☆中等部篇☆
学校の先生は 生徒にたまに言う…
『日記をつけなさい。一言でいいから、あとから見たとき何よりも宝になる。』
毎日 毎日 同じことの繰り返しなのに、何が宝だ。
私は 蹂躙学大学付属中学部3年の 華播 麒麟。
こんな名前だけど、一応 青春真っ最中の女子中生です!
と、同時に受験生でもあります…
まぁ、このまま蹂躙学大学付属高校部に進むつもりだけどね♪
日記つけろ なんてよく言うよね~その時間を勉強に当てた方が ずっと、ずっとマシ。
そんなワケで、先生の話なんか 私にとって馬耳東風な感じ。
『華播~!おはよ~』
えーと…あ!2組の 加山さんだ。
『ねぇねぇ、卒業思い出でさー日記つけない?』
ま、まじすか…まぁ、別に見せるわけじゃないしね…
『うん。いいよ~♪』
とは、返事したものの、書く気なんてさらさらない。
加山さんみたいに、可愛いくってみんなから人気がある賢い人は日記ネタあるんだろうけど、私みたいに真面目だけがとりえの 人間なんて、毎日どう違うんだって話。
書いたって、先生の話を真面目に聞いている人って陰口叩かれるだけ。
考え過ぎかもしれないけど、好きでそうなったんじゃない。
そう、中1の後半までは…