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3-23 古代遺跡で:影の傭兵組織“ノクス・ギルド”

 勇者一行を追う影たちは、影妖クルスの指示に従い、今回の暗殺ターゲットがユーマ・ヴァレンティアに決まったことに困惑していた。


 本来、最優先ターゲットは覚醒した勇者、レオンハルト・グランベルクかミリアだと考えていたからだ。


 若いユーマが選ばれたことに、傭兵たちは戸惑いを隠せなかった。


 だが、彼らはプロの傭兵である。


 瞬時に冷静さを取り戻し、作戦を練り始める。


 影妖クルスに雇われた影の傭兵組織――ノクス・ギルド。


 今まで一度たりとも任務を失敗したことはない。


 古代遺跡の正確な場所は未確認だが、向かう先には峡谷が広がっている。


 そこでパーティを分断し、ユーマを葬り、あわよくばレオンハルトも仕留める――完璧な計画だ。


 だが、不確定要素として、ミリアの存在が立ちはだかる。


 彼女のトリッキーな行動は、作戦の行方を予測不能にする要因だった。



 一方、勇者一行では、ミリアが盛大なくしゃみをした。


 「へっくしゅ!」


 レンカが心配そうに尋ねる。


 「どうしたの、風邪?」


 「いや、誰かが噂しているのかも」


 「それなら良いけど、ハイポーションでも飲む?」


 「いや、大丈夫。それよりもうすぐ峡谷です。狭くて、縦一列にならないと進めません」


 俺は即座に隊列を再編成した。


 前から順に――ミリア、ダリオ、レオンハルト、レンカ、エリシア、俺。


 ミリアは、案内役と忍者として斥候を担当。


 ダリオは重戦士で、万一の盾役。


 レオンハルトはダリオのすぐ後ろで、戦闘時に即座に前へ出られる位置。


 レンカは後方で、奇襲に備える。


 エリシアも後衛。


 俺は、殿しんがりとして最後尾を務める。



 勇者一行の隊列変更――そして殿がユーマであることは、即座にノクス・ギルドに伝わった。


 傭兵たちはすぐに作戦を練る。


 幸い、先頭のミリアはユーマから距離があり、影に気づかれにくい。


 傍にいる非力なエルフとレンカは聖職者で、直接の戦闘には参加できないだろうと見積もる。


 レオンハルトは前衛に近く、重鈍なドワーフ――ダリオは、ミリアが襲撃に気づいても、ユーマへの援護には動きが遅いと予想される。


 傭兵たちの唯一の誤算――レンカをただの聖職者だと軽視したこと、そして勇者一行の実力を侮ったことだった。

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