取られた卵がその場所に落とされた。ワイバーンが生まれた、そして突然真理の鎖が壊れた」
「突然?」
「はい、生まれたワイバーンはその場でうろうろしたら、しばらくして真理の鎖が壊れた」
「ふーむ、というと、考えられるのはそのワイバーンがその短い間に、真理の鎖を砕けられる何かのスキルを取得した、ってこのですね」
「その可能性が高いと思います。」
冷静でゆっくり話しているテランドとクルアマリをみて、サテリアラがまた怒り出した
「テランド様、早くそのワイバーンを殺した方がいいと思います。」
「ふむ、」
「真理の鎖を砕けたもの、例え今は呪いで力を増えないようにしたとしても、いつかまた何か世界の真理に害するでしょう。」
「たしかに、分かった、聖女達にそのワイバーンを討伐するように伝えよう」
「なら私の勇者と聖女に任せませんか?彼らは今ファリオン王国にいるから」
「ふむ、いいだろう、そのワイバーンも生まれたまもなく呪を掛けられたので大丈夫だろう」
テランドが悩みながらも、サテリアラに任せることにした。
生まれたばかり、しかも力が封印されたワイバーンに、勇者が負けるはずが無いでしょう。
ただ神々が一つの可能性が起こると誰も考えなかった。
ありえない程不可能の可能性だから。
まさか、そのワイバーンが神呪を解けるとは誰でも思わなかった。
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これで主人公が生まれて10分経ちました。
やっと物語が始まりました。
(^_^)//