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七人の勇者と婚約者殿~世界と異世界を救う絆の物語~  作者: 童爺
第2章 学園都市イーバラット
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2-25 ダンジョン攻略完了

 学園祭も終わり、秋の季節。


 生徒会パーティでダンジョン攻略に挑むことになった。


 前衛は俺、戦士、斥候。

 中衛にレンカ。

 後衛はシルヴィアと聖職者で構成される。


 この頃になると、斥候は盗賊寄りか暗殺者寄りかのいずれかに分かれる。


 盗賊寄りなら罠解除スキルが伸び、暗殺者寄りなら戦闘スキルが優先的に伸びる。


 今回は暗殺者寄りの斥候だ。


 斥候はバックスタブで魔物の背後に回り、致命傷の一撃を入れて次々と屠っていく。


 戦士は憎悪ヘイトを稼ぎ、盾役としてタンクを務める。


 シルヴィアと聖職者はクロスボウで後衛を掃討し、メイジやシャーマン系の魔物が出現したら、聖職者が最優先でサイレントを唱える。


 俺は前衛として敵を斬りつつ、状況に応じてレンカの指示で中衛に下がり魔法で援護する。


 レンカは中衛でショートスピアのリーチを活かしながら、全体の指示をこなす。


 今回の司令塔はレンカだ。


 こうして俺たちは、深層九階層まで難なく進むことができた。



 十階層ではミノタウロス、ハイ・コボルト、ハイ・オーガが出現する。


 オークは四層以降、なぜか姿を現さない。


 最弱でもホブゴブリンが出現し、ボスはゴブリンジェネラル、キング、クイーン――これは先輩たちから事前に情報を得ていた。


 九層のセーフポイントで十分に休息をとった後、十層へのアタックを開始。


 最初に遭遇したのは単騎のミノタウロス。


幸い群れない個体だった。


 戦士が角によるチャージを盾で受け止める間、斥候がバックスタブを狙うが、皮膚と筋肉が硬すぎて致命傷に至らない。


 そこで俺はハイ・バインドで全身を蔦ごと拘束。


 完全に固めたところで戦士が距離を取り、魔法とボウガンで遠距離攻撃を重ねる。


 弱ったところで前衛とレンカでとどめを刺す。


 戦士が頭蓋骨を叩き割り、斥候が首筋へダガーを突き立て、レンカは心臓へ鋭い突き。


 俺はレンカが開けた胸の穴にショートソードを押し込み、心臓を貫いた。


 こうしてミノタウロスを撃破。


 その後もハイ・コボルト、ハイ・オーガを立て続けに討伐する。

 

 ホブゴブリンの集団にはメイジとシャーマンが含まれていたため、聖職者とレンカがサイレントを発動。


 声を失った隙に、ホブゴブリンの後衛をファイア・ボールとボウガンで掃討。


 戦士はヘイトを集めて前を抑え、俺は盾を構えて前衛線を維持。


 斥候は爆炎に紛れて背後へ回り込み、残るホブゴブリン・メイジをバックスタブで屠る。


 俺は爆発後に距離を取り、残った前衛をハイ・バインドで拘束。


 戦士・俺・斥候で一気に殲滅した。


 こうしてホブゴブリンを全滅させ、ついにボス部屋の前へ到達する。



 ここで装備を変更する。


 事前調査でボス部屋は広く天井も高いと聞いていたため、全力で動ける装備に換装した。


 戦士はバスタードソードと新しい盾、


 斥候は少し長めの新ダガー、


 俺は童子切安綱とラウンドシールド、


 レンカは蜻蛉切、


 後衛二人はクロスボウに矢を装填。


 隊列を整え、作戦を最終確認。


 レンカと聖職者でサイレント。


 俺とシルヴィアでファイア・ボールを連発して絨毯爆撃。


 その後、生き残った魔物を前衛が処理する方針で一致した。


 ヒールポーションとマナポーションを補充し、休憩を挟んでからボス部屋の扉を蹴破って突入。


 五体の魔物を確認し、作戦通りサイレントとファイア・ボールを連発。


 爆発が止むと、五体の魔物はなお立っていた。


 さすがゴブリンジェネラル三体、そしてキングにクイーン。


 満身創痍ながら最後の抵抗を見せる。


 追撃に移り、俺はアイスランスとサンダーボルトを叩き込む。


 ジェネラル三体を撃破し、キングとクイーンは痺れて動けない。


「今よ!」


 レンカの号令で前衛が突撃。


 戦士はバスタードソードを振りかざしキングへ突撃。


 俺は側面へ回り込み、首を狙って攻撃。


 キングは戦士の攻撃で生まれた隙に俺の一撃を受け、致命傷となり沈黙。


 斥候はクイーンの背後へ回りバックスタブ。


 レンカが正面から心臓へ突きを叩き込み、クイーンも沈黙した。


 こうしてボス部屋を攻略。


 奥の祭壇に安置されていたクリスタルが輝き、攻略完了の合図が告げられる。


 クリスタルを取得した瞬間、転移魔法陣が展開され、全員が一気にダンジョン外へ転送された。



 待ち受けていた教師にクリスタルを提示すると、驚きの表情。


「……最短期間での攻略、レコード更新だな」


 皆でガッツポーズを決めた。


 通常は四年生になって初めて攻略完了する者が出るが、三年生での達成は初めてだ。


 報酬は

 ・表彰状

 ・攻略完了を示す勲章

 ・常時体力が回復するアミュレット

 ・半年間の学食無料券


 アミュレットはありがたく、学食無料券は貧乏貴族の次男である斥候と戦士に大好評。


 斥候・戦士・聖職者の三人は表彰状と勲章で箔がつき、就職にも有利だと喜んでいた。


 四年生になる前に、戦士と斥候は国立騎士団への入団が決定。


 戦士は騎士、斥候は特別斥候部隊への配属。


 聖職者は通常は下級から始まるところ、中級聖職者としてのスタートが決まった。


 あとは単位と命を落とさず卒業するだけ。


 未来は明るい。


 俺とレンカは魔導通信で両親に攻略完了を報告した。


 画面の奥で執事が「坊ちゃん、御立派になられて……」と涙を流していた。


 レンカの方も同じ光景だった。

 スマートフォンで読んでみたら読み辛かったので、改行を入れました。


 本文には、手を加えていません。


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