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委員会報告


時は過ぎ、ついに7時限目のLHRだ。


委員長の柏原くんが号令をかける。

『起立ー。気をつけー…』

『ちょっとSTOPして。』

まただ。この先生は、学校で1、2位を競うほどの(競うな)厳しい先生だ。

隣のクラスの挨拶はもう聞こえてくるっていうのにね。

『男子、第一ボタン閉めろ。腰パンはなおせ。何?元々短足?それは、済まなかったな。女子、第一ボタン閉めてスカートはひざ下丈。ださい?それが制服、つまりフォーマルウエアだ。ほら、リボンもきちんと着けろ。』

みんな少し不満げだが、先生はチェックを入れているので呼び出しを喰らうよりマシとばかりに、服装を正す。

『よし、号令続け。』

『え~と今から、学校祭進行委員会の報告をします。礼!』

『お願いしまーす!』

みんなの声がそろう。


だが、私は委員会の報告が気になって仕方がなかった。

柏原くんが続ける。

隣では、嵯峨さんが黒板にスラスラと綺麗な字で書いていく。

目の前では、書記補助の瀬戸さんがノートをとる。

『ステージ発表の件ですが、文映部との交渉は条件付きで台本を書いてもらえることとなりました。皆さんが良ければ、中間進行状況はOKということになりました』


みんなが拍手する。だが、条件に対して私たちがOKを出さなければ辞退と言うことになるのだ。

あの、文映部のことだ。自分たちの利益に繋がることか、とんでもない超難関条件なのかもしれない。


柏原くんが言いにくそうにしている。

やっぱりな…


何か―――


嫌な予感がする…


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